10月9日から12日までの4日間、愛知県は稲沢市へ全国からボウラーがゴッソリ集まり開催されたのが1年の間を空けて開催された
第38回 JAPAN OPENボウリング選手権
今年も見ごたえある戦いが繰り広げられました!
なんと言っても一番の話題は
↓
男女ともに最年少優勝記録の更新
男子マスターズ優勝者は今年20歳になったばかり
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森本健太
- 1995年8月29日生まれ
女子クイーンズ優勝はなんと15歳で中学3年生
-
水谷若菜
- 全日本ユースナショナルメンバー
- 2000年5月15日生まれ
ピッチピチの世代が優勝し幕を下ろしたこの大会、なんといっても参加選手の数が凄いっす
男子772名、女子400名、合計で1172名
参加選手+ギャラリー+大会関係者を合わせたら軽く2500人は超えている(たぶん)
世界一の規模を誇る稲ボとは言え、連日会場内はどこに行っても
人
人
人
そして
玉
通常のプロトーナメントより、規模も参加人数もハンパ無いこの大会は写真が思ったように撮れない為、朝イチの空いてる時間を狙って会場入りします
大会2日目のこの日は女子の部4人チーム戦・ダブルス戦・男子シングル戦が予定されており8:30~21:30までガッツリスケジュールにて取材に挑みます。
会場入りした時には、女子ボウラーはすでに投球準備が整っており準備万端、
まず様子を見なければならないのは当然
松P
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・
居ません
・
・
おーい
まつPーー
↓
準備中
からのー
↓
組み体操
ゲームが始まった所でJAPAN OPENの競技内容をサラッと説明しておきます
エントリーした4人でチーム戦3G(プロは2名まで)
↓
ペアに分かれダブルス戦3G(プロは1名まで)
↓
シングル戦3G
それぞれ部門別12位までに入ると褒賞対象となります
更に各部門合計9ゲームのスコアはクイーンズ戦(男子はマスターズ戦)の予選も兼ねているため部門での上位入賞を狙いながら9ゲームトータルで予選突破を目指します
- 女子はシードプロ含めた上位100名がクイーンズ戦に進出
- 男子はシードプロ含めた上位150名がマスターズ戦に進出
クイーンズ戦とマスターズ戦では今までの各部門のスコアはリセットされ予選8ゲームが行われます
クイーンズ準決勝へは32名・マスターズ準決勝へは46名が進出し6ゲーム投げます
合計した14ゲームの上位8名が決勝ダブルイリミネーションと呼ばれるトーナメント方式へ進みます
決勝トーナメントは1回戦・2回戦・3回戦は2ゲームマッチで行われ3位決定戦と優勝決定戦は1ゲームマッチ
ご覧の通りなかなかハードなこの大会に優勝するためにはガッツリ投げる体力と打ち続ける集中力とレーンと解り合える技術が必要な訳です
- 結果は
- 9位入賞
- 明日も頑張ってくださーい
大会3日目は女子シングル戦終了後クイーンズ・マスターズの予選が行われます
残れなかった大半の選手は帰っちゃってるけどクイーンズ・マスターズ前に開会式が行われます
開会式の締めは地元愛知県のキッズたちがかわいい始球式
将来ジャパンオープンに参加して活躍してね
開会式終わるといよいよお祭りモードからガラッと雰囲気が変わりクイーンズ・マスターズがのお時間、まず初めにレーン抽選によって入るレーンを決めます
緊迫感が漂い始めた会場の空気を一掃するような光景が飛び込んで来ます
クイーンズ出場を決めた中村美月と新年会でいいトコ持ってく殿方の華麗なるステップ(殿方重め)
↓
↓
キマったようです
男子も見に行ってみましょう
まずは目に飛び込んで来たのは↓
ブライアン・グリーンウッド
この大混雑した会場でも簡単に見つけることができる便利ブライアン、リージョナルでは毎回お会いする事が出来ていましたがプロボウラーになり今回久しぶりの再会
早くリージョナルでも会えると良いですね!
アマチュア選手の姿もチラホラ見かけますが、直近のカメレオンにて準優勝の
カメレオンでは相当な悔しい思いをした彼、本大会への気合の入り具合は良好です
いよいよマスターズ予選が始まりなかなか濃い面子が入るボックスを発見
- ポイントランキングトップ
- 渡邉航明
- ポイントランキング2位
- 川添奨太
- スコアも279&279
- すごい事になってます
激似な2人
プロボウラー達の気合の入った投球を一目見ようと多くの方が詰めかけ写真撮影が困難になって来ました
クイーンズ戦が行われているエリアは近寄ることも難しい状況なので一旦退避してお昼Timeとします
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(休憩中)
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マツPも僕も会場内でたくさんの方に「シールちょうだい」とお声がけ頂き、結構レアアイテム化してるNAGEYOシールの配布も大盛況
残念ながらGETできなかった方はまた来年w
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昼休憩を終えて会場に戻るとちょうど準決勝に残ったメンバー発表まっただ中
239av打って3位準決勝進出は、だいぶ大人っぽくまった高淵常志、最終ゲームで289点打って準決勝進出を決めたナショナルチーム 宮澤拓哉、各選手を追いかけていると
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「明日の朝イチ使う予定だったのにー」
泉宗心音ちゃんが
泣いてる
(;・∀・)
事情を聞くと、なんとボール置き場にあったはずの自分のダブルバッグが無くなってしまったそうです
緊急のご案内
本題に戻り、大会最終日はクイーンズとマスターズの準決勝と決勝ダブルイリミネーションが行われ優勝者が決まります
昼前に会場に到着すると女性から声かけられ
昨日シールもらったお礼に
↓
逆ナンされまスた!
会場奥の決勝レーンでは準決勝が終了して決勝出場選手が発表されていました
クイーンズ決勝進出の8名
左から順位順に、姫路麗・桑藤美樹・本間由佳梨・霜出佳奈・坂本かや・内藤パイセン(真裕実)・吉田真由美・水谷若菜
マスターズ決勝進出の8名
左から山本勲・川添奨太・渡邉航明・和田秀和・森本健太・藤井信人・三池丹輝・小林孝至
何人かに意気込み聞いてみましょう
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内藤パイセン(真裕実)
- 久しぶり過ぎて感覚忘れてますが頑張りまーす
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坂本かやちゃん
- アマチュア15歳
- いい感じなのでこのまま優勝したいです!
-
小林孝至
- 今年トーナメント参加は初ですが胸を借りるつもりで頑張りたいと思います
-
川添奨太
- 去年の良い時なら90%以上勝つと思うのですが、ここは謙虚に50%と言っておきます
このまま記事決勝トーナメントのレポートを進めたい所ですが、時間の都合上早送り
決勝トーナメントも上位3名が決まり3位決定戦と優勝決定戦を残すのみとなりましたが、その前に開催されたのが東海地区から集まったジュニアボウラーのレッスン&大会
プロボウラーのお兄さんお姉さんが直々にレッスン
中には上手く行かなくて泣き出しちゃう子もいます
子ども達は真剣です
お父さんお母さんも真剣です
小学生低学年の部
- 優勝
-
森下元喜くん
- N:
- 優勝おめでとう
- どんな気持ちですか?
- 元:
- 嬉しい気持ちです
- レーンの感じがまあまあ合ってました
- N:
- レーン分かるってすごいねー
- 将来は何になりたいの?
- 元:
- プロボウラーになりたいです
バッグでかっ!
では、3位決定戦が始まるので見に行ってみましょう
松本さん行きますよ~
ガチで接客中
■男子3位決定戦
■女子3位決定戦
-
坂本かやVS桑藤美樹
- ストライクを10個で263点を叩き出した桑藤が勝ち上がり
■男子優勝決定戦
森本健太VS山本勲
ここまで負け無しで優勝決定戦に勝ち進んだ森本と2回戦で森本に敗れたが敗者復活ゾーンから勝ち進んだ山本が優勝決定戦を戦います
もし森本が勝利した場合はそのまま優勝が決まるが、敗者復活ゾーンから勝ち上がって来た山本が勝った場合は再優勝決定戦を行いて優勝者を決めます
雄叫びが炸裂258点対248点で山本が勝利
ダブリイリミネーション方式は1度だけ負けが許されています
山本の勝利で負けなしの森本が1度負けてしまったため、両者1敗同士で並んだため再優勝決定戦を行います
この戦いに勝った方が優勝です
中盤で⑦ピンが残ってしまいストライクが続かなくなった山本
対して先ほどの戦いで勝ちを逃した森本は大事に行こうと決めた序盤はフォース
しかし、5フレでスペアミスをしてしまう
地元愛知の応援の後押しも力になったのか後半もストライクを重ね勝負所でもストライクを決めて初優勝
最後のの1投は目に涙を浮かべ手拍子の中ウィニングショット
- 鉄人28号ポーズで初優勝
- そして最年少記録を達成
■女子優勝決定戦
ノリノリのバッチバチで誰にも負けずに優勝決定戦まで進んできた15歳
中学校3年生でこの大舞台で臆することなく、しかも1回戦では今季4勝している強豪姫路麗を破り、2回戦では高校1年生の坂本かやとの対決を制し、3回戦では桑藤美樹に勝ち優勝決定戦に進出
こんな大活躍の娘を応援に来ていたご両親はきっとドキドキで見ていられないだろうなーってカメラを向けると
余裕w
対して、3回戦で水谷に負けてしまったが、敗者ゾーンで坂本かやにストライクラッシュで勝ち優勝決定戦に進出してきました
無敗の水谷は、桑藤に負けたとしても再優勝決定戦で勝てば優勝できる大チャンス
桑藤は1度負けているため2回勝たなければならない状況
優勝決定戦は253点を打ち桑藤が勝利
↓
よって
再優勝決定戦
再優勝決定戦中に優勝決めたばかりの森本さん発見
優勝インタビューの交渉中
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・
決まったようです
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おめでとうございまーす
優勝 森本健太
- N:
- おめでとうございます
- 相手が強豪山本勲さんでしたがいかがでしたか?
- 健:
- 最初の優勝決定戦では途中からペース持って行かれちゃったし強かったです
- 再優勝決定戦では⑦ピンミスっちゃいましたー
- 準決勝始まる前に⑦ピン1回もミスってないよねーって話してたんですけど、それから5回位ミスっちゃいました
- N:
- やっぱドキドキしました?
- 健:
- 緊張して内ミスばっかでした(笑)
- でも内ミスしても大丈夫なウレタンボール使ってましたので
- N:
- 優勝賞金150万円は何に使いますか?
- 健:
- 母さんには「優勝したら半分だよ」って話しちゃったんですけど、そうすると75万円になっちゃうからもう一度そのあたりは審議したいと思います(笑)
- それとお姉ちゃんがもうすぐ子供生まれてくるので、弟として何か買ってあげたいなと思ってます
- N:
- 弟から買ってもらったらお姉さん絶対喜ぶよー
- では、今後の目標教えて下さい
- 健:
- 今年は千葉と全日本が残ってるのでしっかり結果残したいと思います
- 千葉は苦手で一度も選抜大会を通過したことないのですが、この優勝でVシード権が与えられるので、選抜投げなくて良いので嬉しいです
- N:
- 今後の活躍も期待しています
さー女子を見て見ましょう
スタートで2オープンしてしまった桑藤ですがダブルを決めてストライクが続かない水谷を追いかけます
水谷は着実にマークを付けて行ったが後半に入るとスプリットとスペアミスで桑藤に逆転を許してしまう
しかし!
ここは水谷の地元で投球するたびに熱い声援が送られます
8フレームから4連続ストライクを決め再逆転し優勝を決めた
↓
若干15歳の中学3年生が400名の頂点に立ちました
優勝後はまずは両親の所へ優勝報告
&
青木彰彦師匠へ報告
表彰式が始まり優勝カップや賞金(プロのみ)、副賞がテンコ盛りで贈られます
水谷は女子優勝とベストアマの副賞両方ゲット
男子ベストアマはリージョナル・カメレオンOPで準優勝した斎藤祐太
彼は今ノッてます!
表彰式後に話を聞いてみました
- 女子優勝
-
水谷若菜
- N:
- 優勝おめでとうございます
- みんな応援してましたが何考えてましたか?
- 若:
- ここに投げようとだけ考えてあとは無心でした
- N:
- ドキドキとかしないの?
- 若:
- 楽しいんで投げようと思っていたので特に緊張はしませんでした
- N:
- すげーな!
- 心臓が口から飛び出そうとかないんだー
- では、最後に若菜ちゃんの今後の目標を教えて下さい
- 若:
- どこでも通用する選手になりたいです
- これからも一生懸命頑張って行きますので応援お願いします
4日間に渡って行われたジャパンオープン
楽しい思い出になった方もいれば苦い思い出になってしまった方のいるかも知れませんが、これだけ多くの選手が1か所に集まってボウリングするって素晴らしいですよね
プロとアマチュアがチームを組むのも魅力ですよね
そしてボウリングが終われば連日稲沢地区で行われていたであろう
夜のジャパンオープン♡
我々としても多くの方に「シールちょうだい」って声をかけられたり、写真撮ったりしてなかなかお会いできない読者の皆様と交流できて楽しかったです
またどこかでお会いしましょう
大会結果の詳しい事はJPBAオフィシャルにてご確認ください