こんにちは
ドリラー芦川和義です
今日はみんなでお勉強しましょう!
ボウリング歴が長い人はわかっていると思いますが、始めたばかりの人にはなんのこっちゃよくわからないって事柄の上位にランクされてて、実際にドリルに来られた方からも「そのあたりの事わからないんです」って言われることが多い
日本で生活していると日常的に見たり聞いたりはほとんど無いんだけど、ボウリングやってるとやたら出てくる
ポンド
オンス
インチ
フィート
という
単位
ボウラーなら絶対に聞かれたことある質問第1位(和義調べ)
他にも
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・
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とか
なんてのもありますね
普段はキログラムとかメートルで生活している我々にとってポンド、オンス、インチ、フィートなどはイマイチピンと来ません
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・
続けます
実際にボウラーの皆さんがボウリングしていく上で知らないよりは知っといたほうが良いポンド、オンス、インチ、フィートについてまとめていきたいと思います
まずGoogleさんに尋ねてみたら「ヤードポンド法」という言葉が出てきました
世界のほとんどの国は「長さをメートル」「質量をグラム」で表現しているそうですが、アメリカなど少数の国では「長さをヤード、フィート」「質量をポンド、オンス」だそうです
ゴルフは距離をヤード、ボクシングでは体重をポンド、メジャーリーグではピッチャーの球速をマイルが使われてますね
身近なとこだと家にあるテレビの大きさはインチで表現されてますし自転車の車輪の大きさもインチで言いますね
ちなみに芦川和義が趣味としているルアーフィッシングの道具のほとんどはポンド、オンス、インチ、フィートで表現されています
こう調べてみると意外と耳にしているものですね
ポンド(lbs)とオンス(oz)
ボウラーにとって一番耳にする単位ではないでしょうか?
ボウリングの絶対的な道具といえばボールですが全てポンド(lbs)とオンス(oz)で表現されています
ポイント
1ポンド=16オンス
1ポンド=453.59237グラム
1オンス=28.34952グラム
12ポンド=5443.10グラム
13ポンド=5896.70グラム
14ポンド=6350.29グラム
15ポンド=6803.88グラム
16ポンド=7257.47グラム
※小数第3位切り捨て
外箱にも書かれています
15ポンド3オンスと4オンスではおよそ28グラムの差
オンスはあんま気にしねーぜ!って人は問題ないのですが「2オンスじゃなきゃ嫌だ!」ってこだわりの強い人は少しだけで良いので許容範囲を広げることをお勧めします
その理由としては発売される玉によって3オンスと4オンスしか入荷してこなかった~ってケースが良くあります
重さに対して「2オンスのみ!」ってシビアになってしまうと欲しい玉が買えないなんてこともありますからね
各ポンド多く売られているのが2~4オンスです
この範囲の重さを購入すれば玉ごとの重さの差は50グラム程度に納まるので重量差はあまり感じないと思います
また、15ポンド0~1オンスの玉は浅く穴を掘ったり、15ポンド5オンス以上あるような玉は深く穴を掘ったりして微調整することもできます
どうしても欲しい玉があるけど重さがなーなんて時はドリラーに伝えてみるのも良いでしょう
玉の前後、左右、上下の重さの差を計測するバランサーも当然ポンド、オンスです
はてな
なんでポンド(パウンド)って発音するのに表記はlbsなんだろ?
どうやら大昔はLibra Pondo(リブラポンド)という単位が使われていたようで、Libraの略Lbを表記していたそうです
やがてリブラポンドのリブラは発音されなくなってしまいポンドだけが口語として残った
※Libraとはラテン語で天秤の事を意味
そんな理由で発音はポンド(パウンド)と言い、表記はLbの複数形のsが付いてlbsなんだってさ
ちなみにオンスの表記ozはポンドの元になったラテン語のonzaからきているそうです
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インチ(inch)
これも良く使われる単位ですよね
スパン(中・薬指までの長さ)、指穴やフィンガーグリップの直径、指穴のピッチ(角度)に使われてます
メジャーシートを見たことがある人は見慣れない分数が並んでいるのを見たことがあると思います
ボウリングのスパンは1/16インチ刻みで表記されることが多く、こだわっているところは1/32インチ単位で表されます
このインチより短い時に表す分数が慣れないとややこしい!
1インチの半分を1/2インチ、その半分を1/4インチ、さらに半分を1/8インチ、もっと半分を1/16インチと言う風に分母を倍にして表記されています
ドリルの刃は直径を表していて1/64インチ刻みでサイズが変わっていきます
実際に測ってみたらピッタリ
念のためもう1本行ってみよう
このようにピッタリ直径でした
フィンガーグリップも1/64インチ単位で販売されているものが多いです
※フィンガーグリップは1/32インチ刻みのものもあるよ
これは内径を表示していますがメーカーによって多少の誤差があるので、メーカーを変える際には実際に指を合わせてみることをお勧めします
指穴を調整するインサートテープにも1/2インチ、3/4インチ、1インチの幅が用意されています
ポイント
- 1インチは2.54㎝
- その半分の1/2インチ=1.27㎝
- またその半分の1/4インチ=0.635㎝
- さらに半分の1//8インチ=0.317㎝
- そしてその半分の1/16インチは0.158㎝
- そしてそして、その半分の1/32インチ= 0.079㎝
- 最後にその半分の1/64インチ=0.039㎝
ドリラーが持っている定規は当然のことながらセンチではなくインチ
玉にラインを引くレイアウトゲージも当然のことながらインチです
以前お客様に「5ミリスパンを長くして下さい」って言われたことがあるんですが、5ミリが何インチなのかわからなくて困ったことがありました
結局はインチのゲージとミリの定規を合わせる超原始的な方法で解決
さらに毎日ドリルしている僕でも
「3/4インチのワンサイズ大きいグリップっていくつだっけ?」
とか
「37/64インチのワンサイズ小さいグリップは…」
なんて具合いにパッと出てこないことがしばしばあります
そんな時には小学校の時にやった通分と約分を思い出しましょう
3/4インチのワンサイズ大きいサイズは
37/64インチのワンサイズ小さいサイズは
わかりましたか?
例題やってみよう
5/8インチより1サイズ大きなグリップはいくつでしょうか?
11/16インチより2サイズ小さなグリップはいくつでしょうか?
※1サイズは1/64インチとします
答えは文末に載せておきます
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フィート(ft)
これはレーンの長さや、ヘッドピンまでの距離、オイルが塗られている距離を言う時に使いますね
ポイント
1フィート=30.48センチメートル
1フィート=12インチ
よく聞かれる話としては
「ファールラインからヘッドピンまでの距離が60フィートですよ~」
とか
「スパットはファールラインから15フィートのとこにあります」
他にも
「今日のオイルは42フィートだよ」
とか
「来週は40フィートなんだって」
このようにレーンに関する長さの表現はほとんどフィートです
このあたりの話は過去記事に詳しく解説、実験したものがあるのでご覧くださいませ
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このようにボウリングするうえで欠かせないポンド、オンス、フィート、インチがわかるようになればボールの重さの差やオイルの長さの違いなどを明確にイメージできるようになり今後のボウリングにも大きく役立つと思います
指の大きさが変化しやすい季節の変わり目などでも自分のフィンガーグリップのサイズを計算できて交換できれば、いつも丁度良いフィット感を得られて快適にボウリングができるようになりますよ
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答え合わせ
5/8インチより1サイズ(大きなグリップはいくつでしょうか?
答え:41/64インチ
11/16インチより2サイズ小さなグリップはいくつでしょうか?
答え:21/32インチ