どーーーーーしても
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どおおおおおしても
実験したかったことがあるんです
そ
れ
は
▼
これ!
違いわかりますか?
もうちょっと寄ってみましょう
同じボールで
レイアウト違い
レイアウトと言っても色々あるのですが
今回は
ピンアップ
と
ピンダウン
について注目してみます
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そもそもピンアップとピンダウンてなんすか?
コアのてっぺんを示すピンマークがフィンガーホール(中指と薬指)の上に配置されているものをピンアップ
フィンガーホールよりも下に配置されたものをピンダウンと呼んでいます
左がピンダウン
右がピンアップ
ボールの断面図を使って説明します
ピンアップ
その為、コアのグラつき効果で先の動きも大きくなるといわれています
ピンダウン
レーンの手前から転がりやすくなるので曲がりも緩やかになる傾向にあるといわれています
では…
■その差がどれくらいなのでしょうか?
■投げてみて明らかに違う差なのか?
■言われてみれば確かに…程度なのか?
数人のボウラーでピンアップとピンダウンの玉を投げ比べてあーだこーだ言ってみましょう
実験用ボール紹介
今回用意した玉はコチラです
COLUMBIA300
RESURGENCE2019
リサージェンス2019
ボールの詳しい情報はコチラ
ピンアップは
5×2×2
ピンダウンは
5×2×4-3/4
わかりやすくなるように、どちらのボールもコアのてっぺんを示すピンマークまでの距離はPAPから5インチ、コアの側面(仮想マスバイアス)までの距離はPAPから2インチにしました
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実験に協力してくれるボウラー紹介
今回は4人のボウラーで投げ比べすることにしました
経験は浅いが安定した投球をする のりこさん
ボウリング歴3年
週2回ほど投球
アベレージ175点
好きな食べ物 ラーメンとビール
タイトなラインが得意 あおやまくん
ボウリング歴5年
週2回ほど投球
アベレージ175点
好きな動物 ねこ
我らの松P
投げるのは週イチ ドリラーかずよし
好きなスイーツ あんみつと葛切りと葛餅
実験スタート
この2個の玉を投げ比べて各ボウラーの感想を聞いてみます
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あーだこーだ言いながら1時間ほど試し投げ
のりこさん感想
ピンアップ
ギュイ~~~ン!てなります
先での動きが強いので良いとこ行ったなーって思っても曲がりすぎてしまうことがありました
ピンダウン
ほわーんって感じの曲がりです
ポケットへのラインをイメージしやすいです
のりこさん総評
ピンアップは先の動きが強いのでポケットへのコントロールが難しく感じました
個人的にはピンダウンの優しい動きが好きです
あおやまくん感想
ピンアップ
バックエンドでしっかり動きます
オイルが多くて先の動きが欲しい時に良さそうです
ピンダウン
動きが緩いですね
オイルに弱いの?って感じました
大会の後半やインサイドのオイルが少ない時に使いたいなって思いました
あおやまくん総評
知識的にはピンアップとピンダウンのことはわかっていましたが、実際に投げてみると思ったよりも動きの違いを感じました
松P感想
ピンアップ
スキッドが長くて動きのメリハリが出ます
曲がりというよりも走りが際立ちます
ボールの動き始めが瞬間的なので合わせやすい
ピンダウン
思っているより手前から動き出す
曲がり始めがよくわからないがゆっくり動くから丸い曲がりをする
印象的にオイルに強いって思った
松P総評
どっちが良いとは言いにくいんだけど、オイルが多い時やメンテナンス直後のハッキリ動きが出やすい時はピンダウンを投げたいです
ゲームが進行していくにつれインサイドになってきたらピンアップの方が良さそうだなって思いました
テイストが変わらないのに動きが違うから、同じボールのピンアップとピンダウンを持つのは凄く良い!
かずよしの感想
ピンアップ
先まで走って行きますね~
その分、急激にハッキリ曲がる
投球ラインがインサイドになってきて先での動きが欲しい時にハマりそう
ピンダウン
手前からゴロゴロってよく転がる
動きがおとなしいけど動きは読みやすい
先での曲がり(角度)が出にくいので、曲がったり曲がらなかったりする時に使いたい
"かずよし総評
かなりの違いを感じた!
同じボールなんだけど別のコアが入っているのか?って思うほどでした
ハッキリ動くピンアップと緩やかな動きのピンダウンを上手く使いこなすことができれば、様々なレーンコンディションに合わせやすそうです
ドリラー目線で話をすると、新しくドリルしたボールの動きがイメージが合わなくていつの間にか使わなくなっちゃった玉もピンアップ↔ピンダウンで開けなおせばイメージが良くなる可能性もあります
まとめ
予想以上の違いでした!
どちらのボールも特性がハッキリ出て同じボールとは思えないほどの動きをしました
上級者だけが感じられるような微妙な差ではなく、後ろから見ててもわかる動きの違いです
「おいらはピンダウン派!」「あたいはピンアップ派!」ではなく、レーンコンディションや状況に応じて使い分けることがとても大事なんだと思います
いいとこ行くのに曲がりすぎちゃう…
思っているより走りすぎちゃう…