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行けっフィアレス隊! それぞれの個性を魅せてくれ~

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仕事していても

魚と戯れている時も

忍んでいる時も

試してみたーーーい!

って思っていることがある

 

和義が試してみたいこととは?

これまでボールに関する記事をたくさん書いてきました。ボールは毎月新製品が発表されますしスコアの良し悪しに大きく影響している重要なアイテムです。
当然これを読んでいる皆さんにも興味深いアイテムだと思います。

ボールの走りや曲がりに大きく影響しているのは表面素材コアだというのはご存じでしょう。でも最近巷でよく聞かれるレイアウトってボールの動きに影響しそうだけど難しくてイマイチよくわかんないって人も多いんじゃないでしょうか?

その第一弾として公開したのがピンアップとピンダウンの違い記事。動きの違いを数人のボウラーで検証した記事です。
経験の浅いボウラーから経験豊富なボウラーまで、どのようにボールレイアウトを感じられるのか?を知りたかったのです。

参考ピンアップとピンダウンて聞いたことある?~違いをみんなで体験しよう~

ピンアップとピンダウンという用語を聞いたことがありますか?ボールの動きの特性を決める要因のひとつなのですが、それぞれの動きはどんな特徴があるのかを4人のボウラーで検証してみました。その違いを感じられるのか?気のせいではないのか?どんな検証結果になるのか?
この検証実験が皆さんが新しくボールを作るときの参考になればと思います

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この記事で検証してわかったことは、自分が思っていたよりピンアップとピンダウンの差は大きかったってことです。
そして今回は第2弾としてはPAPからピンマークまでの距離が違うボールを用意してみんなで投げてみるってやつをやりたいんです。

PAPってなんすか?ドリラー和義お兄さんの今さら聞けないボールのお話 第1弾「PAP」

良い子のみんな~ ・ ・ ・ こんにちはーーーー \(^0^)/ 今日はみんなに今さら聞けないボールのお話をするよ~ ↓ ちょっと難しいところもあるかもしれないけど 頑張ってついてきてね♪ &nbsp ...

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準備したもの

レイアウトの違いを感じるためには同じボールを用意して比較することで違いがよくわかると思います。そんなわけで今回芦川和義が用意した玉は、極端なボール性能ではなく市場に発売されているボールの中で中間的なポジションにあるものを選ぶことにしました。

前にも登場したこのボール
Brunswick
フィアレス

プラグこそしているものの程度も良くて動きも見やすいので、このボールに決めました。

このボールのレイアウトは芦川和義のPAPをベースに80°×4×50°でドリルしました。このボールのレイアウト違いを2個ドリルして合計で3種類の準備をします。

このレイアウトでドリルしまっせ。

ココがポイント

80°×3×50°

80°×4×50°

80°×5×50°

左に書かれているドリルアングルは80°、右に書かれているVAL角は50°で統一してます。

レイアウトとは?ドリラー和義お兄さんの今さら聞けないボールのお話 第2弾「レイアウトの数字」

ボウリングボールの紹介動画を見ていると「今回のレイアウトは~」とか、ボウラーのトークでも「どんなレイアウトにしようか?」なんて会話が聞こえてきます。よく聞くレイアウトというワードなんだけどイマイチよくわからない人もいると思いますので、ドリラー歴25年の芦川和義お兄さんが解説していきます。意味は分からなくてもいいので「ふ~ん、こんなこと言ってんのね」ってわかればもっとボウリングが面白くなってくると思います。とは言え専門知識でもあるので内容的にはマニアックですが読んでみてねー

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この写真のように
ピンマークからPAP(回転軸)までの距離だけ変えてます。

さーらーに!

 

サーフェイスラボを使って3個のボールの表面仕上げを同じにします
500番アブラロンの後、2000番のアブラロン仕上げ

しーかーも!

使用していたボールにはイオンパワーSジェルパックを使用してオイル抜きをします。

イオンパワーSジェルパック オイル抜き
参考玉もお肌もお手入れは必要 イオンパワーSジェルパックの実力

使い終わったらボールクリーナーを使用したり、オイルリムーバーを使用したりして日頃からボールのお手入れを欠かさない良い子にニューアイテムの紹介です。イオンパワーSジェルパックというオイル抜きが簡単にできる優れものです。使用する度にオイルや汚れを拾ってきてしまいボールのパフォーマンスが目に見えない速さで落ちて行ってしまうのはご存じの方も多いでしょう。最初のころはもう少しまがったのに、もっとピンアクション良かったのに最近元気なくなってしまったなーって感じたらこのアイテムを試して欲しいです。安価だし15分でできる優れものですよ

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できた!

遠くて違いが良くわからないので、もうちょっと寄ってみましょう。

ピンマーク~PAPまで
3インチ

 

ピンマーク~PAPまで
4インチ

 

ピンマーク~PAPまで
5インチ

並べてみるとピンマークの位置が違うのがわかりますね。

実験会場へ移動

この3個のボールをみんなで投げるために移動します。会場は毎週投げているラウンドワンわらび店です。

今回は芦川和義のPAPからレイアウトしたものです。
他のボウラーとはPAPの場所が違いますが、3個の違いは体験できるであろうとのことで検証を進めて行きます。

とりあえず適当に投げてみましたが、いきなり問題発生!

どのボールを投げたのかがわかりにくい…。

そんなわけで
名前を付けます。

ボールにテープを貼って名前を書きます。

3インチレイアウト
くま

 

4インチレイアウト
ねこ

 

5インチレイアウト
いぬ

 

わかりやすくなったので改めて投げて行きます。

 

ボウラー1人目 トシさん 両手投げボウラー

ボウリング歴4年
週3~4回ほど投球
アベレージ 190点
好きな戦国武将 織田信長

3インチくま

奥の曲がり幅は少ない。

4インチねこ

最後の食い込み幅が大きい。

5インチいぬ

走りが感じられて動き幅も丁度いい。

個人的にはこれが扱いやすい

トシさん総評

いぬが気に入りました。キレが良くて走りも長いのでフッキングからピンヒットまでの距離が短くて狙いやすかったような気がしました。
他のボールは、少し直進が短くフッキングからピンヒットまでの距離が長くコントロールが難しく感じました。

 

ボウラー2人目 なおくん スピード速めの両手投げボウラー

ボウリング歴2年
週1~2回ほど投球
アベレージ 185点
好きな戦国武将 上杉謙信

3インチくま

手前でキャッチしている感じはする。

その分、先の動きが緩い。

4インチねこ

先の帰りが一番強い

5インチいぬ

先で曲がって来るイメージが強い。

いわゆる走ってキレるって感じ。

なおくん総評

レイアウトだけが違うボールの投げ比べは初めての経験でしたが、レイアウトの違いで全く別物に感じるくらいのリアクションに差があり正直びっくりしました。

 

ボウラー3人目 あおやまくん スピード速めでアウトサイドから投げる

ボウリング歴 5年
週2回ほど投球
アベレージ 180点
好きな戦国武将 武田信玄 

3インチくま

強いなーって感じる。

4インチねこ

いぬとの違いがイマイチわからない…。

くまいぬの中間。

ピンアクションが良く感じる。

5インチいぬ

ねことの違いがイマイチわからない…。

動きが緩いからショートコンディションに使いたい。

あおやまくん総評

個人的にはオイルの濃淡がわかるようなボールでした。ねこのレイアウトが一番いいですね!

 

ボウラー4人目 松P 今回唯一の女子ボウラー

好きな戦国武将 いません

3インチくま

メリハリがあって曲がり幅が見える。

4インチねこ

走りと曲がりのバランスが良い。

先まで行き過ぎないし、予測できる範囲内で曲がる。

5インチいぬ

私の球速だと手前で起き上がるように感じる。

松P総評

もともと大人しいボールなのにレイアウトを変えるとそれぞれに個性が出て違いがあることに改めて驚きました。
レイアウトでボールの印象も変わりますね。

レイアウトを考えるのは、なかなか難しいと思うのでドリラーと相談することをお勧めします。

 

ボウラー5人目 かずよし 週一ボウラー

ボウリング歴 30年
週1回ほど投球
アベレージ 200点
好きな戦国武将 うう~決めかねる
足軽だけど鳥居強右衛門のエピソードは心を打たれた

3インチくま

手から離れた時からゴロゴロよく回転する。

先の動きはおとなしいから読みやすいが物足りない。

オイルが短い時や先の動きがコントロールできない時使ってみたい。

4インチねこ

レーン中盤で急に立ちあがる。

先の動きが強く出るからオイルゾーンから投げても安心。

オイルが薄い時は必要以上にインサイドに寄りたくなってしまう。

5インチいぬ

先まで軽快に走っていく。

ほんとに曲がって来るの?って不安になる。

オイルが薄い時、遅い時には楽に投げられそう。

曲がり幅は鋭いが小さい。

かずよし総評

今回はPAPから3、4、5インチの距離を設定しました。3インチのボールと5インチのボールの動きの差はかなりあると思っておりましたが、3インチと4インチ、4インチと5インチの差がどのくらいなのか?が楽しみでした。

実際に投げてみると1インチの違いはかなり動きに影響するなと再確認することができました。
傍から見ただけでは大きな差はないように見えるけど、使ってみるとかなり違うぞ!って思いました。

 

なぜ動きが変わるのか?

外からは見ることができないのですが、ボールの内部にはコアが埋め込まれているのはご存じだと思います。そのコアをどのくらい傾けるのか?がレイアウトであり、その差をどれくらい感じることができるのか?が今回の実験目的でした。
PAP(回転軸)からコアの傾きを変えることで、日坂教授が言う「グラつき効果」が発生してボールのリアクションに違いが出てくるんですね。

参考ボウリングボール選び基礎知識講座vo2:講師ヒサカプロショップ日坂義人

前回日坂教授にはボウリングボールの表面素材についてのお話しを頂きました ボールの曲がりに大きな影響を与えているのはボールとレーンの摩擦が何よりも大切と言ってましたね 途中でお客さん来たので待たせていた ...

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通称くま

 

通称ねこ

 

通称いぬ

このように、コアの角度が異なることでリアクションを変化させることができます。
当然のことですがレイアウトを変えてもボールの性能を超えることはできないので勘違いしないようにしましょう。

例えば、オイルに反応しやすいボールをオイリーレーンで使えるようにしてくれ!とか手前からレーンにキャッチしていくようなボールをドライレーンで使えるようにレイアウトしてくれ!などはとっても難しいです。

最初に決めるのはレイアウトではなく、用途に合ったボールを選ぶことが何よりも大切です。
そこから「先の動きを強調したい」「安定した動きにしたい」「走りを強くしたい」というように伝えていくのが良いでしょう。
その声を元にドリラーは最適なレイアウトをしてくれると思います。

ハイ!
玉ざんまい


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芦川和義

神奈川県横浜市「Drill処あしかわ」完全予約制ドリル専門店店主、一般社団法人 レッシュ・プロジェクト公認 マスター級トレーナー 「ボウリング レッシュ4スタンス理論 25%の共鳴」(ベースボールマガジン社 )を執筆 同理論を元にした、ボウラー向けのセミナーやレッスン、ボウリングボールのドリルをプロアマ問わず提唱しています。 また2015年9月TBSマツコの知らない世界をはじめ多くのTV番組に出演





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