ボウリングで生中継があると言えばこの大会です。
「全日本選抜ボウリング選手権大会」
通称
NHK杯
過去にも記事にしている同大会ですが、日曜日の午後に生放送なので普段ボウリングをしない人にもボウリングを届ける最高の機会と言ってもいいかもしれません。
現に今年も「こないだTVでボウリングやってたよ」ってボウリングをしない友人や知人から声をかけられました。
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参考NHK杯争奪第49回全日本選抜ボウリング選手権大会と注目ナショ
みなさーん5月17日(日)に生中継されたNHK杯は見ましたかー? 日曜日の午後ゴロゴロしながらTVでボウリング見るってなかなか幸せな時間 しかもNHKが放送するってことで全国的何だかワクワクしてました ...
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昨年はコロナの影響で大会は中止となり、今年も通年の大会ルールを変更し感染リスクを抑えた大会形式での開催です。
我々が取材したのは大会最終日となる第3日目で既に行われている男子と女子の予選通過者(男子12名、女子12名)が準決勝6ゲームを行うところから取材開始となります。
取材開始
新狭山駅からテクテク歩き松Pと会場の駐車場で合流し会場入りします。
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今回もナショナル選考会の時と同様検温と体調管理表を提出。
会場入りしたら全選手の写真を撮影していきます。
過去に取材した顔ぶれも多かったです。
古畑和輝選手
赤い彗星も大人っぽくなりました
村瀬大地選手
国体の関東ブロック大会で出会った
坂野ニイナ選手
初めて会った時の応援が素晴らしすぎた
その時、松Pが応援ガールと決めた
鈴木波流選手
ツーハンド選手や福岡女子にモテそうなバックスイング男子
全日本選抜ボウリング選手権と言われるだけあり、この場で投球している選手は相当のツワモノ達です。
しかし難解なオイルパターンに苦しんでいる選手がとても多い印象でした。ストライクが出にくくスプリットに泣かされる選手もたくさんいましたがそんな中ストライクをバンバン出している選手がいました。
次のゲームはセミパーフェクト!
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ストライクの達人であると同時に
太鼓の達人
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宮澤拓哉選手
そんな人間離れしたスコアを出す彼は仲間から「宇宙人」と呼ばれ愛されています。
写真を撮り終えウロウロしていると見たことある選手を発見。
前年度チャンピオン安里秀策選手
残念ながら準決勝には進めなかったようですがTV放送の際にお手伝いをするとのことでした。
そんな彼はプロテスト受験中(この時一次試験終了)でスケジュール的にも投げっぱなしのようでした。
プロボウラーとしてもナショナルチームメンバーとしても活躍して欲しいですね。
決勝進出者決定
男子決勝進出4名
男子1位通過 宮澤拓哉(群馬県)
予選9ゲームと準決勝6ゲームの合計スコア3660点・アベレージ244.0ピン
男子2位通過 東海純(学生連合)
予選9ゲームと準決勝6ゲームの合計スコア3478点・アベレージ231.8ピン
男子3位通過 木村晃(神奈川県)
予選9ゲームと準決勝6ゲームの合計スコア3355点・アベレージ223.6ピン
男子4位通過 齋藤翔(学生連合)
予選9ゲームと準決勝6ゲームの合計スコア3321点・アベレージ221.4ピン
女子決勝進出者4名
女子1位通過 新畑加奈(三重県)
予選9ゲームと準決勝6ゲームの合計スコア3061点・アベレージ204.2ピン
女子2位通過 石本美来(広島県)
予選9ゲームと準決勝6ゲームの合計スコア3035点・アベレージ202.3ピン
女子3位通過 谷原美来(三重県)
予選9ゲームと準決勝6ゲームの合計スコア3013点・アベレージ200.8ピン
女子4位通過 佐藤悠里(神奈川県)
予選9ゲームと準決勝6ゲームの合計スコア2922点・アベレージ194.8ピン
この上位4名が1ゲームマッチを行い得点の高い上位2名が優勝決定戦に進出して、優勝決定戦でも1ゲームマッチを行います。
つまりこの4名に入ってしまえば今までのスコアは関係無いので単純に打ったもん勝ちってことです。
この瞬間をお届けすべく写真の撮影場所を確認していたら、やはり生中継の都合でレーンサイドもしくは報道席からのみ撮影可能とのこと。中継中にトイレに行きたくなって困っちゃうタイプなのでここは攻めの報道席をチョイス。
ちなみにココね
和義が持っている200㎜の望遠レンズで撮影するとこんな感じでちょっと遠すぎる&いろんなものが写り込んでしまうので見にくいのでここからの撮影は早々に断念しました。
3・4位決定戦ですがこの日一度も使われていないフレッシュな状態で投球します。フレッシュとは言えレーンメンテナンスから時間が経過していますし、ライトに照らされているため経験者曰くかなり難しいとのことです。
3・4位決定戦結果
【女子の部】
新畑加奈選手 178点
石本美来選手 214点
谷原美来選手 159点
佐藤悠里選手 186点
【男子の部】
宮澤拓哉選手 224点
東海 純選手 194点
木村 晃選手 216点
齋藤 翔選手 142点
女子は石本美来選手vs佐藤悠里選手。男子は宮澤拓哉選手vs木村晃選手の対戦です。
15:30からの生放送まで時間があるため長めの休憩時間。その間決勝に進んだ選手はJBC紹介動画撮影してます。
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松Pは、大会の手伝いに来ていた荒川沙里さんにメイク講座
選手インタビュー①
女子の部 第3位
新畑加奈選手
1位通過だったのに惜しかったですね。がっちり練習してきたんですか?
もう少しスコアが高くなるって予想していたんですけど、私も含めスコア伸びなかったですね。
めちゃめちゃ難しかったです。
それを倒しに行こうとするとポケットから外れるので、完全に我慢大会でした。
予選からも我慢大会ではあったんですけど特に3位決定戦は全部我慢でした。
厳しそうなのは見ていても伝わりました。
また来年もこの大会に出られるように頑張ってくださいね。
ありがとうございました。気をつけて帰ってください。
男子の部 第3位
東海純選手
でもこの大会で自分の成長した部分も感じましたし、頑張らないといけない部分も見えたので良かったなと思います。
ありがとうございました。
優勝決定戦スタート
おねがいしゃーーーーす
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ご存じの方も多いと思いますが結果は後ほど
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次は
男子の部いってみよー
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しゃーーーーす
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お約束なもので(笑)
てか、まだやってるし
改めまして
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選手インタビュー②
女子の部 優勝
石本美来選手
どんな気持ちですか?
この大会は6年連続で4位までには残っていましたが1ゲームマッチで負けていたので勝ててホッとしました。
しかも会社(JFEスチール㈱)に入って初めての個人タイトルなのでとても嬉しいです。
3位決定戦では10枚あたりを投げていたんですが、そのあとの男子3位決定戦はみんなウレタンを使っていたので、優勝決定戦では先の動きは出なくなっていましたし、手前のオイルも削れていたのでさらに難しくなっていました。
今まで1ゲームマッチで負け続けてきた経験を生かして今回は今までのイメージを捨てて投げることにしたのが良かったのかもしれません。
ボールは何を使っていたんですか?
海外の試合だと世界選手権で金メダル獲りたいです。
ありがとうございました。
男子の部 優勝
宮澤拓哉選手
初めての生中継とのことですがいかがでしたか?
もう夢のようでした。
投げてみてどうでしたか?
3位決定戦はパープルパール・ウレタンで、優勝決定戦はもう少し曲がりが強いブラックウィドーパープルパールウレタンに替えて内側に入ってラインを狭くして投げました。
この大会勝ったので次の目標ってありますか?
国内ですと東日本選手権や国体があるので頑張ります!
ありがとうございました。
ありがとうございました。
女子の部 準優勝
佐藤悠里選手
さすがに120点は引きずってしまいそうですが、今話しても大丈夫ですか?
頑張っていきます。
男子の部 準優勝
木村晃選手
どうでしたか?
でも終わってみたら、それじゃないボールが良かったのかなー?って思いました。
だってまだ若いですよね?
次の大きな大会は何に出るんですか?
そして、NAGEYOに出てください。
大会の詳しい結果はJBCのサイトをご覧ください。
撤収作業中に何やら動きが
中継された17・18レーン撤収作業が行われている中、何やら二人のボウラーがボールを運んでいるのを発見。
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その様子を見ていると
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とても悔しかった二人はボウリング場に事情を話して、中継レーンで練習させてくださいと申し出たようです。ラインを変えたり、違うボールを試したりしている光景を見ていると、なんだか胸が熱くなってしまいました。
この二人はもっと強くなって活躍して欲しいなって思いました。