毎年楽しみにしている取材のひとつがNHK杯全日本選抜ボウリング選手権大会､通称NHK杯。会場は今年も新狭山グランドボウルで4年ぶり有観客での開催です。
選手はもちろんのこと関係者も応援する方達も､そして私達も格別な思いでした。
結果は既にご存知かと思いますので先に発表します。
男子優勝
座波政斗さん
ざは まさと
沖縄県
ユースナショナルチームメンバー
女子優勝
太琳華さん
ふとり りんか
沖縄県
男女とも沖縄県の選手の優勝は初となり､座波さんはエナジックボウルのボウリングアカデミ一の生徒さん。太さんも同アカデミー出身で沖縄の強さ､エナジックボウリングアカデミーの強さを感じました。優勝者を含めた上位4名のインタビューは後ほど。
まず最初にお話を伺いたかったのがお会いするたびに勝手に筋肉チェックをさせていただいている。
マッチョでイケメンなこの人。
齋藤良太郎さん
JBC専務理事
会場パトロール
ひとまずウロウロしながら準決勝に進出した選手を紹介していきます。
NHK杯は参加するだけ凄いといわれる大会です。参加できるのは下記。
歴代優勝者
21thアジアンジュニアテンピンボウリング 日本代表選手
16thアジアンシニアテンピンボウリングチャンピオンシップ 日本代表選手のうち各部門優勝者（チーム）
ナショナルチーム・ユースナショナルチーム
シニアジャパンメンバー
前年NHK杯 優勝～6位
全日本選手権 チーム戦優勝~第3位、マスターズ優勝～第6位）
東日本選手権 チーム戦優勝 選手権者決定戦優勝～第3位
西日本選手権 チーム戦優勝 選手権者決定戦優勝～第3位
都道府県対抗戦 チーム戦優勝 選手権者決定戦優勝～第3位
国民体育大会の上位者 成年男女各種目優勝～第3位、少年男女優勝～第8位
日本スポーツマスターズ 男女選手権者
全日本シニア選手権 各種目優勝者（チーム）
東日本シニア選手権 各部門優勝者
西日本シニア選手権 各部門優勝者
全日本クラブ対抗選手権 優勝チーム
全日本新人選手権 成年男女・少年男女各部門優勝者
全日本実業団選手権 優勝チーム
全日本実業団産業別選手権大会 決勝大会優勝チーム、部門大会優勝チーム内の最高得点者
全日本実業団都市対抗選手権 優勝チーム
全日本大学選手権 優勝校
全日本年齢別選手権 各年代優勝者
オールジャパンレディーストーナメント 各部門優勝者
全日本大学個人選手権 優勝～第6位
全日本高校選手権 優勝～第6位
全日本中学選手権 優勝～第8位
全国高校対抗選手権 優勝～第3位
ジュニアジャパン強化選手 選抜選手強化合宿参加者
各地区選手権の上位3名
学生連合各地区男女1名
各加盟団体選抜代表者1名
2022年公認最多ゲーム（1000ゲーム以上達成者）
いかがですか?
なんだか強そうな人たちが集まりそうな大会で、その中でも一握りしか参加資格が与えられないハードルが高い大会なんです。
実際にNHK杯常連選手に今年も頑張ってくださいねって声かけると「今年は参加資格持っていないんですよ…。」なんてこともよくあります。そのツワモノ達が全国から271名（男子161名、女子110名）が集まりました。
予選1回戦～3回戦（計9ゲーム）を勝ち抜き、準々決勝6ゲーム（計15ゲーム）を投げて準決勝に進んだ男女12名を紹介していきましょう。
この12名は6ゲーム投球して（計21ゲーム）の上位4名が決勝エリミネーターへ進むことができます。
準決勝に進出した男女12名紹介
準々決勝1位 石本美来さん ナショナルチーム
ここまで7年連続で決勝エリミネーター（上位4名枠）に進出している。
石本美来さんはこんな人
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松本妃永の「○○見せて！」vo41 石本美来
国内外問わず金メダルをジャラジャラ持っている女子の道具箱の中身って何が入っているんでしょうか?今回も松Pが調べに行って来ましたよ。ナショナルチームメンバーとしての目標や夢、さらに自信の付け方なんかも聞いていますので参考にしてみてね。
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準々決勝2位 入江 菜々美さん ナショナルチーム
入江菜々美さんはこんな人
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松本妃永の「○○見せて！」vo43入江菜々美
松Pのシリーズも43作目。今回は全日本ナショナルチームの入江菜々美さんの道具箱を見せてもらいに行ってきましたよ。彼女は世界ユースシングルス優勝の経歴を持ち、ステディーな雰囲気を放ちながら、淡々と打ち続ける印象があります。そんなボウリングの秘訣も知りたいよね。
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準々決勝3位 崎山 穂花さん
準々決勝4位 太 琳華さん
準々決勝5位 戸塚 眞由さん
始めて会った時は幼い印象でしたがすっかりお姉さん。
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準々決勝6位 伊勢川 華愛さん
女子ディフェンディングチャンピオン
昨年のNHK杯記事
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今年も濃かった。NHK杯第55回全日本選抜ボウリング選手権大会
今年も大好きなNHK杯に行ってきました。残念ながら今年も無観客での開催でしたので読者の皆さんにはお会いできませんでしたが、多くの選手とお話したり写真撮らせていただきました。NHKの生中継を見た人も多いと思いますが最終日の雰囲気をお伝えします。
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準々決勝7位 小林 茜さん
準々決勝8位 石本 恵梨奈さん ナショナルチーム
準々決勝9位 番井 琴音さん ナショナルチーム
準々決勝10位 渡辺 希哩さん ユースナショナルチーム
準々決勝11位 鈴木 波流さん ナショナルチーム
準々決勝12位 熊田 菜奈海さん
続いて男子も行きます。
準々決勝1位 浅海 恒成さん
準々決勝2位 座波 政斗さん ユースナショナルチーム
準々決勝3位 斉藤 翔さん ナショナルチーム
準々決勝4位 西山 響さん
準々決勝5位 前田 和輝さん
準々決勝6位 熊 凌汰さん ナショナルチーム
準々決勝7位 原口 優馬さん
前回お会いした時は坊主頭でしたがすっかり髪が伸びたプロボウラー2年目
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カズヨシ目線の「いちご一会とちぎ国体」後半はこんな感じでした。
先日行われた国民体育大会の後半の模様です。今回はキャメラマン・カズヨシがみた国体をお届けします。国体の魅力は何といっても選手、監督やチームスタッフが一丸となって戦う姿。今回も涙する選手や、笑顔あふれる選手、悔しそうな表情を浮かべる選手がいました。無観客で行われた会場の雰囲気をお届けします。
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準々決勝8位 西島本 有生さん
準々決勝9位 髙木 裕太さん
高木裕太さんを見るとこの記事を思い出します。
始めて出会った頃
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準々決勝10位 佐々木 智之さん ナショナルチーム 男子キャプテン
キャプテンの熱い声はコチラ
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久々の現地取材でドキドキわくわくだった全日本ナショナルチーム選考会
2年に一度開催される全日本ナショナルチーム、全日本ユースナショナルチーム選考会が開催されました。久々の取材という事で体温管理、体調チェックをして行ってまいりました。多くのボウラーが参加していて嬉しい気持ちになりましたが、激ムズコンディションで気力体力も奪われるような展開でした。
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準々決勝11位 吉原 正明さん
準々決勝12位 久冨木 広さん
昨年のNHK杯で声かけてくれ、その後もとちぎ国体でも活躍していましたね。今年は地元の鹿児島国体だからがんばってー!
出店もいろいろ
今年も駐車場では美味しい食べ物やお土産､ユニフォームなどなど､会場外でも楽しめるスペースがありました。
もうら食堂さん
ボウルスターさん
ヨコブリシさん
くらづくり本舗さん
お茶のはなさきさん
みのり福祉会さん
来年もよろしくお願いします。
外にいるといろんな人にお会いしましたが、やっぱり印象的だったのがこの人。
「あなた何期生？」
宇宙人と言われている拓ちゃんと遊んでいるとぺこりぺこりと挨拶する女子発見。
ナショナルチームメンバーになりました番井琴音（つがいことね）です。
時を縮めて上位4名の選手の戦い前の意気込みを聞きました。
NHK杯に出ることも簡単ではありませんが上位にいくには高いスコアが必要です。まずは男女各12名に絞られますが更に4名のエリミネーターに進出した方達に決勝戦の意気込みと自分のボウリングの強みをお聞きしました。
女子4位通過 崎山穂花（さきやまほのか）さん
強みは､アウトサイドを投げられるところです。
女子3位通過 入江菜々美（いりえななみ）さん
強みはえーとえーと､同じところを通せることです。
女子2位通過 石本美来（いしもとみらい）さん
これで8回連続エリミネーター進出。
強みはコントロールと粘り強さです。
女子1位通過 太琳華（ふとりりんか）さん
スピードが持ち味です。
男子4位通過 斎藤翔（さいとうしょう）さん
自分のボウリングは曲がりでもコントロールでもなく柔軟なところと､ストライクが出なくなっても持ち直すところです。
男子3位通過 座波政斗（ざはまさと）さん
ボールの曲がりに注目してほしいです。
男子2位通過 浅海恒成（あさうみこうせい）さん
こう見えても考えながら投げてます。
男子1位通過 西山響（にしやまひびき）さん
強みは淡々と投げるところです。
関係者特別席
今年は決勝レーンの後方で女子のエリミネーターの観戦です。
ライトを浴びて投げたのは遠い昔ですから緊張しちゃいました。目の前にいる選手の緊張や気迫が伝わってきて､ここまできた4人のうち誰が勝ってもおかしくないという気持ちでした。
4人が1ゲーム投球して上位2名が優勝決定戦に進出できます。
3・4位決定戦の結果は
↓
まさかのガターでスタートしたがそこからはストライク連発して224点を打った太琳華さん
テンフレームでパンチアウトが必要だった条件を見事クリアし199点を出した入江菜々美さん
この2名が優勝決定戦に進出です。
終始安定した投球でストライクを連発し243点の高スコアを出した西山響さん。
10フレームまでもつれ込んだが4点差で逃げ切った座波政斗さん。
この2名が優勝決定戦へ進出。
女子優勝決定戦
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入江菜々美さん187点 vs 太琳華さん200点
女子優勝 太琳華さん
女子準優勝 入江菜々美さん
男子優勝決定戦
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座波政斗さん225点 vs 西山響さん165点
男子優勝 座波政斗さん
男子準優勝 西山響さん
記憶のページを瞬時に10年分めくりましたが出てこない。
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思い出したー!
響は立派な大人になりました。
響が優勝した記事
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甲子園も良いけど川崎も熱いぜ! 第41回全日本高校ボウリング選手権大会
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男子優勝者17歳のチャンピオンにどうしても聞いてみたかったこと
2016年 エナジックアカデミー レッシュ4スタンス理論セミナーにて
座波政斗さんと初めて会ったのは小学5年生くらいだったと思います。真っ直ぐで真面目で､ただボールを曲げるのではなく回転数が多い魅力的な球質の将来有望な少年でした。17歳の高校生になった少年が堂々とエリミネーターと優勝決定戦を投げているのを見て､何を考えて投げていたのか､エリミネーターの10フレはどんな気持ちで投げたのか聞いてみました。
7-10が残りそうでしたが次の投球も同じところに投げたんですか？それともアジャストしたんですか？
球質というか自分のボウリングに自信があるから投げられたんだと思います。
今大会優勝以前に優勝した大会はありますか？
エリミネーターの時も優勝決定戦の時も本当に落ち着いていましたが自分の投球だけに集中して相手を見ないようにとかしてるんですか？
投球する時に大事にしてること､気をつけていることはありますか？
調子が悪い時ってあると思いますがどうしていますか？
トレーニングもやっていると聞きましたが運動だけではなく食事のことなども考えていますか？
目標があったら教えてください。
時代はまわる
ボウリング業界だけではなくスポーツ全般で若い方の活躍が珍しいことではなくなりました。今年のNHK杯も若いボウラーの成長に目を見張るばかりでした。ジュニアだった子､先輩達に追いつこうとしていたボウラーがエリミネーターに残り､こうやってまわって巡っていくんだなと思いました。
男子優勝者の座波政斗くんは現役高校生で準優勝の西山響さんは高校教師です。この対戦も興味深いのですが西山響さんは全校で優勝してましたしね。
来年はどんな選手が巡ってくるのか予想もつきませんが自分を信じ直向きに努力すれば誰にでも大きなチャンスがやってきて時代を変えられるボウラーになれます。そして若いことは素晴らしいですが経験と知恵と情熱を持っていればボウリングは年齢に関係なく勝てる競技だと思います。
まつもとさーーーーん
これ見てください。
息子さんの応援に行くっていうママさんから教えていただいたんです。
↓
一瞬で伸びる。
そして
↓
あー楽ちん♪
試合観戦行く時に立ちっぱなしになりやすいし、座るとこも限られてくるからこれを持っていくと応援に集中できるよね。
畳んだら小さくなるし。
