ボウリングボールは毎月10~15個程度新製品が発売され、1年間で考えてみるとおおよそ150個
2年経てば約300個、3年経てば約450個!
そんなに発売したらネタ尽きないんか~って思いますが、ボールメーカーだって商売ですから全力でボウラーのボール欲を揺さぶりにきます
みなさん、こんにちは!
その揺さぶりに簡単に屈するドリラー芦川和義です
「そろそろボール欲しいな~」とか「あのボール出たじゃ~ん」てな具合でちょっとづつ増えていくわけです
ボウラーはどんな時に欲しくなるのか?って記事を以前、松Pが100人のボウラーにガチでアンケートしていました
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ボールが欲しくなるのはどんな時?100人アンケート
ボウリングにハマっていくとボールへの興味も深まっていきますね 最近ではプロボウラー顔負けの数を持っている方もいます 数が増えてくると、お手入れも置く場所も必要になってくるし何より数や特性を把握するのも ...
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みなさんボールを買う理由は様々ですが、いざ買おう!ってなった時に
何買っていいかわからない
良いボールはどれなの?
こんな声が聞こえてきます
その悩みを解決すべく過去に多くの玉に関する記事を書いてきました
たくさん発売される中から色々調べたり、専門家に相談したりしながら自分の要望に合った玉に出会って欲しいという気持ちがありました
もちろん、色が気に入ったとか、安く手に入ったからなんて理由でも良いんです
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ボウリングのボール選びは用途を絞ってシンプルに決定
毎月発売される新作ボウリング用マイボール 「どの玉買おうかなー」 「コレ気になるなー」 などなど、何かとボウラーにとって新しいボールは気になるアイテムです。 日本のボウリングメーカー各社は海外のボール ...
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オイルの長さやオイル量にあったボールを持って守備範囲を広げよう
1番 センター 松本 2番 ショート 河埜 3番 セカンド 篠塚 4番 サード 原 5番 レフト クロマティ― 6番 ファースト 中畑 7番 ライト 吉村 8番 キャッチャー 山倉 9番 ピッチャー ...
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コアのお話
今回はボールの中に埋め込まれているコアの事についてのお話です
まずメーカーのホームページやカタログを見ると小さくコアのイラストが載っています
見たことありますか?
中に埋まっているので実物を見たことがある人はほとんどいないと思いますが、ボールのイベントに行ったことがある人はボールのカットサンプルを展示してることがあります
この目に見えなくて色んな形状があって深くて難しそうな部分なだけに興味をそそりますよね?
今回はかなりの専門知識が必要となりますのでこの方をお呼びいたしました
ハイスポーツ社
MATSUYA氏
自社のYOUTUBEでもボールの詳しい話をわかりやすく、時には面白おかしく解説しています
NAGEYOでも過去に何度となく開発秘話や深イイ話をテンコ盛りに話してくれました
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なんでこの玉は人気なの? メーカーの人に聞いてみよう 第2弾STORM マーヴェル編
ボウリングボールには不動の人気を誇るヒット作が存在する。曲がるぜ!とかピンアクションがすごいぜ!とか感想は様々だが口をそろえて良い玉と表現する。人気のシリーズ玉の秘密をメーカーの担当者に直接何が良いのか?どんな特徴がボウラーに指示されているのかを聞いてみました。2回目の今回はSTORM社のマーヴェルシリーズを選びました。が!話は尽きずにボウリングボールトークは終わらなかった続編がありそうですがまずはコチラをご覧ください
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見せて貰おうか ハイスポ 社の新社屋の性能とやらをw
ボウリング世界大会でのボール利用世界シェアNO1であるSTORMブランドの国内正規取扱い企業であるハイスポーツ社、神奈川移転に伴い新社屋を探検してまいりました。
ご案内頂きますはお馴染みMATSUYA氏続きを見る
それでは明快な答えをくれるMATSUYA氏に今回の質問をぶつけてみることにします
マスバイアスってなんですか?
できれば簡単に
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たくさんの共通点があるので理解しやすいと思います
コアが若干ですが左側に偏っているのわかりますか?
↓
写真だとすごくわかりにくいのでイラストにします
↓
コアが中心よりも若干左側にズレています
ピンインボール
これはコアがまっすぐ入っています
最近はほとんどなくなりましたが、ピュアウレタンが主流の30年ほど前はほとんどピンインボールでした
ピンアウトボール
当然コアが偏って入っているのでCG(重心)の位置も変わってきています
これをピンアウトボールと呼びます
よくピンアウト2インチとか3インチ半なんて言い方をしますね
参考
30年ほど前は表面上の重さの差(サイドウェイト)などの静的バランスがボールの曲がり大きく影響するって言われており、僕自身もバランサーを使用してサイドウェイト3/4ozとか7/8ozとか測りながらドリルしていました
その後、コアの傾きがボールのリアクションに、より大きく影響しているとわかるようになりピンアウトボールが注目されるようになりました
それまでピンアウトボールは不良品なんて言われることもあったんですよ
コレがピンアウトの理論であり中玉の方向を示すマスバイアスです
コアが左に偏って入っているので表面に一番近くなる場所がボールペンでところです
イラストにすると
↓
それを私達は仮想マスバイアスと呼んでいます
対称コアを積んでいるボールはマーキングしていないだけですね
ロックシリーズに使われているRAD-Xコア
フィジックスシリーズに使われているアトミックコア
コアの側面がどっちにあるのかを示すためにピン、CG以外にマスバイアスのマークを打ってあります
コアの傾きと捻じれを把握するために必要なんです
そもそも対称コアって?
このように左右の形や、重さが同じものを対称コア
身の回りであるものをコアに例えると「コップ」とか「ペットボトル」なんていうのは対称コアです
丸っこいピンとCGの2点の印が付いている
では非対称コアって?
右側から見た時と左側の形状(比重)が違うものを非対称コア
身の回りであるものをコアに例えると「マグカップ」なんかは非対称コアです
この取っ手の部分がどこにあるのか表示するために非対称のボールには3点の印が付いている
ピンCGの他に写真下のコアの側面を表すマーク(ボールやメーカーによって印が違う)が打たれています
しかし非対称コアが捻じれて入るといわゆるマスバイアスの位置が「直線」とか「くの字」「逆くの字」などができあがるってことです
直線
くの字
そういう理由だったんですね~
ネット通販とかに書いてありますね
穴ぼこが開いているんです
このようにコアはこれからも進化を続けていきます
対称コアでも非対称コアでも、マスバイアスの効果とは「どのあたりでコアを立ちあがらせるのか?」の要望に応えられる存在なんです
最後に対称と非対称コアの動きの違いを教えてください
まず対称コアのが回転がまとまりやすいのでボールの立ち上がりが早くから起きます
そのため、曲がり始めてからも動きはまとまりやすい
回転がまとまらないから直進しようとする力も強いですし、立ち上がりも急激になります
なかにはコアのブレをカバーでまとめようとして作るボールもあります
ポイント
対称コアはまとまりのある安定した動き
非対称コアはブレの大きい急激な動き
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この後も二人はボールの話や昔はこうだったなどの話で盛り上がっておりました
まだまだ聞きたいことありますが
今日のとこは
この辺で
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お疲れさんでございます!