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JPBA投球補助具禁止とその他団体の動向

投稿日:2018.01.19 更新日:


JPBA メカテク

いやはや巷ではさんざん騒がれていますね、数ヶ月前に沸いて出てきた

「JPBAがメカテク禁止になるらしいよ」

当然編集部へも噂話はすぐ入ってきますが正直「へーいいんじゃないの」ぐらいでネタにするまでも無く、実施された時のトーナメントの現状見ればいいじゃん(๑´ڡ`๑)でしか無かったものでプライオリティーは最底辺以下の候補にも上がらないレベルで放置

だってJPBAのトーナメントに際して適応の

「レギュレーション変更」

でしょ

しかし市場は思わぬ方向へ舵を切っておりJPBA会員が騒ぐどころか一般トーナメント視聴者ではなく一般ボウラーがわっしょいわっしょい状態

当編集部にも問い合わせが来たりなんでこんなことになってるの?と言う状態、更に追い打ちを掛けることに、JPBAのみならずJBCやその他やボウリング自体のルール変更なのかと言ったところまで話は進んでいる始末

流石にJBCにまで及ぶと「そもそも世界でプレーすることを主としているJBCが世界基準で禁止の動き無いのに何故日本独自の制限つけるのよ????んなはずないでしょ」と突っ込んでしまいました

JPBAしかり何処にも裏付ける発表が有るわけでも無いのに噂話がどんどん広まって途中で話が変わってきちゃって収集つかない状態

因みに去年年末にJPBA会員の元へは20年から投球補助具の使用禁止の旨の通達が発信されているそうですが、これはあくまで組織内での決定事項を組織内の人員に通達したに過ぎず一般へのリリースは今も行われていませんので本当なのか否かはわからない状態です。
我々の所にも気がつけばどうなの?的な事を色々聞かれたりしちゃうのでこの際各団体にどうなのか聞いて見ました。

各ボウリング団体に聞いてみよう

当編集部よりお問い合わせをした事項は以下の通り

JPBA:Q1:実施はいつからか、実施される場合正確な日程を教えてください

その他団体:Q1:投球補助具禁止となるか YES・NO

回答頂いた順に掲載します。

JPBA

お問い合わせについて、現時点での決定事項は以下の2点のみで、今後、議論を重ね詳細が決定次第公表致しますので、ご了承頂きたくお願い致します。

理事会決定事項
①トーナメントにおける投球補助器具の使用禁止は、2020年1月1日より施行する。
②プロボウラー資格取得テストでの使用禁止については、2019年度より禁止とする。

JBP(PBA)

現在禁止の動きはありません。
従ってPBAリージョナルも禁止ではありません。

ABBF

NBRのルールに従っていますが、今のところその記述がないので今のところ禁止の動きはありません

JLBC

プロボウラーに関してはJPBAの決定事項に従いますが、アマチュアに関しては話が出ていません

NBF

ご質問いただいた投球補助器具の禁止に関しての回答ですが、現状では禁止する予定はありません。

ボウリング場協会

※宮様チャリティー等主催している為

NOです。
今回の改定はJPBA・プロボウラーのルール改訂であって、アマチュアボウラーには制限はしません。

JBC

投球補助具禁止となるか ⇒NO

お問い合わせの件、本日発表いたしましたのでご回答いたします。

発表内容は実際の文書も含め、ホームページでご覧いただけます。

http://www.jbc-bowling.or.jp/topics/180118/

公益財団法人全日本ボウリング協会(JBC)はボウリングの国際統括団体であるワールドボウリング(WB)の加盟団体として、WBのルールに準拠し競技規則を定めております。今回国内で話題となっている、リスタイ・メカテクター等の競技用具の使用に関して、WBでは特に指摘等は無く、実際の公式国際大会においても使用しての競技参加が可能です。

そのため、JBCでは主催・公認の競技会・リーグ等において現状どおりに取り扱うとともに、使用を規制する予定はありません。

なお、WBは国際オリンピック委員会(IOC)に加盟する唯一のボウリング競技団体であり、ボウリングのオリンピック種目採用に向けて、IOCに働きかけできる唯一の機関であります。JBCはWBに加盟する唯一の日本国内ボウリング競技統括団体として、WBによる国際統一ルールに則り競技実施してまいります。

 

上記LINKのJBCの発表ページには一部気になる所があります。

JBC

JPBAまだ一般に何も発表してないんですが??

やっぱりタダのレギュレーション変更

数多いボウリング団体の状況等は上記の通りでやっぱりJPBAの年間通して開催される「トーナメントレギュレーション」の変更だったわけです

将来JPBA会員になろうかな?と考えてる人を除いて一般ボウラーには特に影響するものでも無いのがお解り頂けましたでしょうか?

ボウリング自体のルールが変わる事も無いですし一般の方がプレーするに際し好きなだけ使えば良いじゃないかと言う所です。

結論

JPBA会員は20年から禁止、19年のプロテストから使用禁止

その他団体は禁止の動きなし

↓↓↓

やはりJPBAのレギュレーション変更でしかない

禁止のJPBA

先の各団体への問い合わせ内容には続きがございます

回答が「禁止する」の場合に対してのみ伺う質問として以下を聞いてみました、唯一禁止するJPBAの回答は「今後、議論を重ね詳細が決定次第公表致します」でしたので今回回答を得られなかった質問と意図を記載します。

適応される投球補助具は多くの種類が存在しますが範囲は?

投球補助具としてリリースされている中心はメカテク・リスタイと呼ばれる種類でしょう、特にリスタイに関しては種類が相当数ありますので、全NGなのかOKな範囲があるのかを知りたい

ボウリング メカテク
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ボウリング リスタイ
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ボウリング用品企業の販売製品(メカテク・リスタイ)が対象の場合 一般的なスポーツブランド製のリストバンド(マジック固定式)等はどういう扱いになりますか?

リスタイの固定同様の効果がある物が一般的にサポーター(保護具)として販売されているがそれらはどうなのか?

テーピングに関しての制限もありますか?

メカテク、リスタイの効果として関節の固定可動範囲の制限がありますが、テーピングで同様の効果を作ることが出来るがテーピングにも制限入るのか?

伸縮無しのテープを一定の方法で巻いた場合投球補助具と同様の可動域の制限等の効果を得ること出来ますが この場合はどうなりますか?

上記同様

極端な話でテーピングはOKの場合、巻いてる途中に硬い棒を仕込むことも可能ですがこの場合は?
NGの場合どうチェックしていくのでしょうか?

テープはOKの場合伸縮無しのテープであれば関節固定は可能です、固定用の板を挟んでさらにテープ巻く事も出来なくないです
ボール検量と同時にテーピングの検査実施とか?
ボクシングのバンテージみたいにチェック済んだら封印マークとか?

リスタイに関しては怪我防止、治療中の保護が目的の場合もありますがこういった場合でもNGですか?

投球補助具としての製品はNGだけど「保護具」として売ってるサポーターでそれこそ診断書持ってきて使用許可得てみたいな事になるんでしょうか?

超めんどくさそう。。

投球補助具への制限の目的は?

いまいちはっきりしないのがこのそもそもの目的、トーナメントをより楽しめる興行要素としてなのか?

2020年はオリンピックの年だけど何か関係性が?

投球補助具への制限は世界的な流れの1つなのでしょうか?

編集部にて一通り世界情勢をリサーチしても世界のボウリングの中でメカテク、リスタイ禁止の動きは見受けられなかった・・・

制限の適応範囲を教えてください(JPBAの主催大会は全NGや一部装着OKある等(リージョナルはPBAがOKならOKとか、)

JPBAのトーナメントは一般アマチュアも混合で開催されることがしばしありますが、こういった場合のアマチュアへの制限はあるのか?

上記と同様ですが、制限の範囲は会員個人の仕事上にも適応ですか?(プロチャレ等の大会外投球時)

一般ボウラーには一切関係ないけど、この制限はトーナメントレギュレーションに限ってなのかJPBA会員=禁止なのか?
JPBA会員はプロチャレ等個々で営業回りをしてるがそういった業務上でも有効な決定なのか?

出られるようになったリージョナルやインビテーショナルではJPBA会員だけNG貫くのか?

禁止のまとめ

結局のところ「トーナメントでは使えなくなるよ」との決定のみで細かい所はまだ決まってないと言う(もう決まってるのだろうけど)状態

私見ですがトーナメントのレギュレーションが変更されるという事に関しては大歓迎です、観る面白さに変化がありますし、より切磋琢磨する選手の姿が見られるのは楽しみです。
しかしこの投球補助具、すなわちメカテク、リスタイの禁止に関しては「なかなかおおごとなレギュレーション変更放り込んできたなぁ」と感じました、上記JPBAへの追加質問の項目に上げた通り迂回ルートやこの場合は?的な要素が凄まじく多く場合によっては運用しきれなくなるのではないか?と危惧します。

期限と禁止の決定のみでは無く、会員への通達出した段階で詳細と細かい内容を通達しなければならないのではないかと感じました

今後JPBAからこのレギュレーション変更についての詳細が公表されると思われますが、公表された段階で各項目検証してみようかと思います。

メカテク・リスタイは悪?

世の中的には今回の噂話の延長線でそもそもメカテクやリスタイの是非にまで話が膨らんでる場合も見受けられます。

筆者は投球補助具と言う物は普段使用しません、今まで1度だけ使ったことありますが、正直「いらねー」と言う想いです

しかし使ってる人に対してどーのこーのの感情は一切ありません。

使いたければ使えばいいし、使って楽しく投げられるのなら大いに使えばいいと思っています。

ただプロスポーツとして見ると、このアイテムは「投球補助具」と言うカテゴリーに属している物であり、JPBAのトーナメントをプロスポーツとして見ると、「補助具」を使ってプレーするってのはね?と感じる事はあります。

理由はと言いますと「補助」を辞書を引く

 [名](スル)不足しているところを補い助けること。また、その助けとなるもの。「生活費を―する」

引用:goo辞書

即ちボウリングにおいて「投球する動作を補い助ける道具」となるわけで、プロを名乗りプレーを見せる事を生業としているのであれば何かに助けてもらっている状態で本番に挑むと言うのは頂けないなと感じる次第です。

またレギュレーション変更はどんな競技でも進化するために発生する事の1つですし、活動団体内で決まった事であれば従って結果を残すしか無いと考えます。
補助具使用していた人が外しましたアピールいっぱいの発信も最近見かけますが外した事が偉いわけでも凄いわけでもないですから違和感を覚えます

粛々と執行される20年時に備えてる姿の方が流石!と見て感じます。

流石にJPBAの禁止が練習等にまで及ぶ事は無いと思います
投球の修正の為、道具での強制が必要な場合など必要な事も多いでしょうから練習時などは全くもって存分に使えばいいと思います

かの有名な星一徹の御子息、星飛雄馬氏も勝つために一徹氏考案の大リーグボール養成ギブスなる物を使って日常生活・練習に励み見事魔球を習得しましたが、本番である公式戦では外して挑んでいます。

事一般ボウラーに関しては近所のボウリング場でボウリングするのにJPBAが禁止だからと言って外す必要は無いですし、つけてるからどーのと言うのはお門違いであり個人の自由で使用不使用を決めれば良いことなのではないでしょうか。

リスタイ禁止の問題点

JPBAへの追加質問でも提示していますが、既存の投球補助具と言うのは似たような形でほぼ同様の効果を得られる可能性のある「保護具」が存在します

一般的な手首保護のサポーター類がそれです。

筋トレ大好き筆者もリスタイ類は一切持ってませんが、怪我防止や痛めた時用含めサポーターは数種類常備しています

 

実際に、手首を負傷しているJPBA会員がミューラーの手首固定サポーターを着けて出場は出来るのか?

今後明らかになる詳細への記載が「ボウリングメーカー販売の投球補助具の使用禁止」と言う事であればミューラーはボウリングメーカーでは無いですし「投球補助具」では無く「サポーター」ですから使用OKとなるはずです
しかし手首固定サーポーターの中にはリスタイ同様の効果がある物も存在しますのでこの線引は一体どうなるのか、テーピングに関しての制限はあるのか、この辺どういう形になるのかが結構楽しみであります。
上記の追加質問項目でも上げていますがテーピングの検査をするとなった場合等考えると、単純に「禁止」として簡単に運用できるレベルの事項では無いのではないかと言うのがすごく感じます。

禁止にして市場縮小させるよりも、「裸一貫部門」「補助具使用OK」の「フリースタイル部門」のように別コンテンツ化したほうが良いのではないかと。。

ちなみに

ボウリングメーカーから販売されいる「投球補助」アイテムの1つとしては

↓↓↓↓

 ↓↓

投球補助台 カメレオンスロープ

「投球補助カメレオンスロープ

当然禁止だよね(๑´ڡ`๑)

最後に思うこと

今回のこのメカテク・リスタイ禁止祭り、冒頭に記したとおり、結構前から定まらない情報が飛び交っていました、JPBA会員の元へ通達が行くだいぶ前からです、今回の「JPBAメカテク禁止」は噂では無く「事実」だった訳ですが、トーナメントレギュレーションに関わる事項と言うのはそれなりにシークレットな機密情報では無いのでしょうか?

こう言った話がまだ一般への正式発表前に一般層の耳に入るのは議案検討している当事者であるJPBA内部からしか漏れようがありません
当事者の誰かがどこかで吹いてるが故広まる訳であり正直、JPBAの情報管理は大丈夫なのか心配になります、事、情報収集する我々にとっては楽でいいのですが(笑)

組織のコンプライアンス的に言えばNGでしょうし、普通の会社なら情報漏洩させた人物特定して処分対象だと思いますが。。

また、今回JBC状況にまで話が膨らんでる事例もあり(こちらは完全なデマw)本当の事、嘘の事含めて◯◯が◯◯らしいよ的な事がすごく多いのもボウリング界の特徴の1つです
本当の事を発信するのは本人・当事者団体等しかありません。漏れ伝わった噂話を拡散せず正式リリースを待ってみては如何でしょうか?

情報通の「◯◯らしいよ」が拡散してしまって違った話にまで膨らんでるいい例かなと感じます。

2020年ルール変更はコチラ
ボウリングボール ルール
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