皆さんストライクたくさん出していますか?
スペア確実に取れていますか?
ボウリングで良いスコアを出していくためには狙った所にボールを投げるなどの投球技術はもちろん、ボール選択やレンコン攻略など大事なものはたくさんあります。それらを上手く合わせられると高スコアが出る確率はグッと上がるのですが、途中からアレレな展開になることってよくありませんか?
「前のゲームは良かったのに…」「レンコン変化してわかんなくなっちゃった」などよく聞きます。しかし上級者になればなるほど高スコアを出していることが多いですよね。当然コントロールもいいし、スペアもほとんど外さない。僕らと同じようにレンコンの変化を感じているはずなのに何事も無かったようにストライクを出していきます。
目に見えないけれどもレーンに塗られているオイル事情を投げながら感じて、コース取りや使用するボールを決めて、刻々と変化していくレーンコンディションを攻略し続けていくこと。これについては皆さんもわかっていると思いますが、なかなか上手くいかない人はこの記事を何度も何度も読み返してください。
そして投げ方が良ければストライク出るって思っている方にも是非読んでもらいたい記事です。
過去にもレーンコンディション攻略に関する記事を多数書いてきました。
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参考【検証】プロボウラーはふらっと行ってもAV200なのか?藤井信人編
一般のボウリング愛好家達は手持ちのボールといきなりスコアついてしまう環境で日々自分のスコアUPの為ボウリング場に通います、ではプロボウラーは何の情報も無しでフラッとボウリング場に来て一般のボウラーと同じシチュエーションの場合アベレージは200超えるのでしょうか?またどうやってアベ200UPで終わる為の投球をするのでしょうか?TOPプロボウラーである藤井信人氏に来て頂き投げてもらいました
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参考どう感じて、どう動いてるの?オイルコンディションへの対処を言葉にしてもらったよ
ボウリングは投げながらレーンコンディションを感じて、対処して効率よくポケットに集めてストライクやスペアを出していくことがスコアアップの秘訣です。ただ、レーンコンディションというのがなかなかの曲者で、ボウラーを悩ませることも多いです。そのレーンコンディションを味方につけることができれば、きっとストライクを量産できるはずです。では実際に上手な人はどのようにレーンコンディションを感じているのか? 感じ方や対処の仕方を言葉にしてもらいました。
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トッププロの藤井信人さんもトップアマチュアの斎藤祐太さんも高次元で安定した投球技術に目が行きがちですが、とにかくボールの動きを見ているし対処が早いのが印象的でした。
和義が感じた二人の共通点
レーンコンデションを見極めるのが早い。
その日の最適なコースやボールを見つけるのが早い。
ボールの動きの変化に敏感。
決断が早い。
モタモタせずにパパッと投球ラインを調整していき常に最適なラインを投げていました。反して和義はというとアレレな展開でも「もう一回投げてみよう」とか「ちょっと外に出た気がするからもう一回様子を見る」など後手後手に回ってしまう展開でした。
今回も同様に1フレームごとに何をするのかを言葉にして3ゲーム投げていただきます。今までは男子だったので女子ボウラーにお願いしました。
↓
国内国外問わず数多くの大会でメダルを獲得しており
最近では5月に行われたNHK杯
女子チャンピオン
石本美来選手
主な戦績
世界ユース選手権大会 マスターズ選、4人チーム戦 優勝
アジア選手権 シングルス戦、トリオ戦 優勝
アジア競技大会 マスターズ戦 優勝
国内では書ききれないほどのメダル獲得
こんな輝かしい実績を持つ石本選手の頭の中を知りたいですよね。
何を感じて何をするのか?を言葉にしてもらいながらゲームを進めて行きます。
ちなみに、レンコン事情は事前には話しておりません。直前メンテナンスではなく営業中のレーンコンディションで投げてもらいます。
ウォーミングアップ
ウォーミングアップ後も、いきなり全開で投げるのではなく身体を温めるのとボウリング場に慣れるため1ゲーム目は軽めの投球です。 これは皆さんも見習ってくださいね。
1ゲーム目
1フレーム
まずは1フレーム目ですがどこ投げますか?
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2フレーム
3フレーム
3フレも同じとこ投げます。
ダブル~。
4フレーム
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ターキー!
5フレーム
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どうなっちゃったんですか?
6フレーム
7フレーム
すごいっす。
過去記事で⑩ピンの飛ばした方を紹介してくれてます。
↑画像クリックで記事に飛びます。
8フレーム
9フレーム
10フレーム1投目
それはどうなっちゃうこと言うんですか?
石本語録①パイ~ンとは?
狙っているよりも手前で外に出てしまい急激に曲がって厚めに行ってしまう現象。
10フレーム3投目
1ゲーム目の感想を教えてください。
石本選手ここまでの感想①
最初は多く見積もって内側(左側)から少しだけ外に出ていくラインにしました。でも思ったより先の動きが甘かったのでほぼ板目に真っ直ぐのラインとなりました。
途中で⑩ピンが飛ばなくなったので立つ位置もスパットも1枚づつ内側(左側)によって対処することができましたが、遅い所に触れてしまいパイ~ンってなったのが気になります。
もしかしたらなんですけど私の嫌いな時間帯がやってきそうな気がしてます。
2ゲーム目
1フレーム
石本語録②チョキチョキとは?
頭の中で投げないラインをハサミでチョキチョキして無いものとする。
おそらく石本選手独自の考え方なので用語として全国的に通じない。
初めて聞きました。
2フレーム
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参考ボウリング場に有る◯◯を読み解く本日のレーンコンディションVol1
誰が言ったか知らないが実しやかに囁かれる名言 「レーンコンディションを制する者はボウリングを制する」 ではどうやって制したら良いのか? ・ ・ ・ 実は最大級のヒントはボウリング場のどこかにあるこちら ...
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3フレーム
4フレーム
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5フレーム
ストライクが続いていてもボールの動きを察知しストライクが切れる前に対処する。
6フレーム
7フレーム
立ち位置を右に戻すと曲がってしまうと思んです。でも今の立ち位置だと⑩ピンが残ってします。なのでビュッて投げずにふわっと投げます。
8フレーム
今ちょっと苦しいんです。外に出るとパイ~ンてなるし中はシャーーってなるので寄れない。でも今投げてるラインではストライクが出ないので、このフレームはちょっと冒険して2枚中に寄ります。そしてスピードを抑えたいので靴1足分くらい前に立ちます。
9フレーム
10フレーム1投目
ちょっと手が回りそうになったんですけどラインには乗りました。
10フレーム2投目
なので、更に1枚半立ち位置を中にします。
10フレーム3投目
ナイスゲームです。
振り返りをお願いします。
石本選手ここまでの感想②
今のところラインを見失うことなく、ストライクも出ているので、少し先のことも視野に入れながら投げられています。
2ゲーム目の8フレからスピードを抑えめにしていますが、本来のスピードにいつ戻そうかな?って考えてます。
ラスト3ゲーム目は次のページで↓