4月某日
突如電話が鳴った。
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やってますな。
ずっと見ていたい気持ちを横目にまず向かった先は
ここでストームフェアってなあに?って思う方もいると思うので、ご紹介しましょう。
この数年間はコロナの影響で開催されていませんでしたが、それまでは年に1回ハイスポーツが開催していました。特に注目を浴びているのがこの3つのメニュー。
両手投げキャンプ
ボウリングキャンプ
新製品試投会
特に両手投げキャンプとボウリングキャンプに至っては現役PBA選手やストーム社テクニカルスタッフやら豪華なメンバーによる1泊2日のプログラム。しかも5月発売のプレミアムラインのボール1個とHISPさんとこのアパレル1着がついてくるってなわけで毎回大盛況です。
引用:ハイスポーツ社
挨拶も済んだとこで会場内をどんな感じかパトロールしてみます。
まずは両手投げキャンプもボウリングキャンプも当初用意した枠は足りずに増枠したそうです。
両手投げキャンプは人気PBA選手Kyle Troup(カイル・トゥループ)さんが熱烈指導。
ボウリングキャンプも実績があるPBA選手 Wes Malot(ウェス・マロット)さんが担当しこちらも熱い指導をしていました。
レーン後方のコンコースではハイスポグッズの販売。
横に目をやると
プロボウラー
加藤八千代さん
更にその横
↓
ハイスポの若手社員(通称:中のふたり)を松Pが捕獲。
更にその横にはこの二人
↓
齋藤雄琉くん(右)と2016年のストームフェアで出会い、今ではプロボウラーになってママさんにもなった小沼姫さん発見。
齋藤雄琉くん紹介記事
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毎年秋に発売されるナノデスアキュラインツアープレミアムシリーズ。今年も良いのができたという噂を聞きつけた松PはさっそくABSのごっちんに連絡を取ってツアプレの良さを引き出してきました。気になってる人は参考にしてみてね。
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小沼姫さんインタビュー記事
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久々にお会いするプロボウラーの清水弘子さんや望月理江さんと談笑。
ひーじーてぃーびーも見かけましたが、今回はスルーします。
さーーー時は来ました。
今回も気になっていたこのメニュー。
新製品発表会・試投会
誰でも試投できる上に無料ってんだから誰よりも早く試してみたい。
その前に思う存分しゃべっていただきましょう。
MATSUYA氏の生新製品紹介
5月に発表された2個のボールをご紹介いただきます。
ストーム リアル・アブソリュート
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STORM REAL ABSOLUTE リアル・アブソリュート
【STORM REAL ABSOLUTE リアル・アブソリュート】のボール詳細、口コミ評価みんなのレビュー:発売前にストームフェアの試投会で投げてきました。手前からレーンの中間からバックエンドにかけての回転が一定で急激な動きをしないのでレーンコンディションが把握しやすくて曲がりのイメージがつきやすい玉でした。初代アブソリュートはオイルを感じやすいカバーでしたが今作はNRG2パールリアクティブなのでオイルの中を投げてもツルンツルン滑る印象はなかったです。ピン前での動きが不安定なレンコンや変化が激しいレンコン、ラインを見失いやすいシビアなレンコンでも活躍してくれそうだよ。
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このボールに使用されているセンチネルコアは7ポンドに限りなく近い重さ(15ポンドの場合)でフィジックスに使われてるアトミックコアとほぼ変わらない重さです。
さらに重さだけでなくコアの中心が絞られた設計なんですね。
センチネル・コア
RG 2.480 (15lbs)
ディファレンシャル 0.050(15lbs)
マスバイアス差 0.021(15lbs)
アトミック・コア
RG 2.480 (15lbs)
ディファレンシャル 0.053 (15lbs)
マスバイアス差 0.017 (15lbs)
RGはどちらも2.480でディファレンシャルも近い数値ですが、センチネルコアは真ん中が細い形なのでドリルに影響を受けやすいんです。
もう少し言うとドリルするとコアが削られるんですが、ドリル後は高慣性に移行しやすいので直進しやすくなりますし、先の動きが横に出やすい設計なんです。
それに対してフィジックスのアトミックコアは真ん中が太いのでドリルをしても、その影響を受けにくいという特徴があります。当然、高慣性には移行しませんのでレーンの中間くらいから縦目に動くような設計です。
そして、ストームで使われているコアの多くにはフリップブロックが採用されています。(コアの下につけられている円盤形状のもの)
これがついていると手前と奥の回転の差が出ます。アブソリュートにはフリップブロックをつけていませんので、レーン全体での一定した回転と安定したやさしい曲がりが特徴的でスコアメイクしやすいです。動きも先でたれることがないので女性ボウラーにもおすすめさせていただきます。
もう一つ言わせてください。
初代のアブソリュートはR2S™ ディープハイブリッドリアクティブを使っていました。R2Sはボール表面の凹凸が小さいので表面加工をしてもそれほど大きな違いは出ませんが、今作はNRG-2™ パールリアクティブなので凹凸が大きいので、ポリッシュしてあってもスキッドしながらも適度なキャッチは得られますし、サンディングした場合はより強い摩擦を生みやすい仕上がりとなっています。
ロトグリップ アテンションM
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ROTOGRIP ATTENTION M アテンション M
【ROTOGRIP ATTENTION M アテンション M】のボール詳細、口コミ評価みんなのレビュー:人気のアテンションシリーズも8作目。発売前にストームフェアの試投会で投げてきました。アテンションと言えばバックエンドの鋭い動きですが、その鋭さに安定感が加わったような印象です。XtremeTrax+パールリアクティブの影響か、手前も走りを感じますがレーンの中間あたりから立ち上がりがハッキリ見えて「拙者はココから曲がります!」ってのが伝わります。ヌルヌルのレンコンは厳しいと思いますが、オイル多めからミディアムコンディションまで幅広く使えそうですよ。
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色かわいーー
By松p
↓
コアの形状が縦長になればなるほど転がりにくくマスバイアスディファレンシャル(マスバイアス差)が大きくなりますが、アテンションに使っているモメンタスコアは縦型のコアの割にはマスバイアスディファレンシャルの差が少なくてフレアが一定の間隔で出ます。
それなのにバックエンドでは曲がりが強調されるのが特徴です。
モメンタスコア
RG 2.500 (15lbs)
ディファレンシャル 0.053 (15lbs)
マスバイアス差 0.011
アテンションシリーズも過去に多く発売されてきましたが、ロトグリップの中でもかなり異例のバックエンドが強く出るボールです。今作で使われているカバーはXtremeTrax+™ パールリアクティブで、走りやすいアテンションSとキャッチ力が高いアテンショングリップの間。手前もそれなりの走りを感じますし、滑りすぎない。さらにバックエンドの動きは当然モメンタスコアの特徴でもあるしっかりした曲がりがでますから、ストローカータイプから回転数多いボウラーまでいろいろなボウラーにマッチしやすいボールです。
会場でデモ投球していたプロボウラーの皆さんにも聞いてみました
望月理江さん
リアルアブソリューション
前作と比べると行き足はあまり変わらず、先の動きがハッキリするって感じました。
女性ボウラーにもおすすめしたいです。
アテンションM
私アテンションSを投げているんですけど、先でキレるっていうよりもカバーが強くなったことで動きが丸くなって使いやすくなりました。
色もかわいいですよ♡
男性プロボウラーの皆さんに聞いてみます。
榎本浩也さん
リアルアブソリュート
前作のアブソリュートよりカバーが強くなったので、オイルが多くてもかなり投げやすくなってます。
お二人目はスピードボールでピンをなぎ倒します。
大関隆之さん
リアルアブソリュート
このボールが発売すると聞いてカタログを見ながら動きを想像していたんですが、いい意味で裏切られた感じです。
転がるように見えて走ってくれますし、曲がりも一気に出るのではなく少しづつ開放していくような感じで使いやすい動きです。僕は表面をサンディングして使うと思います。
アテンションM
今回アテンションSとアテンションブラックパールの中間と聞いていてブラックパール寄りって感じです。ブラックパールの角張った動きを丸めたような感じで角度は出るけどポケットに寄っていくような動きです。
アテンションの中ではちょうど真ん中になるので一番出番があるかなって思います。
レフティーの声も聞いてみましょう。
リアルアブソリュート
最初のもそうですけど、まずピンアクションが凄いなって言うのとやっぱり扱いやすいなって感じます。
不思議なのが手前のキャッチはリアルアブソリュートの方が強く感じるんですけど、先の動きもリアルアブソリュートの方が出るんですよ。
つづきまして
山谷新也さん
リアルアブソリュート
いい意味でストームっぽくなくて先の動きが扱いやすいです。曲がるボールというよりも打つために必要なボールです。
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ある意味良いの頂きました。山谷さんありがとうございました(笑)
最後はやっぱハイスポ軍団のボスに締めていただきます。
プロボウリング界の大御所でハイスポ動画には必ず出演
もはや説明はいらない泣く子も黙るレジェンド
石原章夫さん
リアルアブソリュート
基本的にはNRG2を使っているのでレーンの手前から中間を意識したボールです。バックエンドの動きを強調したって感じではなく寄っていくっていうイメージですからオイリーからミディアムくらいまで幅広く使えるボールです。
アテンションM
今回使っているカバーは中間よりちょっと上なので弱いカバーではないです。そしてアテンションはロトグリップの中でもバックエンドを強調したボールですからいろんなボウラーにお勧めできます。
特にアテンションは女子プロボウラーが多く使っているのを見ますから女性ボウラーにも個人的にはおすすめしたいですね。
新製品試投会スタート
この中から自分のスパン(指穴の間隔)に近いものを選びます。
その後は自分に合ったフィンガーグリップと交換式サムを入れてもらいます。
てなわけで
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できたので投げてきます。
リアルアブソリュート
投げてみてすぐにMATSUYAさんが言ってた手前と奥の回転の差が少ないというのがすぐにわかりました。そのためバックエンドの鋭さがもうちょっとあってもいいかなと思いましたが、動きに慣れてくるとポケットヒットが容易に感じてコントロールしやすかったです。
今までのストームにはない滑らかさがあってずっと投げていたくなるような不思議なボールでした。NRG2ということもあって意外とオイルが多いなって思えるとこを投げても抜けることがなかったので安心して投げられました。
次はアテンションM投げてみます。
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いってきまーす!
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↑クリックでTwitterで投稿した動画に飛びます。
アテンションM
この玉もいろんなレンコンで使えるとのことでしたがアブソリュートとは違い行ってくれるし先も動いてくれます。走ると言ってもツルツル滑っていく感じではないのでバックエンドの動きが安定してくれます。
曲がり自体も鋭さもあるため外にミスっても戻って来てくれるだろうって思えました。
アテンションの中でも強すぎず弱すぎず、滑りすぎず噛みすぎずなのでこの玉をベースにラインナップを組んでいきやすいなって思いました。
試し投げしている人にも聞いてみよう
両手投げキャンプにも参加
山田宏明さん
リアルアブソリュート
手前のスキッド感と転がりは良かったですが先がだるく感じました。
両手投げキャンプに参加の小学生
小松秀誠くん
リアルアブソリュート
めちゃくちゃ噛むボールでした。
裏メニュー的なゲリラ講習会も開催
こんな感じでインタビューをしていたら突如として始まったのが
近年表面加工の大事さは世に知られてきましたが、その発端となった人物といってもいいシャカシャカ師匠によるアブラロン講座。
実際にアブラロンをかける方向を変えるとリアクションにどんな影響があるのかを投球を交えながらレクチャー。
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アブラロンの世界も奥が深い!!
シャカシャカ記事
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箱出しが最強ってわけじゃないんだぜ! 状況に合わせてシャカシャカできるようになりましょう
ボウリングボールの表面加工ってとても大切なの知ってましたか?なんとなく気にせずに使っていた人も多いかと思いますが、レーンコンディションに合わせたり、所有しているボールの特性を際立たせたり、ボールのメンテナンスという意味でも大切なんですよ。今回はボールの事ならおまかせ芦川和義がアブラロンの使い方やどんな目的で使うのかを解説しました。自分でシャカシャカできるようになると間違いなくボウリングの幅は広がるよ
続きを見る
いい話が聞けたと思ったら謎のチャレンジが始まったりもする。
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どーだ顔しちゃってるし(笑)
※MATSUYAさんは特別な訓練を受けていますからよい子のみんなはマネしないでね。
さーここからが普段会えない人のインタビューをしていきます。
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どどん!
予想はしていましたが色々盛りだくさんなストームフェア。
ここまででだいぶ尺食っちゃっているのでお二人の話は次回お送りします。