技術・知識

世界のトップ選手にアドバイスを送る「あの人」と世界に出て戦う「あの人」の深イイ話

投稿日:2017.03.23 更新日:


ワールドオープン海外選手選抜大会

 

ワールドオープン本大会予選

 

ワールドオープン決勝幕張会場

 

ストームフェア2016

 

DHCカップPBAジャパン・インビテーショナル2017

大会会場ではアブラロン片手に選手の後ろからアドバイスを送っているオジサマ

 

過去に何度かご挨拶したり、写真撮ったりしています

 

2016ストームフェアでは

ゆっくり投げる必要はないよ!

貴重なアドバイスをくれましたね

 

氏はどんな人かといいますと

今までストームの偉いであろうオジサンぐらいに思ってましたが、それはそれは結構なパイセンでした

実は、自身もPBA選手で、なんと13個のタイトルを獲得しているスーパースターなのです現在はストームインターナショナルのヘッドコーチでもありUSBCのシルバーコーチ

ボウリングを投げることも教えることも超一流

言うなればボウリング界の丹下段平のような存在と言っていいだろう

そんなバラードパイセンに、もしかしたら・・・ボウリングのヒントがもらえるかも知れないので、インタビューさせてもらいました

ボウリング界の丹下段平

 

和義

大会中に選手と何を話しているんですか?

ココ投げたほうが良さそうだぜ!的なアドバイスですか?

ゲスト(男)

曲がりの形入射角についての話をしています

その形をどのボールを使えば出るかっていうのを相談しています

ここに立ったほうが良いとか、このライン投げたほうが良いというのは選手に任せるので、私から言うことはありません

和義

「ボールあってるよー」とか「この玉使えば良いんじゃないのー?」

みたいな感じですか?

ゲスト(男)

「ボールがちょっと弱いんじゃないか?」とか「まっすぐ目にしてみたらどうだ?」

なんて話です

元々僕自身もボウラーでしたし、試合中にココに立ってココに投げろって言われたくなかったしね

厳密にこうだ!って言うのは言いたくないから情報を与えたら選手に判断を任せる

和義

JPBAではコーチが禁止されていますがそのことはどう思いますか?

ゲスト(男)

逆にコーチがない環境なのであれば、当然それだけの能力と技術を持った人が優勝するのでそれはそれで良いと思います

与えられる情報を分析できなければいけないので、無しなら無しでそれもひとつの方法だと思います

ただアドバイスができる状態で、もうちょっとこうすればもっと良くなるのになっていう場面もありますし、選手に経験を積ませてあげる意味でも話しかけてあげたいし、情報を与えてあげたいなとは思います

 

インタビュー中クリス・バーンズが何か用事があったみたいなのでちょっと中断

再開

 

和義

技術的なことも聞いてみたいんですが、世界を基準にした時に日本選手はこうした方がいいとか、このスキルが足りてないとかってありますか?

ゲスト(男)

日本人は優しすぎるなって思います

アメリカや海外のボウラーは闘志剥き出しにしてくるので、投げたあとや対戦になったときの表現が優しすぎるし、おとなしいなと思います

やる気が無いとかそういうのじゃなくて、勝ちへの執着という部分に関しては海外の選手のほうが強いように見えます

相手に対して遠慮は無いですし「がんばったねー」って言うよりも「ざまーみろ!」っていうような考え方を持っています

人間性というわけではなくて対戦においての表現が違うんだと思います

和義

確かにPBAの選手はうまくいかない時めっちゃくちゃ怒ってますし、ブツブツと文句言ってるのを見かけます

もちろん何言っているかはわかりませんが…

最後に日本のボウラーにアドバイスも頂きたいです

以前アプローチを早く歩かないとダメだっておっしゃってましたが他にも何かありますか?

ゲスト(男)

アドバイスというよりもコーチを探して欲しいと思います

良いコーチを探して当然投げ方のことも大事だけれども、今非常に重要なのがボウリングのボール

このことをよく知っていることが大事

どのボールがどのように動くって言うのを知っていることによって、その人の投げ方にあった調整ができます

誰でも良いのではなくて、ちゃんとした能力を持った人に教えてもらうことが大切だと思いますよ

和義

お忙しい時間にも関わらずありがとうございました

 

そう言えば、コーチを探しなさいってクリス・バーンズも自身のアカデミーで言っていました

 

それでは、丹下段平デル氏から海外選手と日本選手の違いの話が出ましたので、実際に海外での試合経験がある日本の矢吹ジョーにも、実際に海外との差はどう感じているのかを聞いてみましょう

ボウリング界の矢吹ジョー

和義

アメリカのトーナメント行ったりして、日本選手と海外選手は技術的な差体格的なものなど何か違いを感じますか?

ゲスト(男)

僕はアメリカ以外の地域にも試合に行ったことありますが、体格差とかはあまり気になったことは無いですね

技術的にもそう大きな差は感じていません

ただ、海外の選手は難しいレーンコンディションを当たり前と思って投げていることだと思います

和義

ほほー

ゲスト(男)

僕には難しいと感じて投げているコンディションでも、海外の選手はそれを当たり前のように投げているから焦ってないんですよね

そのメンタル的な差はかなり大きいと思います

和義

メンタルの差って外からは見て取れなそうですけど、かなりの差がありそうですね

ゲスト(男)

あと日本と違うのはコーチングですかね

アメリカに行けばストームのコーチが僕にも付いてくれるので安心です

和義

ちょうど今デル・バラードさんに話し聞いたとこ

ゲスト(男)

凄いなーと思うのは、もちろん自分で良いと思ったボールをトーナメントに持ち込むんですけど、そのレーンコンディションに対してコーチ陣がレイアウトしてくれて開けてくれるボールが凄くレーンに合って攻めやすいんです

和義

色々現地でもアドバイスくれるんですか?

ゲスト(男)

アドバイスや話しをしてくれます

ただ、僕はレーンコンディションが難しいと感じてしまっているので、力入っちゃったりして、せっかくアドバイスくれても、そのように投げられない自分がいるって言うのがもうひとつの差なのかなって思います

和義

やっぱトッププロでも力入っちゃうんだね

ゲスト(男)

もうひとつありました
今、海外の試合で活躍している選手は回転軸が凄く縦に近いんです
僕ら日本人は軸がそれよりも少し横向きなんで、ボールが先で暴れてしまうので向こうのコーチにも起こせ起こせって凄く言われるんです
だけど、その回転軸で日本の試合に出てみると先が足りなくてピンが飛ばないんです

もっと言うと、僕らが普段投げているコンディションというのは勝手にボールが出ていって勝手に戻ってくるっていう感じなんです
だけど、海外の選手は自分で出しに行けて自分で戻せるんですよね
だから、僕が感じるのは海外の試合に行くとボールが出ていかない!そして出しに行くと戻ってこない!

結局難しく感じてしまうのはココだと思います
ただ、向こうの試合は長いので慣れてくれば僕らでも打てるようになってくるんです

和義

じゃーやっぱり技術的な差よりも日本と世界のレーンコンディション事情が一番の差なのかな?

ゲスト(男)

いや、レーンコンディションに関するメンタルの差です

和義

なんかNAGEYOではイジられキャラって感じだったけどなんだか大人になったね?

和義

いじられキャラとしては冒頭でこんなのどお?

和義

あはははは

とってもいい話が聞けました

ありがとうございました

コーチは重要

薄々感じてはいましたが、やっぱりボウリングを着実に上達して行きたいと思ったら信頼のおけるコーチが必要なんですね

身体の使い方や投球技術はもちろん、ボールやレンコン事情にも精通している人にキチンとしたアドバイスや情報をもらったり、ストライクが出やすいレーンコンディションだけでなく難しいと感じるレーンコンディションにも挑戦していくことでメンタルも磨き上げることがスキルアップの近道!


  • この記事を書いた人
  • 最新記事

芦川和義

神奈川県横浜市「Drill処あしかわ」完全予約制ドリル専門店店主、一般社団法人 レッシュ・プロジェクト公認 マスター級トレーナー 「ボウリング レッシュ4スタンス理論 25%の共鳴」(ベースボールマガジン社 )を執筆 同理論を元にした、ボウラー向けのセミナーやレッスン、ボウリングボールのドリルをプロアマ問わず提唱しています。 また2015年9月TBSマツコの知らない世界をはじめ多くのTV番組に出演




-技術・知識
-, , , , , ,

© 2016 NAGEYO(ナゲヨ)打てる気がするボウリング webマガジン