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ボウリング場のメカ裏ってどーなってんだ?ボウル・モア編

投稿日:2016.02.17 更新日:


普段ボウリングしている時は考えもしませんでしたが、よーく考えてみると

 

投げたボールは自動で返って来る

倒れたピンもは自動で払ってくれる

自動で新しく10本立て直してくれる

 

21世紀となった今では人間の代わりに機械やロボットが自動的にやってくれるのは当たり前の世の中となりましたが、ボウリング界ではかなり昔(1960年代)から自動でピンをセットしてくれる自動ピンセッターが普及しました

 

でも・・・・

ピンセッターってどうなってんのか

見た事ある?

 

ボウリング歴は長くても意外と見た事ある人って少ないんじゃないかな?

今回は普段なかなか見ることのできない自動ピンセッターの裏側を見せてもらいに行きましょう

やって来たのは、スポルト浦和国際ボウル

今回の取材も安全第一

不慣れな場所で頭ぶつけないように渡しておきましょう

(笑っていますが、実はかぶりたくないと本気でごねていた)

 

ヘルメット(980円)

&

LEDライト(1480円)

 

うん、似合ってます

新人メカニックも準備が整ったので

出動!

 

今回の親方

ちなみにできる子です

潜入メカ裏

一番端のレーン横にある通路を通って行きますが普段は関係者以外立ち入り禁止です

お邪魔しまーす

到着すると金属製のデカいマシンがズラーッと並んでます

この写真だけ見るとボウリング場とは思えない

 

真正面に立つとこんな感じ

下の円盤がぐるぐると高速回転しています

 

この工業チックなとこが妙にカッコいいのと、グリスと金属の匂いがたまんないっす

 

それでは親方に機械の説明をしてもらいましょう

ボールが戻るまでの動き

機械の床面にある円盤がグルグルと高速回転していて、ボールが来ると遠心力によってガイドに運ばれて来ます

隣接している回転ベルトに移動

このベルトから放出されレーンの下にあるレールを通ってアプローチのボールリターンへ戻って行きます

 

一連の動きは、こんな感じね

想像以上に速い!

 

ピンがセットされるまでの動き

ボールは瞬間的に返ってしまったので、次はピンがどうなっているのかを説明してもらいます

同様に回転盤の遠心力によって手前にあるドラム下に集まって来ます

集まって来たピンは回転する大きなドラムによってマシン上部のエスカレーターまで運ばれて行きます

ピンはからでもおからでも運べるようになっています

 

下からではどうなっているのかわかりにくいのでマシンの上に登ってみます

気を付けて―

単独登頂成功!

 

足元は狭いうえに結構な高さがあります

常に色々なパーツがガチャガチャ動いているので巻き込まれたりしないかちょっと怖いです

 

上から見るとこんな感じでドラムとエスカレーターがあります

ドラムによって運ばれたピンは、ドラム出口でピンの向きを統一しエスカレーターに受け渡されて運ばれて行きます

 

エスカレータの先には、ピンが配置されると回転するユニットがあります

 

角度を変えてみましょう

 

エスカレーターから運ばれたピンが配置されるとクルッと回転します

10本の配置が完了されると一斉に下に落ちます

下に落ちると準備完了となりピンセットを待ちます

 

更に下から見てみるとこんな

フレームが進むといよいよセットされます

セット完了

 

それぞれのパーツが絶妙なタイミングで動いてピンセットされて行く様は、見ているだけでも飽きないです

まるで小学校の時に行った工場見学のような気分

1サイクルのタイム計測

ここまでの動きは、いったいどのくらいの時間がかかっているのでしょうか?

実際にストップウォッチを使って計測してみます

 

1投目の状態から2投目を経由して次のピンセット完了までを計測を開始します

よーい

スタート

 

セット完了

タイムは

20秒ちょいで機械は2投目を経由して、続けて新しく10本のピンをセット

かなり速い気がします

ちなみに1投目から2投目までの切り替わりの時間は10.63

2投目から1投目までの切り替わりは9.08

計測が終わりすっかりその気になってしまった新米メカニックは、調子が出てきたようで機械の調子をチェックし始めました

異常なし!

だそうです

ボールリターン事情

メカ裏のレポは終わったので次はアプロ―チにあるボールリターンを見せてもらいます

カバーをは外してもらうとココでも回転ベルトがありました

ピンセッターマシンから放出されたボールがリターンマシンの下に到着しボールをリフトします

稼働中は高速で回転しているため、すごい勢いでボールが出て来ますから絶対に手を突っ込んぢゃダメですよ

ボール到着タイム計測

ココでもタイム計測してみます

実際に投球してボールが何秒で返って来るのか?

計測の仕方は機械が動き出した瞬間に計測開始

ボールリターンにボールが現れたら計測終了

カズヨシ行きま――す

  • 1回目計測タイム13.89
  • 2回目計測タイム 9.50
  • 3回目計測タイム12.94
  • 4回目計測タイム12.88
  • 5回目計測タイム11.45

5回の平均タイム12.33秒でした

 

  • 補足情報
  • 100m走中学2〜3年生の標準タイム
  •  
  • ブータンの100m走の最速記録は12.15秒
  • 17歳のタシ・デンドゥップ選手が記録保持者ですw

ちなみに芦川は足が遅いので15秒くらいかかります

なかなかの大仕掛け

実際にピンセッターマシンを見て思ったのは、かなり大がかりな仕組みになっているのと、投げ終わってから次の投球準備に入る前にピンのセットが完了し、さらにボールが戻っていなくてはいけない

それが大体10秒ちょっとと考えると実にナイスなタイミングで動いています

 

そして、1個1個の部品がかなり高そうなので、壊れちゃったとか、折れちゃったなどはかなり高額の部品代がかかりそうですね

しかもレーン数が多くなれば多くなるほど消耗部品代や修理代がかかると思うので、この設備で1ゲーム500円前後で投げられるのは、ある意味ボウリングは安いと思いました

勉強させていただきました


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芦川和義

神奈川県横浜市「Drill処あしかわ」完全予約制ドリル専門店店主、一般社団法人 レッシュ・プロジェクト公認 マスター級トレーナー 「ボウリング レッシュ4スタンス理論 25%の共鳴」(ベースボールマガジン社 )を執筆 同理論を元にした、ボウラー向けのセミナーやレッスン、ボウリングボールのドリルをプロアマ問わず提唱しています。 また2015年9月TBSマツコの知らない世界をはじめ多くのTV番組に出演





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