技術・知識

松Pがみんなに伝えたい親指のこと

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私が伝えたいこと
それは

指穴のテープ調整

パーソナルレッスンやセミナーで一番時間を使うのが参加者の指穴(ほとんど親指)のテープ調整です。
何投か見ただけでホールサイズが合っていない方達ばかり。せっかく投球を見られる時間なのに、ほぼ親指の調整をしています。

緩い、キツい、テープを貼ったり剥がしたり、テープの種類を変えて貼り直したり、などなど。
中には「手に合わせてドリルしたマイボールなんだからテープを貼らなくても大丈夫じゃないの?」と言う方もいます。今回は以外と多いテープ調整を知らない方に、その必要性とやり方をご紹介します。

過去にも貼り方は紹介させていただいているので合わせてお読みください。

指は変化するって知ってますか?

私の場合で説明すると体調、季節、ボウリング場の温度で親指の太さがテープ3枚くらい違います。中指と薬指(フィンガー)も多少の変化はありますが指全体をテーピングするので調整する必要はほとんどありません。

画像タップするとてテープの巻き方紹介ページに飛びます。

親指は変化を見越して調整できるように少し大きめにドリルしています。私だけではなく誰でも指の太さは変化します。

浮腫みやすい

汗っかき

冷え性

体重の変化

水分の取り方

投げ過ぎ

上記の理由で指の太さが変わる方も少なくありません。緊張したり精神的なことでも変わりますから、年中全く変わらないという方はいないのです。これからドリルする時に親指はピッタリのホールサイズではなく調整可能に少し余裕を持ったサイズをお勧めします。

テープで調整する

指は日によって変化しますから指穴の大きさはテープで調整します。親指に貼るテーピングテープの枚数で調整する方もいますが微調整できるのはボールの指穴です。


画像タップするとサムテープの貼り方紹介ページに飛びます。

上記のテープを重ね張りしてホールサイズを調整するのではなく、まずはボールの指穴内に貼るインサートテープで調整してみましょう。

インサートテープ① (指の腹側に当たる面)

腹側に当たる面に貼るテープはサイズ調整ではなく、ボールをしっかり持つためのテープです。

グリップテープの種類はたくさんありますが親指の内側に滑りやすいテープは、お勧めしません。(但し怪我など、なんらかの理由で特別なドリルをしてる場合は別です)
指が曲がらないほど長いスパンやキツキツのホールサイズで親指の内側(腹側)に滑るテープを貼らないと抜けない場合はテープ調整だけではなくドリルを見直す必要があるかもしれません。
内側に滑るテープをお勧めしないのは、例えば重い物を持つ時に指がツルツル滑ったら力が入ったり物が落ちそうになって持ちにくいですよね?親指の内側は滑らない素材を選んでください。

インサートテープ② (指の背中側に当たる面)

親指の穴がきつい、緩いなどの調整は背中側に貼るテープを重ね張りして調整すると良いでしょう。

テープ調整は自分でしてますか?

ジュニアでもテープ調整は自分でできるように教えます。厳しいとかスパルタだからじゃないですよ。投げる時はいつも一緒ではありませんから大会などで指の太さが変化した時は自分でやるしかありません。
やり方を知らないと変化する度に我慢して投げるしかないですよね。重いボールを扱うボウリングで我慢して投げることは恐怖感を持ったり投球そのものに影響が出ます。

大人の方でもドリルした時に貼ってもらったままのテープが擦り切れていたりズレていたりテープの端がピラピラしている方が多く見られます。また、テープは素材によって細かな凹凸があり投げてる間に感じが変わってしまうので定期的に貼り替えが必要です。
なんか親指の感じが悪い」という感覚は自分以外の人にはわかりにくいので気になったら確かめましょう。

リリースがバラバラだというのもテープの劣化やその日の親指に合っていないホールサイズかもしれません。ジュニアでも何回か教えればテープ調整は自分でできるようになりますから試してみてください。

テープ調整に必要な道具

当たり前ですがテープ調整にはテープと道具が必要ですので準備しましょう。

ハサミ

ピンセットマイナスドライバー千枚通し(目打ち)

 

貼り慣れない方はハサミだけだと剥がす時に不便かもしれないので細長い物があるといいですね。

テープは親切なショップには感触を確かめられるように見本が置いてあります。

皮膚感覚は個人差があるので自分の肌に馴染みやすいテープを見つけてください。

テープの貼り方

自分でテープを貼ってる方でも指穴ギリギリ、中にはちょい出ちゃってる方もいるので剥がれの原因になりますからホール上部から2、3ミリ下に貼るのをお勧めします。

テープを2枚、3枚と重ねて貼る場合は1枚目より少し下(1、2ミリ)に貼ると剥がしやすく同じ位置に貼りやすくなります。

少し緩い、少しキツい、微妙な時は同じ位置に重ねるのではなく貼る位置を下にズラして変えてみてください。
(わかりやすいように色を変えています。同じ種類、同じ色のテープを使うことが多いです)

細いテープを持っておくのも良いでしょう。

投げていれば、そのうちピッタリするだろうと待つよりもテープ1枚でリリースが安定する場合があります。

丁度良い大きさ

感覚なので数字で表せない『丁度良い』がわからないという方がとても多いです。緩めの丁度良いか、キツめの丁度良いか、個人差があります。

ひとつの例としては
■ 指穴の中で親指がほとんど曲げられない状態(親指が真っ直ぐな状態)だとキツ過ぎ。
■ 第一関節を曲げて力を入れないと落ちそうなら緩いかもしれません。

この丁度良いを自分で見つけられるとテープ調整の必要がわかってきます。

緩ければテープを貼る。

キツければ剥がす。

その日の親指の状態に合わせられます。どんなに優秀なドリラーもコーチも変化するボウラーの親指の感覚はわかりませんから自分で感じるしかありません。たかがテープ1枚でも投球の再現性に大きな影響を与えるので練習の時に丁度良いを感じながらテープ調整の練習もやってみてください。

ドリルしたら終わりじゃない

よく行くボウリング場があって相談できるドリラーや専門家がいる、こういう方ばかりではありません。ボールが落ちたり親指が抜けない、感じが悪いけど今日は我慢して投げるしかない……こんなことありませんか?

調子の良し悪しは親指の感触がとても大事です。テープと道具があれば誰かに頼まずに、その場で調整できます。マイボールは自分の手に合わせてドリルしますが微調整は必要です。
リーグ戦や大会中に指が変化しても自分で調整できれば焦ることもありません。

親指だけじゃない

最近は両手投げのボウラーが増えて親指の調整は不要ですが中指と薬指(フィンガー)があっていない方もいます。

サイズが大きくてブカブカ

指先の先端しか入らない

何年も経っていて劣化しているフィンガーグリップ

こんな方はいませんか?
フィンガーグリップは消耗品ですから時々、見直しが必要です。

参考ぷにょぷにょだけどボールの動きに超影響する フィンガーグリップ !?

地味だけど大切な存在【グリップ】定期的なメンテナンスがボウリングのスコアUPに繋がるかもしれませんよ
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フィンガーのサイズやどこまで入れるかはドリルする時に必ず説明してもらってください。

調整が面倒だから両手投げにしようというのも解決策ですが、なかなか簡単ではないですね。洋服や靴のサイズと同じで動きやすさを優先すれば調整はそんなに難しくありません。

自分の持ちやすさを感じてみてください。


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松本妃永(プロボウラー)

社団法人日本プロボウリング協会18期プロボウラー 一般社団法人レッシュ・プロジェクト公認マスター級トレーナー プロボウラーとして、またレッシュ4スタンス理論から見たボウリングを皆様にお伝えします





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