たった3回しか出場機会が与えられないプロボウリング男子新人戦

めっちゃくちゃ投げる過酷なプロテストをくぐり抜けるとプロボウラーという称号が与えられる
とはいえ、プロになったからと言ってレギュラーツアーで簡単に活躍できるほどプロの世界は甘くはない

そんな新人プロたちに向けたトーナメントが年イチで開催されている

その名も

新人戦

そのまんまやないかーいって直球な名前のトーナメント
文字通り新人しか参加資格はありません

出場資格が与えられているのは2016年合格の55期生から今年合格した57期生した49名
プロ合格した年から3年間しかエントリーできない為、当然新人戦のタイトルを手にするには3回のチャンスしか与えられない

とは言え、新人しか参加しないためレギュラーツアーよりエントリー数は少ないから

 

優勝する確率も高い!
&
初賞金ゲットのチャンス

 

このチャンスを逃すまいと新人ボウラーが東京ポートボウルに集結しました

↓

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やってますな～

 

この大会は昨年まで、アマチュア選手もエントリーできましたが今年からは若武者プロボウラーのみ
参加人数も50名を切っており、大会日程も1日で予選・準決勝・ファイナルまで行い優勝者が決まる

この短期決戦サイコーです

しかも、我々は毎年プロテストの取材に行っているので見た顔ばかり

過去に合格インタビューした選手やギリギリボーイズ達とも久々の再会

2016年は何人が誕生するのか!プロボウラーへの挑戦

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合格した皆さんおめでとう！2018プロボウラー資格2次試験

年に一度開催されるプロボウラー資格取得テストの実技第2次テスト最終日が高田馬場にあるシチズンボウルで行われました
毎年合格基準点到達ギリギリの選手を注目するドラマチック合格はもちろん、男子トップ合格争いも優勝決定戦のような白熱した闘いが繰り広げられました
他にも会場に居たプロボウラー3人に、これからプロボウラーを目指す人達へのアドバイスももらっているので、プロを目指してみようかなーって思っている人は先輩プロボウラーの話をよく読んでみてね
合格者全員にインタビューはできませんでしたが、目が合った受験生たちに話を聞きまくって喜びも声や今後の目標を聞いてあります
気になる新人プロがいたら要チェックですよ

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今年の2次テスト最終日で合格基準点をギリギリ超えたこの選手

彼の背中に注目して欲しい

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わかりました?

わからない人のためにもうちょい寄ってみます

↓

Giri Giri Boy+4

って書いてある

おそらく+4てのはプロテスト合格基準点に対して+4ってことだと思うw

 

色々わかってますな(笑)

 

その後も全員の写真撮影をしているとやはりダブルハンド多くなりましたね

ココ数年で爆発的に増えましたダブルハンド

ボールに回転かけやすいし、サムソリッドも必要ないし、親指の抜けとか、テープ調整も必要ない

いろいろ面倒なとこを端折れるしこれからも増えそうですね

事実この新人戦を見る限り1ボックスにひとりはいると言っても言い過ぎではない

ボウリングの新スタンダード-両手投げ-(ダブルハンド）を身につける

一度は言ってみたい 「曲がりすぎて裏しか行かねーよ」 ・ ・ ・ 基本ガッツリ曲げることは無いと言うか曲げられない俺としては常日頃から言ってみたいキーワード1位がコレ この俺にとっては世界征服級のコノ ...

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予選中は選手の写真を撮ったらやること無くなったので時間早回しします

準決勝の模様

予選8ゲーム上位24名が準決勝へ進出します
準決勝は6ゲーム投球し通算14ゲームの上位8名が決勝シュートアウトへ進出

準決勝はボックス3名で投球しテンポも速い
良い展開の時はノリノリで行けるが、そうも行かないのがボウリング

大会も終盤に差し掛かりオイルがかなり少なってきた模様
このオイル事情を察知して対応しなくては新人戦と言えども上位に残れません

 

パチパチパチパチ

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会場で異様に盛り上がるギャラリー

 

地元東京ポートボウル所属の木田大輔

彼がストライク出す度にヤンヤヤンヤの大盛り上がり

地元の利を生かして頑張って欲しいです

 

準決勝中レーン後方ではこんな人達を発見

白くなってる集団

残念ながら予選通過できなかった若武者達

まー完全に仕込みっぽい写真すね

仕掛けたのは

↓

こうやってイジられてみんな強くなっていくんだ!
(たぶん)

 

準決勝も着々とゲームが進行し５ゲーム目には300点も出ましたー

↓

2018年のプロテスト1次試験でもめちゃくちゃ打ってた
江川司

 

準決勝終了～♪

 

決勝シュートアウト

準決勝６ゲームが終了し上位８名が決定しました
この上位8名が決勝シュートアウト方式で戦います

シュートアウト1stマッチ
通算成績5位、6位、7位、8位の4選手が1ゲームマッチを行い一番打った選手が2ndマッチへ進出

シュートアウト2ndマッチ
通算成績2位、3位、4位の3選手と1stマッチを勝ち上がった4選手が1ゲームマッチを行い一番打った選手が優勝決定戦へ進出

優勝決定戦
通算1位の選手と2ndマッチを勝ち上がった2選手が1ゲームマッチを行う

 

わかりやすい紙が張り出してありました

こんな感じね

 

決勝進出者対象のボール検量

決勝進出者全員はこのタイミングでボール検量を受けなくてはなりません

ボールの硬度や重さ、穴の数、バランスなど確認します
万が一検量チェックに引っかかってしまう玉が見つかれば「ここまでの記録は無しよ」になってしまう

ボールに穴を掘ったあと、ドリラーは必ずバランスチェックするので大丈夫だと思うんだけど意外とドキドキしてしまう

日本プロボウリング協会は日本ボウリングルールを採用しています
「第15条ボールについて」より一部抜粋

ホール(穴)について

1.ボールの投球を目的とする指穴、窪みは 5 個を超えてはいけません。またその指穴は、投球中使用する事を
前提としています。
2.投球を目的とするために指を入れる以外の穴は、バランス調整のための穴 1 個と、ベンチング（通気口）のた
めの穴 5 個以内とします。尚ベンチングホールは、投球のための指穴 1 個に対して、1 個以内とします。
3.バランス調整を目的とした 1 個のエキストラホールは、直径で 1 インチ 1／4 を超えてはいけません。
4.サムホール及びフィンガーホールに対するベンチングホールの直径は、1／4 インチを超えてはいけません。

とっても大事なのでドリル業務に携わる人はルールをよく確認して下さい
自分がドリルした玉が違反とみなされた場合は使用した選手が失格となってしまいます

日本ボウリングルール(NBR) 第 15 条 使用ボール

 

手際よくボール検量は進んでいきます

 

ここで事件が発生!

 

検量所の横にいた我々は協会関係者達が妙にピリっとした雰囲気になったのを感じ取った

どうやら5位通過の神山匠が使用したボールのバランスが規定値を超えているらしい

自身でドリルはできないのでドリラーにお願いしているとのことだが

プロ協会が所有している計測器が故障している可能性もあるらしく東京ポートボール内にあるプロショップナカライの計測器を使って再テストをするらしく一同はショップへ向かっていった

もし、同様の検量結果が出ると失格となりここまでの記録も無くなってしまう

しばらくすると場内アナウンスで次点の選手が呼ばれる

↓

 

神山匠失格

残念ながら神山匠は失格となり次点の高橋俊彦が繰り上げで決勝シュートアウトを投げることになった

 

シュートアウトの説明を受けて1stマッチが始まります

• 5位　原田岳
• 6位　藤村隆史
• 7位　太田快
• 8位　高橋俊彦

この中の1名が勝ち抜けます

 

その間、賞金の受け渡しが行われるとのこと

一応お約束なんでw

 

現役高校生の浅井康希も初賞金GET

 

賞金受け渡し場所で遊んでいたら1stマッチは既に終了

突破したのは今年のプロテストでトップ合格した藤村隆史

 

続いて2ndマッチが行われます

• 2位通過　福田尊仁
• 3位通過　森元洋行
• 4位通過　松田力也
• 1stマッチ通過　藤村隆史

この戦いを勝ち抜いた選手が優勝決定戦に進めトップシードの江川司と対戦します

やりきれない思いの退場

2ndマッチが行われる間1人の選手の後ろ姿を捉えました

そうです

本来ならこの決勝シュートアウトで戦っているはずだった選手

わからないこともたくさんある1年目のプロボウラーでせっかく決勝シュートアウトまで勝ち上がったものの使用したボールのバランスが規定値を超えていたという理由で失格となってしまった
悔しいと思いますが、今後ボール検量不合格になる選手が出ないようにするためにご協力いただきました

 

優勝のチャンスも、獲得できたはずの賞金も、スコアも全て無効となってしまいました
エントリーや、経費をかけて挑み家族も仲間も応援に来てくれた中での失格

本人は辛くて辛くて仕方ないと思いますが、インタビューに答えてくれました

不本意ながら失格となってしまいましたが、せめてこの記事の中でプロボウラー神山匠の活躍ぶりをお伝えしましょう

実力派の神山匠

プロ故にレギュレーションに則って挑むのは当然の事であって、あってはならない事、また今後二度目などもってのほかの事件、自分直接の過失では無いにしても自分以外に任せている部分が故にチェック体制を用いることの重要さ、もっと言うならば差し入れの飲食物への薬品混入(反ドーピング)等も気をつけるべき事でありこれらすべて自己管理の一貫です
プロフェッショナルの称号を得ているのだから心する事、気をつけるべきことは山のようにあります。
これにめげず自己管理環境構築含めにこれからのトーナメントで活躍してくれることを祈ってます

優勝決定戦

2ndマッチを勝ち上がったのは安定した投球で終始リードを保った福田尊仁

 

さ～どっちが勝つのでしょうか?

どちらの選手も今年プロボウラーになったばかり

 

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1フレから8フレームまでは互角の展開だったが9フレを福田がスプリットオープン

江川は5フレーム目から10フレーム1投目までストライクを続け優勝を決めた

 

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↓

優勝おめでとうございまーす

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なぜ松Pはこんなに仲良しなのか?

それは、2015年の冬に北海道で北の大地あるある取材で協力してくれたボウラーの中に彼がいたのだった

この時から3年経過しプロボウラーとしてデビューした年に新人戦を勝利したのである

 

インタビュー

では成長した江川司のインタビューをどぞ

 

 

準優勝
福田尊仁

 

 

大会の締めは観戦してくれたボウリングファンのみなさんと優勝者とのじゃんけん大会

勝つとなんかもらえるみたいです

どさくさ紛れにプロボウラーも緊急参戦

 

最初はグー

じゃんけん

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敗退

善戦の若武者達

こうして若武者たちの戦いは終了しました

それぞれの地元に戻りもっと腕を磨いて次の戦いに備える選手もたくさんいるはず

レギュラーツアーで活躍してボウリング界を盛り上げていって欲しいですね

 

若武者の活躍期待してまーす

ゲーム毎にハイゲーム賞の炊き込みご飯ゲットォォ～