若い世代の活性化は未来のボウリング業界に取って大きなプラス要素でしかないはず
年齢問わず誰でも出来るスポーツが「ボウリング」とは言うものの現在アクティブな層は完全に若く無い世代↓
41歳!まだまだ若いですよ働き盛りです
だけど
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最近、投げててもすぐ疲れちゃうし、ヒザがガクガクなっちゃう現実
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既に若くは無いようです(・∀・)
次なる時代を担う若手と言えばやはり10代後半から20代の精鋭達、今回はこの精鋭達を知るべく調査を開始
情報がすこぶる少ない事や人脈の乏しさ等、思いの外スグに大きな壁にブチ当たりつつ辿り着いたのが
過去東海方面で若手を束ねてたボスKIZK氏
既に後継者に地位を譲り一線からは退いたものの氏であれば「若手」への手がかり等何らかのヒントを提供してくれるはず
数年ぶりにコンタクトを取り、得た情報によると関東で大きな大会が有るとの情報をGET
更に「極秘」と題した注目のボウラーの一覧もGET
流石です!
KIZK氏の情報を元に伺ったのが↓
第53回関東学生ボウリング選手権大会
第53回と相当歴史ある大会であり、主催:全日本学生ボウリング連合、主管:関東学生ボウリング連盟と有る通り企画から運営、スポンサー集めに至るまで学生達が自ら行っているという学生の学生による学生の為の大会
第1回開催時に18歳で出場した方は単純に71歳と・・・
ちょっと待って下さい
JBCの設立が1964年で現在51歳、この大会が第53回、即ち53歳
単純に考えてJBCより
パイセンです
更に
文部科学大臣杯争奪全日本大学選手権大会も今年53回目
コチラも
パイセンです
そして彼女も
パイセンです(通称)
団体よりも大会がパイセンと言う疑問をJBCへ問い合わせた所、JBC設立前から存在していた団体にて開催されていた大会でJBC設立後にその団体がJBC加盟団体となったが故にJBCより大会の方パイセンなのだそうです。
話が逸れましたが、この大会に関わる大学生達は皆JBC加盟団体である全日本学生ボウリング連合の下部組織、関東学生ボウリング連盟に属してる大学の学生達です
そして関東学連とは関東16の大学が属し「スポーツボウリングを通じ熱意と友情で固く結ばれるよう指導援助する」を掲げ、大学対抗の春季リーグ・秋季リーグと言った活動をメインに活動している学生団体との事
- ※関東学連所属大学※
- 慶応義塾、早稲田、獨協、中央、明星、東京工科、明治、学習院、専修、東京国際、立正、明治学院、駒沢、千葉商科
「熱意と友情で固く結ばれる指導」
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会場に一歩踏み込むとそこはパワー漲る若きボウラーがてんこ盛りのパワースポット
このパワーと元気を取り込むべく会場散策をスタートします
投げてる選手達を見てまいります
おっ
間違いないあれは
NAGEYOシール
学生ボウラーの中でもNAGEYOが浸透しているのかNAGEYOシール保有者発見
HI-SPリスタイプレゼントの当選者の一人でした
会場散策をしていると、知ってるお顔がチラホラ
まずはこの方
居て当然、東大和グランドボウル支配人JPBA石野 宏さん
学連OBだそうです
お馴染みリージョナルツアー常連出場の面々を発見した所に
ヴァイパーオープン準優勝の川上諒さんも発見、彼らリージョナルツアー常連組は言わば俺の戦友!次回10月牛久でも会えることでしょう
完全なる実力者も発見しました
今年のNHK杯で準優勝、更に8月福岡のU22で世界の面々を制し優勝した佐藤貴啓さんも発見、1年間のSTORM社の用品サポートプログラム「Jr.Staff」とアメリカでの大会出場サポートプログラム「Visit USA」を獲得した事で米国STORMスタッフからの指導を受ける事が出来る彼は今後更なる成長が期待出来る人材です
因みに彼がこの関東学生ボウリング連盟 委員長との事ですので後ほどお話を聞いてみます
この大会に出場する選手の中には幼少の頃よりボウリングに勤しむ方も居るが大半は大学から本格的に練習を始めてた方との事です
4年間の卒業までにav200の腕前になる方も居るのだとか
この辺の情報を教えてくれたのはこの方↓
- 専修大学ボウリング部主将
- かっさー
高身長な上に爽やかな雰囲気満載の好青年
更に彼の行動力には感服しざるおえません、彼の通う専修大学のボウリング部ですが現在部員数42名を抱える大所帯
彼が入学した当時はボウリング部は休部中と残念な状態、自身の友達5~6人に声かけて部を再開させ、以後新入生歓迎ボウリング大会等企画し、ちゃくちゃくと部員を増やし2年で現在の規模にまで成長させたと言うのだとか
そんな彼は現在も部員獲得に勤しむ傍ら
彼女も募集中
です
※ご興味有る方は編集部へ一報ください責任持ってセッティングします!※
かっさーの彼女事情で気が付きましたが、この会場に入りしばらく経過していますが
女子が投げていない
カッサー曰く、女子部員を集めるのがどの大学も苦労してるとの事で関東学連は慢性的な女子不足状態、かっさーの彼女募集も難航するはずです
専修大学部員42名中、女子は7名だそうです
超貴重な関東学連の女子メンバーが投げて無いけど会場に居るとの事で
- 専修大学3年
-
澤田さん
- 私は、笠原さんに新入生ボウリング大会に来ない?って声かけられたのがキッカケでした
- 行ってみたらプロボウラーの小原さんがボールの選び方や基本的な事を親切に教えてくれて、ボールを曲げている人もいて面白そうだなーと思って入部しました
- 専修大学2年
-
川又日向子さん
- ツイッターでボウリング部の存在は知っていたので、ブースに行ってみたらカッサーさんが居て「新入生歓迎ボウリング大会に来てみないー?」って声かけてくれて、大会に行ってみました
- そこで賞をもらえてボウリング楽しいなーって思って入部しました
専大の二人共、かっさーにナンパされた事がきっかけで入部とは!
かっさーなかなかヤりてです
- 慶應義塾大学1年
-
竹野友梨子さん
- ボウリングは中学一年からボウリングしてましたので大学にボウリング部があったら続けようかなーと思っていました
- 新しいボールも欲しいんですが学校や慣れない1人暮らしでなかなかアルバイト行けなくて手が届きません
- でも、部の人から使っていないボールもらったりして大切に使ってます
- 立正大学4年
-
青木由香さん
- 3年から始めたばかりなのでまだ1年半くらいです
- それまでは友達と遊びに行く程度でしたが、学連に入って競技として初めてみると、人それぞれ投げ方が違ったり、使うラインが違ったりするのにみんな良いスコア出してて、個人の技術の競い合いが楽しいです
本記事掲載後、専大、慶應、立正ボウリング部には男子入部希望者が現れるかもしれませんね!
レーンではパーフェクトチャンス到来のようです
- 中央大学
- 山下さん
最高の締めくくりを期待しましょう
10フレ1投目
↓
おお~~~~~~
10フレ2投目
↓
素晴らしい!
いざ!
そして3投目
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さて
なんだかんだあっという間に戦いは終わりゲーム後はすぐにスコア集計、表彰式の準備に取り掛かります
勿論ここからの工程も全て学生達が役割分担の上で進められます
表彰式を待っている間もみんなワイワイ楽しそうな雰囲気です
表彰式が始まると、最近凄まじく早く終る表彰式(リージョナル)に慣れてたせいか、ちゃんとしすぎててビックリしました
もうちょっとだ
頑張れ
この大会を制したのは千葉商科大学のみなさんです
現在、関東学生ボウリング連盟は千葉商科大学がかなり強いらしく頭一つ抜き出ている存在なのだとか
記事最初の方で実力派選手として紹介したNHK準優勝、U22優勝、この大会優勝、関東学連委員長でいろいろNICEなこの方にお話を伺います
- 関東学生ボウリング連盟 委員長
- 千葉商科大学
-
佐藤貴啓さん
- N:
- いろいろおめでとうございます
- 色々聞きたいのはやまやまですが学連についてお尋ねします
- 関東学生ボウリング連盟に所属しているみなさんは何を目指しているんですか?
- 佐:
- 関東・中部・北海道東北・中国四国・関西・九州地区でリーグ戦を開催してします
- みんなが目指しているのは各地区で開催されるリーグ戦で良い成績を納めて全国大会に行くことを目標にしています
- もちろん個人戦もあるのですが仲間と一緒に戦う5人チーム戦が凄く盛り上がります
- N:
- チーム戦は盛り上がりそうだね
- 佐:
- 大学の総合力が試されるので、各大学で練習会などを設けてチームの底上げをしています
- もし良かったら、9月から秋季リーグが始まりますので見にていただけませんか?
- 応援とかも凄いんですよ
- N:
- 何だか面白そうだね?
- 前向きに検討します!
帰る際にはボウリング場フロントに一礼し帰って行きましたとさ
若い彼らと時間を共に過ごしパワーチャージも結構出来たせいか、体が軽い気がします
(・∀・)
そして前向きな検討の結果
委員長直々にお誘い頂いた秋季リーグが開催されているマルアイボウルにも来てみました
学連活動のメインでもあるリーグどんなノリなのでしょうか
個人選手権よりもかなりの選手が投げています
佐藤委員長に聞いた通り選手はもちろん、応援にも力が入っていてめっちゃ盛り上がってます
こんな感じ
↓
みんな相当気合入ってる様子で声出し半端じゃ無いです
ストライクが出たら応援団全員にもハイタッチ
緑のユニフォームの彼らは東大ボウリング部、ストライクを出したのは過去取材させていただいた際にお相手頂いた大森遼さん
当時は2年生だった彼も今は4年生
GooGle先生に聞くとに関東学生個人ボウリング選手権にて優勝との記事が東大オンライン新聞に出ています、しばらく会わない内に主軸選手に成長してました
東大だけではなく、他の大学も声張って応援
応援だけではなく、後ろでは様々な方法で残ったピンやスコアなどを記録してデータを取っています
手書きタイプ
タブレットタイプ
パソコンタイプ
流石大学生、IDbowlingが浸透しているようです
そこで
素朴な疑問
Q:なんでスコア入力するんですか?
「対戦相手と点差を把握して勝つために何が必要なのか?を知る為です
そしてなにより、こういうの好きなんです」
パソコン操作は大変そうなので、手書きバージョンを体験することに
手書きだったら僕にもできるだろうと思っていたけど、残りピンを記録したり、計算したりで結構忙しい
間違っちゃうと申し訳ないのですぐ返しました
こういうのまだ好きでは無かったようです
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スクープか
事件発生のようです
言語道断、場外乱闘騒ぎとの噂
↓
到着
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寄ってみると
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ただの仲良しでした
(・∀・)
左後方の女子の冷ややかな感じと周りが一切動じて無い所を見ると、彼らの日常的1コマなのが感じ取れます
これも若さ故でしょうかw
このリーグですが、3ゲーム行い2ゲーム先取すると勝ちが決まるらしく、ゲーム後半になるとデータ取ってる人から「今○○点差!」と声がかかります
なかには5人目の10フレーム3投目まで勝敗がもつれる事もあります
早稲田大学と東京電機大学の対戦は1勝1敗で迎えた最終ゲームの10フレーム3投目まで勝敗がもつれこみ、早稲田の選手がストライクだと勝利が決まるというドキドキな局面がありました
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彼らの喜び方を見て40代のオジサンは目頭が熱くなったとさ
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前回伺った関東学生ボウリング選手権の時に拝見し気になってた方
背中に書かれた名前「D.Honma」最近スポーツ界全般で話題のハイポテンシャルなハーフ選手でしょうか?
KIZK氏の資料にも要チェックが付いてた一人ですのでお話を伺います
- 東京電機大学
-
本間 大輝さん
- N:
まずどうしても気になるんですが、日本語大丈夫ですか? - 本:
僕は日本語しかしゃべれないです むしろ苦手です(笑) - 父がアフリカのガーナの人で、母が日本人です
- 両親は英語で話ししてますが僕は全くしゃべれないので何言ってるかわかんないです
- それに、一日一回は外国の方に話しかけられますので、最近は電車の中などで外国人観光客の人と目が合うとそーっととなりの車両に逃げるようにしています(笑)
- N:
- めっちゃ上手いんですけどボウリングは大学入る前からやってたんですか?
- 本:
- いえいえ大学に入ってボウリング始めました
- 元々野球部を作ろうと思って友達と動いていたんですが、その集まりでボウリングを月イチくらいでやってたら面白くなったのでボウリング同好会作ろうか?って話になって大会に出るために学連に所属しました
- N:
- 本間君は学生だけど起業して会社社長でもあるとか?
- 本:
- そうなんです
何か自分で将来やりたいなーと思っていて、企業さんと関わる機会がたまたま有り色んな人と話しているうちに自分でやってみようと思い人材雇用関係の会社を作りました
企業としては人が居なくて困っている所も多いですし、逆に仕事が無いって困ってる人が居ます - そこの矛盾を解消できるんじゃないかなーと思って企業と職を探している人を結びつける仕事をしています
- N:
じゃあ、学生で授業受け、仕事もして、ボウリングもして大忙しですね? - 本:
野球もやってます - 社会人野球のクラブチームにも所属しているので
- 当然そこでのあだ名は「オコエくん」です(笑)
- N:
- ははは
- 大忙しですね
- 空いてる日探すほうが大変なのでは?
- 本:
- そうなんです2時間単位全部予定入ってます
- N:
- 何故そんな忙しい中でボウリングなんですか?
- 本:
- ボウリングは集中力も高まりますし、運動不足解消もあります
- ですが1番はいろんな人と話せることです!いろんな大学と関わりを持ってみんなとも話して、感情的な部分が凄く磨かれるのが大きいです
インタビューを終え思ったのが大変失礼ですが、見た目からは想像できない流暢な日本語と、一切横文字が入らないお名前そして英語一切話せないと言う本間君
彼は相当持ってますね!
ここまでの取材を通じて多くの大学生とお話をする機会の中で、ボウリングを通じて技術的な成長はもちろんですが、部員を増やすた為の努力、そしてイベント企画時の集客、仲間を信頼し、励ましまとめ上げるリーダーシップ、他の大学との円滑なコミュニケーション能力、更に大会準備やお金の管理まで多くの事を身を持って学び経験して社会に出て行くと言う学生ボウリング連盟の皆さん
彼らがこの4年間で学ぶ事の多さに、今まで僕が気付かなかったボウリングの魅力をこの若者達から教わりました
みんな社会に出てからもボウリングを続けてくれると嬉しい思いと別に、彼らが社会人になってもボウリングを続けられる環境を整えなければならないと感じます
更に社会に出て色々な経験を積み知識が広がった彼らがボウリングを題材とした新たな取り組みや試みを持って帰ってきた時に十分バックアップ出来る環境と体勢を既存の大人たちが用意する必要があるのでは無いでしょうか
いい感じに原石を光らせるべく、今後も学生達の動向をチェックしていこうと思います
最後に、現在部員数34名の東大ボウリング部ですが現在女子部員0名
更に、過去15年間女子部員0名と言う凄まじい記録を現在更新中です
既存東大生の女子の皆さん、ボウリング部で彼らと一緒に玉転がしませんか?
ボウリングはやりたいけど、いきなりこの男の巣へ行くのはちょっと・・・と言うア・ナ・タ
編集部が同行しますのでクラブ見学から如何でしょうか?
ご興味有る方はお問い合わせください以下から
極端な話、申し訳ないが女子部員はとりあえず諦めて、趣旨は全く変わりますが、東大ボウリング部と合コンしたい女子を募集したほうが来るような気がします
大森くん如何でしょうか?
ご興味有る女子皆様年齢不問で以下からお問い合わせください
応募の秘密は絶対に守ります(・∀・)