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ドリラー芦川和義が選ぶ!勝手に玉・オブ・ザ・イヤー2025

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玉オブザイヤー2025 芦川和義

2025年はF1ドライバーのマックス・フェルスタッペンが運転してたのか?(←今年F1レースにハマった。)ってくらい目にもとまらぬ速さで過ぎていき、気づけばファイナルラップの最終コーナーです。

これを読んでいる皆さんは最終コーナーを、どのようにお越しですか?
大掃除で疲れた、国民的歌合戦を見ている、家族で酒飲んで盛り上がってる、はたまた、投げまくっている人もいるでしょう。そのどれもが素晴らしいですが、大みそかに公開するNAGEYOの定番、今年もこれをやらないと年が越せません。って人も何人かは居てくれる(居て欲しい)はずです。

では行ってみましょう。

勝手に玉オブザイヤー2025

今年も毎月10前後の新製品が主要4社から数多くの新製品が発表されてきました。

▼国内主要4社公式サイト

まずはその総数を調べてみるところから始めます。

1月から12月までの「玉まとめ記事」を振り返りながら「ソリッド」「パール」「ハイブリッド」「ウレタン」に分けていきます。発売数が多いので年の最初の頃の玉なんか、すでに懐かしさまでありますw

カバータイプの違いはコチラ

ソリッド ハイブリッド パール
ソリッドとハイブリッドとパールと私

ボウリングのボールを買う時にソリッド、ハイブリッド、パールって聞いたことありませんか?でもそれって何のことなんだろう?ってボウラーのために、松Pがあの人に質問してきましたよ。ボールを選ぶときの参考にしてくださいね。

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玉オブザイヤー2025

ドリラー芦川和義が選ぶ
勝手に

玉・オブ・ザ・イヤー 2025

以下、玉.O.Y

2025年の新製品発売数
約125個

この中から「ソリッド」「パール」「ハイブリッド」の部門に分けて、カズヨシの独断と偏見によるベスト3を発表させていただきます。
(ウレタンは発売数が少ないのと、必要な人、場面が限定されるので除外しました)

市場にはもう出回っていない玉もあるかもしれませんが、もしどこかで見かけたら運命です。つい先日20周年を迎えたAKB48フライングゲット歌いながらゲットしてくださいませ。

ドリラー和義が選ぶ ソリッド・リアクティブの部 発売数39玉

ソリッド・リアクティブの特徴

最大の特徴は、オイルの濃淡(ムラ)に左右されにくい「いい意味での鈍感さ」です。 レーンの手前、中間、バックエンドでのリアクションの差が小さく、滑らかに動くため、軌道が非常に読みやすいのがメリット。 派手なキレこそありませんが、過敏な反応をしないので急激な変化にも対応しやすく、コントロール性は抜群です。 特に「どのボールを投げたらいいかわからない」という迷子の時こそ、この安定感が頼りになります。

STORM PHYSIX GRANDEUR フィジックス・グランジャー STORM PHYSIX GRANDEUR フィジックス・グランジャー

和義

もうフィジックスはわかったよ。
って一瞬でも思ったあなた!このコメントを読んでください。 もう、四の五の言いません。 「打ちたい」なら、迷わず手に入れてください!

初代フィジックスの衝撃から約7年…これまでたくさんのカバーを組み合わせて発売されてきました。しかし僕は3代目のアストロ・フィジックスが発売されたときにこう思っていました。 このカバー(アストロR2Sパール)のままソリッドで発売してくれ!!
そうです。20作目のフィジックスにふさわしいカバー「R2Sソリッドリアクティブ」で発売なんです。

何がそんなにいいのかイマイチピンと来てないですか?ピン倒すのに?(寒) ストーム社には過去に大ヒットした名作が数多くあります。
その中でもこのカバーを使った玉は今でも探す人もいますし、あれは良かったと遠い目をする人も多いです。

実は今でも本国では作ってるっぽい『IQツアーエディション』
爆発的ヒットを飛ばした『コードX』
他にも『ハイロードソリッド』めっちゃ古いとこで『スペシャルエージェント』…名前を挙げるだけで、思い出話に花が咲いて二日酔い確定の「伝説の名作」たちです。
それらに使われてきたカバーが「R2Sソリッドリアクティブ」ってわけなんです。

その「伝説カバー」に、現在最強の一角「AIコア化されたアトミックコア」を載せちゃったので、めっちゃ速いボール投げるピッチャーなのに、ホームランめっちゃ打つアニメの主人公みたいな…もう大谷です!!
自分のバッグに大谷がいたらめっちゃ心強くないですか?WBCもワールドシリーズも優勝ですよ。

「ソリッド」だけど「噛みすぎない」から、手前の走りはスムーズで動きがめちゃくちゃ読みやすい。なのに、レーンが遅くなってきても曲がりがボケることなく、ピン前でしっかり向きを変えてくれる。 この玉をバッグから出したら同じボックスの人がみんな諦めると思いますww

ROTOGRIP ROCKSTAR ロックスター ROTOGRIP ROCKSTAR ロックスター

和義

ロックって言うと、長年発売されているストームのLOCKシリーズを思い出しちゃいますが、 We Will…We Will…Rock You!!のほうのロックです。

ロトグリップさんちの対称コアで「HP3ライン」といえば、あの偉大なる『アイドル』シリーズが君臨していますよね。 「アイドルは扱いやすい。安定感もあるし、スコアも出る。」 わかります。それに「もう少しバックエンドの刺激が欲しくないか?」って、思った人はロックスターを使ってシャウトしましょう。

新開発の「ロッカーAIコア」に、これまた新開発のカバー「ナノスター・ソリッドリアクティブ」を合わせています。傾向として、コアもカバーも新開発だと「ん?どなの?」ってなる人が多いですよね。大バズリはしませんでしたが、オイル多めでは確実に役に立つ玉です。と言いますのもオイル多めで使う玉って摩擦が強めのカバーで非対称コアを使うことが多いのですが、対称コアってのがまず珍しいです。「安定のアイドルとメリハリあるロックスター」って感じでいいと思います。
気分によってアイドルの楽曲や、ロックを聴き分けるようにレンコンによって投げ分けてくださいね。

ソリッド素材特有の「キャッチ感」はあるのに、意外なほど手前が行ってくれる。そしてバックエンドの動きにもソリッドらしからぬ鋭さがあってオイルが多めでも安心して投げられます。
見かけたら即スカウトして迷わずデビューさせちゃってください!

PRO-am SPEED STRIKER スピード・ストライカー PRO-am SPEED STRIKER スピード・ストライカー

和義

この玉、「激レアさん」です。
ソリッドリアクティブって聞くと「オイルが多い時に使う」「手前から噛んで曲がる」イメージがあると思います。 でもこのスピードストライカーは違うんです。「摩擦小さめのソリッドリアクティブ」というだけでも珍しいのに、「前に進んでくれるコア」という組み合わせです。こんなスペックって他に何がある?って聞かれると脳がフリーズしてしまいます。

あの走りとキレが売りだった「エリートパフォーマー」で使われていたInnovative Coreのフリップブロック(下についてるパーツ)を取り除いたことで、余計なスキッドやキレ、不安定な挙動が排除されて、驚くほどスムーズで読みやすいリアクションになっています。

「曲がりすぎて困っている人」 「先の動きが不安定でスコアを崩している人」 「遅いレンコンが苦手でどうしようもない人」

その悩み、この玉が全部受け止めてくれます。
オイルが削られて荒れたレーンでも、過剰に反応せず、まるでレールの上を走るようにポケットへ吸い込まれていく。 この「走るソリッド」という新感覚の安定感、一度味わったら手放せなくなります。

ちなみにこの玉は絶滅危惧種です。どこかで見つけたら大事にお迎えしましょう。

ドリラー和義が選ぶ パール素材の部 57個が発売

パール・リアクティブの特徴

最大の特徴は、オイルゾーンでの「軽快な走り」と、ドライゾーンでの「鋭いキレ」が生むメリハリです。 レーン手前では余計な摩擦を生まずに力を温存し、バックエンドで一気に放出するため、派手なバックエンドでのリアクションが魅力。
ソリッドとは対照的に、手前のオイルが削れて遅く感じてきた時や、インサイドから角度をつけて攻めたい時に、その真価を発揮します。

MOTIV EVOKE HYSTERIA イヴォーク・ヒステリア MOTIV EVOKE HYSTERIA イヴォーク・ヒステリア

和義

1位は文句なしでこの玉です。
MOTIVファンはあのタケちゃん(EJタケット)が良く使っているので持っている人も多いんじゃないでしょうか?

通常、オイルゾーンで走ってくれるから先での鋭く速い動きが出るので激しいリアクションを持つ印象をお持ちの方が多いと思います。
走って鋭いリアクションてのは強力な武器になりますが、オイル事情が変化していく過程で「抜けたり刺さったり」と時として狂暴になることがあります。そんな時にはソリッドリアクティブや、ハイブリッドリアクティブに代えたり、対称コアに代えたり、手前の走りを失わない程度に軽くサンディングしたりなど工夫が必要ですね。

しかし、この玉の最大の特徴は、パール素材でありながら「先で暴れない」という点に尽きます。新カバー「Propulsion MXV 」は、摩擦に対するレスポンスを少しだけ遅らせる特性があるので、バックエンド(ドライゾーン)で予測不能な動きをするのではなく、「破壊力がありながらもコントロール可能な動き」をします。ゴリッゴリのヘヴィメタバンドがバラードをピアノアレンジで歌った時のキュンてなる感じのやつです。
「走ってキレるのが好き!」って人にはバックエンドの動きが物足りないかも知れませんが、「パールって先が暴れるから苦手なんだよね」って思っている人は是非とも手にしてほしいです。

あまり知られていませんが、使用されている「オーバーロード・コア」はドリルレイアウトによって大きく動きを変える特性があるので、走り多め、立ち上がり速め、リアクション強め、みたいに「家系ラーメン」のような注文もできるので、大将(ドリラー)に元気に伝えてくださいね(笑)

インサイドに入ってオイルを使っても滑らないし、ドライゾーンに当たっても過激な反応はしないのでスコアメイクには欠かせない玉です。まだ売ってるとこ見かけることもあるので探してみてください。

HAMMER BLACK WIDOW MANIA ブラックウィドー マニア HAMMER BLACK WIDOW MANIA ブラックウィドー マニア

和義

商品名に「マニア」と付けたハンマー社の自信と遊び心に脱帽です。 世の中にはブラックウィドーをこよなく愛するブラックウィドーマニアが実在しています。

ブラックウィドーは約20年前に発売されましたが、今もなお当時のガスマスクコアを使用し、その時代ごとの最新カバーを纏って発売され続けている、不動の人気シリーズです。

今回の特徴は、なんと言ってもカバーに採用された「HK22-Cohesion Pearl」とのマッチングでしょう。 HK22特有の「クリアな走り」と「バックエンドの反応の良さ」というのは想像つきますが、HK22のベースカバーに「コヒージョン」という添加物を入れて作られています。 これはオイルゾーン終盤でのキャッチが高まる効果があるので、走りとキレを感じながらも、若干の安定感が加わった「マイルドヤンキー感」があるブラックウィドーです。

当初、前作のブラックウィドー・ナイトメアの色違いっしょ?って思っていた人も、このスペックなら複数持ちしてもいいと思います。実際にナイトメアとマニアを持っている人からは、若干マニアの方が先まで行くという感覚があるようです。
一度投げたら最後、気づけばあなたも「ウィドーマニア」の一員です。

STORM PHYSIX ERA フィジックス・エラ STORM PHYSIX ERA フィジックス・エラ

和義

「時代(ERA)」を作る玉が、3位にランクインです。 一言で言います。「買ったほうがいいです。」が、もう売ってないかなー(涙)
フィジックスシリーズといえば「重量級の転がり」と「しっかりしたバックエンドの動き」が特徴で、この「エラ」は、パール版フィジックスの完成形を見せつけられた気がします。

搭載されているのは当然、ストームの代名詞となった「アトミックコア」のAIバージョン。これが2作目のA.I.コア搭載フィジックスとなります。 これに、「TX-16 パールリアクティブ」を組み合わせることで、シリーズの中でもトップクラスの「バランスの良さ」があります。

パールリアクティブ特有の走りがありつつ滑りすぎず、レーンキャッチも感じるのに噛みすぎない。 そして、バックエンドでは、しっかり向くけど過激じゃない。
まさに「全人類対応万能型パール版フィジックス」といった仕上がり。

もし見かけたら僕の分もゲットしてくださいw

ドリラー和義が選ぶ ハイブリッド素材の部 24個が発売

ハイブリッド・リアクティブの特徴

最大の特徴は、ソリッドの「安定感」とパールの「キレ」を融合させた「イイトコ取りの万能さ」です。 オイル上での適度なキャッチと、バックエンドでの計算できる動きを両立しているため、幅広いレーンコンディションに柔軟に対応できるのがメリット。 ソリッドとパールの間にある「あともうちょっと!」という痒い所に手が届く絶妙なポジションをカバーしてくれるので、ラインナップには欠かせない存在です。

900GLOBAL VIKING バイキング 900GLOBAL VIKING バイキング

和義

え!なんでこのボールなのよ。って思ったでしょ? このボール、一見すると地味に見えるかもしれませんが、今の時代を考慮した設計なんじゃないか?って思っています。

最近はみんな回転数が多いから、手前のオイルが削れるのが早いですよね。 そうなると、オイルを求めて中(インサイド)に入っていくわけですが、ここで問題発生。摩擦が強いカバーのままだと、手前の削れた部分でパワーを使いすぎて、ピンに当たる頃にはヘロヘロ。 「じゃあ走るボールに替えよう」と摩擦が弱いカバーにすると、今度は滑りすぎて先の動きが安定しない…。
誰もが直面するスコアが伸び悩む時間帯をどう攻略するかが、打ち続けるコツだと思います。

搭載されているコアは三重塔のような形をしている新開発の「ストロボA.I.コア」。この形状がミソで真ん中にあるメインの塊の上下にパーツが配置されていることで、リリース直後から安定した回転で先まで進もうとしてくれます。

それに被せたのが「RB90ハイブリッド」という、ちょっと摩擦が強めのカバー。 通常、コアが走るタイプでカバーが強いとチグハグになりそうですが、バイキングはこのバランスが素晴らしい。 手前はスムーズに行くのに、ブレイクポイントでは「行き過ぎず、止まりすぎず」の絶妙なブレーキで、濃厚こってりスープなのに、後味スッキリな感じです。

そこから先の動きも、非対称コアにありがちな「一瞬向いて終わり」って曲がりではなく、程よい持続性があります。 まさに「走らせたいけど、いいとこで止まってほしい」というボウラーの思いを解決してくれる仕上がり。

もしも、黄色のシャツを着た丸眼鏡の少年が、「助けてよ~!またレーンがわかんなくなっちゃったよー!」って泣きついてきたら、未来のネコ型ロボットは迷わず「バイキング~」って自信満々にポケットから出すことでしょう。

MOTIV KING VENOM キング・ベノム MOTIV KING VENOM キング・ベノム

和義

「ベノム」って好きな人が多いですよね。 あの名作『ベノム・ショック』を思い浮かべた方もいるでしょうし、ブルーコーラルブラックベノムライジングなどたくさん発売されています。

でも今回はベノムと名前がついていますが、今までのGEARコアではなく、世界最強ボウラーのタケちゃんが愛してやまない「シグマコア」を搭載してますのでご注意ください。
カバーには、あのイヴォーク・ヒステリアで使用された「Propulsion MXV」のハイブリッド版が使われています。 シグマコアはベノムに使われているGEARコアよりも向きが変わりやすいので、今までのベノムよりも、もうちょっと動きがほしい時に最高です。

「とりあえず生中と枝豆」的なノリで「まずは、これ投げとけば、大丈夫さ」って玉です。 しかしながら、日本限定モデルで数が少ない上に、メーカーの発表と共に早い段階で完売したので見つけるのは難しいかなー。

【ABSの偉い人へ】 名前変わってもいいのでこのスペックでまた発売して欲しいです。「SIGMA ExJ」とか2026年は午年だから「Sig+Uma(シグゥマ)」とかw

BRUNSWICK ENERGIZE エナジャイズ BRUNSWICK ENERGIZE エナジャイズ

和義

エナジャイズって言えます?僕は高確率で「エニャジャイジュ」ってなりますw
ブランズウィックさんちは、2025年はHK22の進化版「HK22C」を多く使用しています。HK22は手前の走りが良いと評判なのは耳にした人も多いと思います。それにC(Cohesion)と言う添加物を混ぜることで、オイルゾーンの終盤のキャッチを良くして安定感を増したってことです。
エニャジャ…エナジャイズのカバーにはそのHK22Cをベースにした「EVOハイブリッド」を使用していますので、手前は行くけどバックエンドはしっかりキャッチしてくれます。
コアは、これまた言いにくい、ヴェイポライズでも使われた「ゾーン・アシメトリック」を採用していますので、非対称コアと言えども読みやすい動きが特徴です。 使用できる状況も幅広い便利な玉で、言いにくい以外は完璧な玉です。

玉オブザイヤー 2025

いかがでしたでしょうか?

 

おいおい!
待てよカズヨシ!

俺のお気に入りの玉が入ってねーじゃねーか!

って方は
その玉の感想をみんなのレビューに書き込んでくださいな。

ボウリングボール 感想 みんなのレビュー

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みんなのレビュー ボウリングボール

みんなのレビュー
感想をお待ちしています。

 

最後に2025年も多くのレビュー投稿をいただきました。貴重な感想を投稿してくれた皆様ありがとうございました!

「これマジで良い!」2025年個人的ベストアイテム

今年も全国あちこちへ取材に行かせていただきました。 たくさんのボウラーさんとの出会いはもちろん、メーカーの方や、ボウリング業界以外の方とも繋がることができた、非常に濃い一年でした。

そんな日々の中で、「これは!」と個人的に感動した素晴らしいアイテムがありましたので、ここで紹介します。

その1:手汗に悩むボウラーの救世主

まずひとつめに紹介したいのが、「親指の背中に貼るテープ」

これについては以前、松Pが書いた記事【親指入れるボウラーには必須アイテム 背中側に貼るサムテープ達】でも詳しく特集しました。 各メーカーさんが工夫を凝らしていて、抜けやすいもの、落ちにくいもの、薄手・厚手、耐久性重視など、本当に多種多様ですよね。

サムテープ記事

サムテープ 指保護テープ
親指入れるボウラーには必須アイテム 背中側に貼るサムテープ達

ボウリングの親指テープ選びに迷っている方へ。ハイスポーツ・ABS・サンブリッジ・ボウルスターの人気サムテープを比較し、特徴や滑り・厚み・粘着力の違いを詳しく解説。親指保護からリリース安定まで、体質や投球スタイルに合わせた最適なテープ選びが分かります。

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先日、こんなことがありました。
一人の少年ボウラーのお母さんから、切実な相談を受けました。 「この子、普段10ゲームくらい投げるんですが、手汗がすごくて……。1ゲーム投げるごとにテープが剥がれちゃうんです。毎回練習に行くと10枚近くテープを使っちゃって」

1ゲームで1枚消費。 これはお財布にも優しくないですし、何より投げている本人が「また剥がれた…」と気にしながら投げるのは、集中力が削がれますよね。

僕はドリラーとして「テープを貼る前にスキンパッチやタックスプレーを下地に使うと、剥がれにくくなりますよ」とアドバイスをさせていただきました。 と同時に、ふと手元にあった取材用のテープサンプルを思い出したんです。 「これ、糊がかなり強いらしいので、よかったら試しに使ってみてください」 そう言って、数枚お渡ししました。

数日後。あのお母さんから連絡が届きました。

「いただいたテープ、5ゲーム投げても剥がれなかったです!!」

手汗でテープがすぐダメになっちゃうと悩んでいるあなた。 その救世主とも言えるテープが、コレです。

サムテープ ゴールデンタイム

ゴールデンタイム

ボウルスターオンラインショップで買う

その2:「どれも同じ」だと思っててごめんなさい。松P激推しフィンガーテープ

続いて2つ目のアイテムです。 中指と薬指にテープを巻いているボウラーさん、多いですよね?

これに関しては、僕も正直こう思っていました。 「消耗品だし、手に入りやすくて安いのが一番でしょ?」 ぶっちゃけ、どれを使ったってそんなに変わらないだろうと。

でもね、NAGEYOでもおなじみの松Pは違いました。 「私はこれ一択!」 と、頑なにこのテープしか使わないんです。

最初は僕も、その凄さがわからなくて「へぇ~、そんなに気に入ってるんだ~」くらいに聞き流していました(松Pごめん)。 ところがです。 試しに何人かのボウラーさんに使ってもらったら、事件が起きました。

使った人が軒並み、このテープに乗り換えていくんです。 「え、また?」って驚くぐらい、みんなこのテープの虜になっていく。

みんなが口を揃える理由はこうです。

  • 粘着力がすごい: 投げてもズレない安心感。

  • 指馴染みが自然: 滑ることなく自然にフィンガーに乗ります。

  • へたらない: 長いゲーム数を投げても、使い心地が変わらない。

あるボウラーさんに至っては、 「今までみんなが使ってるからって理由で選んでたあのテープ、一体何だったんだ…」 と、言っていました(笑)。

「たかがテープ、されどテープ」。 松Pが一択だと言い張り、試した人が戻れなくなる魔性のテープ。 それがコレです。

テーピングテープ F3-50F3-50

巻くとこんな感じ。

テーピングテープ F3-50

どちらのアイテムも、理由なく今のテープを使っている人がほとんどだと思います。イマイチしっくり来てない人や、他に良いの無いかな?って思っている人は、2026年から試してみてはいかがで干すか?

RAKUTENで買う

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2025年すべてのボウラーに感謝を込めて

最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。 今年も一年、NAGEYOの記事にお付き合いいただきありがとうございました。こうして僕が記事を書き続けられるのは、読んでくださる皆さんがいてくれるからです。

「ためになった」 「面白かったよ」 「記事読んで使ってみたぞ」 「謎が解けた」

そんな感想をいただけると、本当に書いてよかったなーって心から思います。

そして、取材現場で突然声を掛けたにもかかわらず快く応じてくださったボウラーの皆さん。 常に新しい技術やアイテムを開発し、快く情報を提供してくださるメーカーや関係者の皆さん。 時にはボウリング業界の枠を超えて協力してくださった方々。

皆様の多大なるご協力のおかげで、今年も濃い情報を発信し続けることができました。 この場を借りて、心より感謝申し上げます。

NAGEYOのモットーは変わりません。 「読むとなんだか打てる気がする!」

僕自身もボウラーですので、新しい商品は常に気になりますし、「実際どうなんだろ?」とか「めちゃ良さそうじゃん」って思うことがたくさんあります。 そんなワクワクする情報を、嘘なく、現場の熱量そのままに届けたい。そのために2026年も、初心者から上級者まで、すべてのボウラーの背中をポンと押せるような記事を作っていこうと思います。

読むだけでアベレージが上がるような(?)、そんな魔法のようなことは起きないと思いますが、そんな気になっても良いですよね(笑)

来年もどうぞよろしくお願いいたします! それでは皆さん、よいお年をお迎えください。

芦川和義 ボウリングどこかで見かけたら声かけてくださいね。

ナゲルマン ボウリング


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芦川和義

神奈川県横浜市「Drill処あしかわ」完全予約制ドリル専門店店主、一般社団法人 レッシュ・プロジェクト公認 マスター級トレーナー 「ボウリング レッシュ4スタンス理論 25%の共鳴」(ベースボールマガジン社 )を執筆 同理論を元にした、ボウラー向けのセミナーやレッスン、ボウリングボールのドリルをプロアマ問わず提唱しています。 また2015年9月TBSマツコの知らない世界をはじめ多くのTV番組に出演




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