4年に一度開催されるアジア競技大会が8月22日~27日までインドネシアの首都ジャカルタで開催されます
この大会はボウリングだけでなく水泳、サッカー、野球、テニス、卓球、陸上競技、体操、柔道などよくTVで目にする競技はもちろんセパタクロー、スカッシュ、カバディなどあまり目にすることのない競技も参加しているアジア最大の競技会です
ちなみに4年前に開催された第17回大会では男子のダブルス戦でワンツーフィニッシュで金銀メダルGET、男子のトリオ戦で金メダルGETと相性の良い大会
当然今回も期待してしまいます
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JBC:第17回アジア競技大会へ向けてボウリング競技日本代表団を発表
本大会結果を都度更新中です 結果更新ページはコチラから 2014/09/28 日本のメダル獲得最新情報も↑へ ======================== JBC:全日本ボウリング協会は29日、東 ...
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おかえりボウリング日本代表!アジア大会 男子金銀おめでとう
2014年アジア大会ボウリング競技開催前から追いかけたアジア大会ボウリング出場の面々、金メダル2個、銀メダル1個の結果をもって帰国する選手団を羽田までお出迎えしに、4年に1度の祭典が終わり安堵の帰路に付く選手達は皆いい笑顔でした
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JBCより今大会に派遣する選手の記者発表会が日本スポーツマンクラブで行われるという情報を入手したので行ってまいりました
取材当日は超猛暑日
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記者発表が行われる場所は原宿駅から徒歩5分ほどの場所
タクシーに乗っちゃおうかマジで迷った
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汗だくで到着!
若干時間があるので施設内で涼んでから会見場へ行きます
アジア大会記者発表会スタート
全日本ボウリング協会北川薫会長の元記者発表が始まりました
選手の選考基準の説明とキャプテンの決意表明
ご存知ナショナルチームの秋元康こと下地監督より代表選手紹介と選手の選考基準の説明がありました
ウィンターキャンプで行われた選考会と全日本選手権、NHK杯での成績を元に最高の成績を収めたメンバー男子6名、女子6名を選出したそうです
選手を代表して男女のキャプテンから決意表明
- アジア競技大会4度目の出場
- 男子キャプテン
- 佐々木智之
今回のアジア競技大会では新しく6人チーム戦が加わり全員でメダルを持って帰るチャンスがあります
国ごとの力を試す6人チーム戦で金メダルを持って帰れるように努力して参りたいと思います
- 2大会連続出場
- 女子キャプテン
- 向谷美咲
今回の6人チーム戦が一番の目玉種目になるかと思うのですが、女子はここ数年チームでメダルを取ることができておりません
中でも世界ユースですとか昨年の世界選手権女子シングルス戦金メダルなど個人の種目でメダルを獲得できております
若手の活躍がありますので、この流れをチームにも吹かせて今大会全員でメダルを持って帰れるようにチーム一丸となって頑張ってきます
大会競技日程・内容説明
今大会の競技日程、競技種目、新スコア計算方式の説明がありました
ボウリング日本選手団総務 小杉雅彦氏
競技日程
■トリオ戦
3人×6ゲーム投球し合計スコア上位3チームにメダルを授与
8月22日(水) 女子トリオ戦
8月23日(木) 男子トリオ戦
■6人チーム戦
6人×6ゲーム投球し合計スコア上位3チームにメダルを授与
8月24日(金) 女子6人チーム戦
8月25日(土) 男子6人チーム戦
■マスターズ戦
トリオ戦、チーム戦での個人成績(12ゲーム)上位16名が進出(各国・地域より2名まで)
ラウンドロビン(総当たり)方式15ゲームとポジションマッチ1ゲームを行い上位3名がステップラダーファイナルで順位を決定
8月26日(日) 男女マスターズ戦前半8ゲーム
8月27日(月) 男女マスターズ戦後半8ゲーム、ステップラダーファイナル
ポイント
今大会から作られた6人チーム戦
なんとボックス12名で競技が進められますので1ゲーム消化するのに1時間以上はかかる計算です
当然自分が投げるまでに11人の選手が投げるのでレーンコンディションは変化しています
チーム内でレーンコンディションの変化の度合いなど情報を密に共有していくことが大切なんだと思われます
新スコア計算方式 カレントフレームスコアリングシステムの説明
今回大会では新しく採用されるスコア計算方式の発表がありました
個人的にはメダル獲得する上で最重要ポイントであると思っています
通常の計算方式と違う点がいくつかありますので紹介していきます
通常のスコア計算方法
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松本先生!何点だかわかりません(・∀・) ボウリングスコア計算方法簡単伝授!
実は多いボウリングのスコア計算の苦手な方へ松本先生のスコア計算授業がはじまりましたよ
わかってしまえば超簡単な事なんですけどねー
ボーナス1投分か2投分なだけだしw続きを見る
■第10フレームに3投目が存在しない
通常の計算方式では存在していた第10フレームの3投目が存在しない
第1~第9フレームと同じ形(計算)をしている
■ストライクは1個30点
通常の計算方式であればストライクが出ると次に投げる2投までのスコアを加算できるがカレントシステムではストライク1個30点と計算する
■スペアは1投目で倒した本数+10点
今までのスペア計算方法では次の1投を加算できる仕組みでしたがカレントシステムではそのフレームで倒した本数足す10点となる
■オープンフレームは今までと一緒
倒れた本数だけ加算できるのは今までと変わらない
■ダブルでなくてもスコアは伸びる
今までは単発のストライクだけではスコアは伸びていかなかったがカレントシステムでは単発のストライクでスコアは伸びて行く
ポイント
連続させるストライクよりも多少のスプリットやノーヘッドのリスクがあったとしてもストライク(30点)を狙いに行くことがスコアアップへのポイントとなっていく
戦術面で下地監督のコメント
多少投球ラインを変えたり、ボールを替えたりして可能な限りストライクを狙って行く戦術を使っていきます
したがって綺麗なストライクは必要ありませんし連続ストライクよりも可能な限りストライク出すこと
そしてスコアではなくストライクの数をテーマに春の合宿から選手と共に取り組んでおります
6人チーム戦で60フレーム存在しその中で30個から36個ストライクを出せばメダルラインに届くのではないかと考え選手全員にもそれを求めています
ボウリング日本代表選手壮行会
記者発表終了後には日本選手壮行会が行われました
諸先輩方の激励の言葉が選手に送られます
日本ボウラーズ連盟(NBF)の破壊本能白石雅俊理事長も選手に激励の言葉を送ります
男子選手も全員揃って談笑中何を話しているのか近寄ってみます
「好きな女子は誰だ?」とか「あの娘に告っちゃおうかな…」とか言う話は全く無く、当然ボウリングの話ばっか
ちょっと話に割り込んで質問してみました
この計算方法は如何ににストライクを出すかが大切になってきます
例えば9本スペア・9本スペアだと38点です
今までの感覚で行けばカウントも良いですしスペアも取れてるので「良しとしよう」と思えますが、9本ミス・ストライクだと39点になるんです
スペアミスは良くないですがストライクが1個あるだけで9スペ9スペを超えられるんです
俺全然わかってなかった
ストライクめっちゃ大事じゃんね?
下地監督も言ってましたがゲーム中にスコアを作って行くって感じよりも、6人で60フレームある中でどれだけストライクを出せるか?の新しい感覚で投げています
多少ノーヘッドやスプリットのリスクがあってもストライク狙いに行ったほうが良さそうですね
- 僕は点数増えるから嬉しいすけどね
- By安里秀策
アジア競技大会で使われるレーンコンディションを見て下さい
アジア競技大会史上難易度が一番高いんです
拡大してみましょう
↓
- ↑クリックで拡大
- ミディアム
- ↑クリックで拡大
- ロング
大会の各種目の前半3ゲームと後半3ゲームでレーンコンディションを替えるそうです
どんぐらい難しいのか?
僕ではよくわかんなかったので、油師レンコンさんに聞いてみました
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ヽ( ຶ▮ ຶ)ノ!!!
ストライクどころかポケットに行かせるのも難しそうすね
ストライクが出にくい最高難度のレーンコンディション+カレントスコアシステムでストライクの価値が更に上がった感じがします
期間中厳しい戦いとなりそうですがチームワークでストライク量産してきて欲しいっす
頼んます!
頼んます!
公開練習と代表選手紹介
記者発表と壮行会終了後に場所を笹塚ボウルに移して公開練習が行われました
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公開練習とはいえ、大会当日のレーンコンディションで実践練習も兼ねています
TEAM JAPANの下地監督も和やかな表情で選手の投球を見守っています
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が!
突然この表情!
↓
何か閃いた様子でハウスボールを片手にレーンから選手の投球を眺めています
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↓
なかなか投球ラインが取れない選手にライン取りのイメージを伝えています
全選手の投球をくまなくチェック
うまく行っていない選手にはしっかりとアドバイスも送ります
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教わったことはキチンとメモ
男子にも目を向けてみましょう
まずは準備体操
一人でできない体操は
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松Pが全力サポート
ボールの種類を変えて投球したり、投球ラインをアウトサイドからインサイドまで入念にチェックして仲間内で確認しあっています
練習を見ていると日本代表の選手と言えど、ちょっとのミスでノーヘッドしたり裏まで行ってしまったりで現段階では苦戦している模様
出国前には川崎で直前合宿も行われるそうなので、攻略の糸口を探して一つでも多くのストライクを出せるようになってもらいたいです
そして大会終わったら
メダルを見せてもらいに
空港へ迎えに行きたいです
ね?松P!
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つーか
イチャついてんじゃねーかっ!
日本代表選手紹介
では、最後に今大会に選ばれた日本代表選手を紹介していきましょう
■男子
- 男子キャプテン
- アジア競技会4度目の出場
- 前回大会ではトリオ戦 金メダル/ダブルス戦 銀メダル
- 佐々木智之
- アジア競技会3度目の出場
- 2014年第17回アジア競技大会 トリオ戦 金メダル
- 和田翔吾
- アジア競技会2度目の出場
- 2014年第17回アジア競技大会 トリオ戦 金メダル
- 安里秀策
- アジア競技会2度目の出場
- 2014年第17回アジア競技大会 ダブルス戦 銀メダル
- 吉田大祐
- アジア競技会初出場
- 2017年世界選手権大会 ダブルス戦 銅メダル
- 幸喜将太
- アジア競技会初出場
- 2017年世界選手権大会 ダブルス戦 銅メダル
- 宮澤拓哉
■女子
- 女子キャプテン
- アジア競技会3度目の出場
- 2015年第23回アジア選手権大会 シングルス戦 銀メダル
- 向谷美咲
- アジア競技会2度目の出場
- 2012年第12回世界ユース選手権大会 ダブルス戦 銀メダル
- 竹川ひかる
- アジア競技会初出場
- 2010年第15回アジアユース選手権大会 チーム戦 銀メダル
- 佐藤悠里
- アジア競技会初出場
- 2017年世界選手権大会 シングルス戦 金メダル
- 今井双葉
- アジア競技会初出場
- 2014年第13回世界ユース選手権大会 マスターズ戦 金メダル
- 石本美来
- アジア競技会初出場
- 日本代表初選出
- 北村恵
■スタッフ
- 一緒に大会に帯同し選手をサポートする
- トレーナー
- 瀧本未来
■監督
- ボウリング日本代表選手団監督
- 下地一秀
アジア競技大会期間中、情報を入手できればNAGEYO内でもお伝えしたいと考えております
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いってらっしゃ~い
- 最後にこの方から
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開催スケジュール
8/22
09:00-12:00女子 トリオ ブロック1
13:30-16:30女子 トリオ ブロック2
8/23
09:00-12:00男子 トリオ ブロック1
13:30-16:30男子 トリオ ブロック2
8/24
09:00-13:30 女子 チーム6 ブロック1
15:00-19:30 女子 チーム6 ブロック2
8/25
09:00-13:30 男子 チーム6 ブロック1
15:00-19:30 男子 チーム6 ブロック2
8/26
09:00-11:30 男子 マスター ブロック1
13:30-15:30 女子 マスター ブロック1
8/27
09:00-11:30 女子 マスター ブロック2
13:30-15:30 男子 マスター ブロック2
15:30-18:00 男子・女子 マスター 決勝