技術・知識

実験した結果ポリッシュは下地処理でかなり動きが違うんだぜ!

投稿日:2020.04.05 更新日:


改めて見ると
ボウリングの玉って色とりどりでキレイっすよね

こんなだったり

 

マーブル系だったり
単色系だったり

んん?

 

やっぱり!

 

お気づきでしょうか?
上の4個すべてポリッシュ加工して売られている玉なのですが、艶の出方が違うんですよ

もう一回見てみます?

赤い玉のが艶があって、黒い玉はポリッシュされているけど若干くすんでる

こちらも同様ですね

違いわかりましたか?

それぞれを単品で見てみると違いはわからないですが比べてみると違いがわかります

 

メーカー発表の表面仕上げ

まずは各社のホームページに行って上記の4個の玉の表面仕上げを調べてみました

カタログやホームページで調べてみるとやはり若干の違いがありました
一言でポリッシュ仕上げと言っても当然メーカーが違えば使っているポリッシュ剤も違うでしょうし加工の方法も違うはずです

1000番アブラロンポリッシュや1500番アブラロンポリッシュ
当然レーンの走り方や曲がり方も違ってくると思います

今回は

それを実験します

 

実験に使用する玉と表面加工

BRUNSWICK FEARLESS フィアレス
オイルが多くないレーンコンディションで活躍してくれるのが気に入っている
芦川和義のスタメンボール

これを3段階の表面仕上げをして試していきます、当然この表面仕上げを担う優れものと言えば

どどーーん

SURFACE LABO
サーフェイス・ラボ

ポイント

従来マシンよりパネル操作を簡略化

アブラロンパッド™を使用し、ボール性能は維持

希望通りの表面加工を全自動で

従来マシン同様のシステムで故障の少ないシンプルで清潔な設計

メーカーホームページより引用

500番、1000番、2000番のアブラロンパッドとポリッシュ加工が可能
ボール下部でパッドが高速回転し表面を好みの状態に仕上げてくれるよくできた子です

サーフェイス・ファクトリーでボールの表面加工が超カンタン

洗い、すすぎ、染み抜きならぬキズ取り、ボウリング界の白物家電的な灰色の電化製品 全自動ポリッシングマシーン 皆さんは愛用してますか?それとも一生懸命手作業ですか? 投球するレーンコンディションに合わせ ...

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500番➡ポリッシュ

1000番➡ポリッシュ

2000番➡ポリッシュ

この3種類の加工を施し
投げ比べてみます

アブラロンパッドの数字が小さくなるほどが荒い加工、大きくなるほど細かい加工

 

500番➡ポリッシュ加工

まず最初にやるのが一番荒い表面からのポリッシュ加工

スイッチオン!

名曲を聴きながら待ちましょう

完成!

 

艶は出ているんだけど良ーく見ると500番のアブラロン跡が残ってます

 

準備はできたので行きます!

 

 

外は結構雨降ってますが

Drill処あしかわから徒歩3分ほどで到着

横浜ヤングボウル

 

1ゲーム投げながらポケットに行くラインを見つけます

メモ

立ち位置30枚 スパット17

見た目は艶があるけどオイルの上でも滑りすぎる感じはない
バックエンドの動きも激しくないのでコントロールしやすいと思った

 

じゃいったんDrill処へ戻ります

 

500番➡1000番➡ポリッシュ加工

ボウリング場に理由を伝えて次の加工をするために戻ってきました

約10分後

こんな感じです

さっきの500番ポリッシュよりも艶が出た感じです

では
ヤングボウル

 

到着

 

500ポリッシュを投げた時のラインで試すと

1フレ 右ノーヘッド
8

 

2フレ 右ノーヘッド
7

気のせいではなくかなり滑る感じがあったので立ち位置を右に5枚移動、スパットも2枚右へ移動

メモ

立ち位置25枚 スパット15

オイルに滑る感じがあり直進力が増した感じがする
バックエンドの動きはさっき投げた500番ポリッシュよりも鋭角に動いた

 

もう一度加工するためDrill処に戻ります

 

500番➡1000番➡2000番➡ポリッシュ加工

さー最後の表面加工です

わーお
めっちゃツヤツヤしてる

最後のゲーム行ってみます

 

1000ポリッシュで投げてたラインを投げると右にノーヘッドしました

よって2フレーム目は立ち位置を右に3枚、スパットも2枚右に変更しました

するとピン前でキュッと曲がってド厚めに当たりました
以降はラインを内側に変更したり、やっぱ外側にもどったり、絞ってみたり、幅をとってみたり試行錯誤を繰り返しましたが安定してポケットに行くラインは見つけられなかったです

ウロウロしましたがポケットへ集められなかった

メモ

立ち位置30~15枚 スパット17~10

1000ポリッシュと直進する距離はさほど変わらなかったが、バックエンドの動きが極端に曲がるときと曲がらない時があってポケットに集めるのが難しかった

 

和義的感想

3種類の下地処理を試してみましたが、見た目以上に違いを感じました
正直ここまで違うんか!って驚いた

500番➡ポリッシュ
見た目は艶アリだがよーく見ると500番のアブラロンの削り跡が残っているためオイルの上でも滑りすぎ、走りすぎる感じは無かった
そのためバックエンドの動きも激しい動きではなくコントロールしやすいなって思った

500番➡1000番➡ポリッシュ
500ポリッシュよりも艶が出たので当然オイルに乗ると滑るって感じた
直進した分だけバックエンドではキレを増した
走ってキレる動きが好きな人はこのくらいの仕上げがよさそうだなーって思った

500番➡1000番➡2000番➡ポリッシュ
かなり走るようになったので「行き過ぎ~」って思うことが多くなりました
全体的にオイルの少ないゾーンに移動して投げたものの、今度はキュキュッ!って曲がりが出てしまい厚く入ってしまう
色々アジャストをしてみたが「走る」と「刺さる」の差が激しかった
オイルが極めて薄い時に良いのかもなーって思ったがおそらく激しく曲がってしまうだろうな…って思った

 

ポリッシュする際には、その前の加工をどうするかがリアクションに大きな影響を及ぼすことがわかりました
しかも、思っていたよりも大きな違いを感じます

安定感のあるポリッシュ500番➡ポリッシュ

走りとキレの両立1000番➡ポリッシュ

動きのメリハリが欲しいのなら2000番➡ポリッシュ

一言でポリッシュと言っても、その前段階の加工がとても重要なのでレーンコンディションボールのラインナップを考え何番ポリッシュにするのか?
ここを考えて加工すると思い通りの動きになりそうだね


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芦川和義

神奈川県横浜市「Drill処あしかわ」完全予約制ドリル専門店店主、一般社団法人 レッシュ・プロジェクト公認 マスター級トレーナー 「ボウリング レッシュ4スタンス理論 25%の共鳴」(ベースボールマガジン社 )を執筆 同理論を元にした、ボウラー向けのセミナーやレッスン、ボウリングボールのドリルをプロアマ問わず提唱しています。 また2015年9月TBSマツコの知らない世界をはじめ多くのTV番組に出演





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