ボウリングのスタイルも多種多彩に広がる中、プロアマ問わず数え切れないほどいろいろなボウラーと会いボールについて、投球について、ゲームメイクについてなどなどあらゆるお題のお話をする中で際立って興味深いのは皆さんの思考です。
第三者が見て素晴らしい、上手と思いお話を伺ってみるとご本人はまったく納得出来てなくあれ?あれ?となる事が…
そしてこれは一般のボウラーさんだけでは無く、素晴らしい戦績を持っていて実力者と見られてる人でも結構な頻度で当てはまります
余計な心配や執着がなく気持ちものびのび投げきり出た結果が本来の皆さんの実力です。
普段できること、今までできていたことがいざという時に出来ない、なんて方が多いのではないかと思います。
この出来なくなる原因は「思考」です、マイナス思考は身体的には問題ないのに根拠がないことや思い込みで悪い結果を想像して動きが小さくなったり目的以外のことを考えてしまい結果自分本来の実力に蓋をしてしまい点数も気持ちも納得できない結果に…
ではなぜ?マイナス思考になってしまうのか?それは習慣になっている思考パターンがあるからです。
厳選陥ってはいけない危険な思考7種
ではアナタの「本来の実力」を封印してしまう危険な思考を厳選して7種紹介いたします。
以下のいずれか思い当たるフシがある方は以後その場面が訪れた際に危険な思考に飲まれず秘めたる本来の力を思う存分発揮してください。
危険な思考1
他人のミスを見ると自分もミスするんじゃないかと要らぬ心配をする
リーグ戦や大会で誰かのミスを見てから自分が投げる順番、こんな場面ありますよね。何の根拠もないのに「ミスが移ったらどうしよう」と思うと悪いイメージが刷り込まれてしまいます。投げる前からミスのイメージを持ってアプローチに立ったら体は緊張して難しくないスペアもミスしてしまうかも。
危険な思考2
嫌われるんじゃないかと自分の気持ちを言えない
プロボウラーやボウリング場スタッフ、常連さんからアドバイスされると投げにくくても我慢して聞いてしまう人がいます。
自分より上手い人から言われると、また会うし嫌われたらイヤだなって思いますよね。もちろん試してみるのはOKですがもし違和感があったらちゃんと伝えましょう。投げにくさは不調やケガの原因にもなりかねません。信頼関係がないと親切心でもストレスになってしまいます。
危険な思考3
反省から後悔へとエスカレートしていく
イージーミスや失投すると、なんて下手なんだ、練習しても無駄、ボウリングに向いてないと反省の気持ちを通り越し、どんどん自分を責めていく人がいます。1回のミスでそこまで考えてしまう必要はありません。まだゲームの途中なのにヘコんでしまっては更にミスを重ねるかもしれません。ミスをしないことを目的にすると自分を許せなくなり苦しいボウリングになります。一生懸命投げてその結果ミスをしたら、たまたま上手くいかなかっただけと切り替えましょう。
危険な思考4
我慢を根性と勘違いする
投げる度に指が痛い、違和感がある、でも言い出しにくいし根性がないと思われたくないからと我慢する人がいます。道具の問題は聞いてみる、調べてみる、試してみる、が必要です。我慢しても何も生まれないし痛みや違和感は根性で乗り越えるものではありません。他人から見ても気づかない場合が多いので専門家に相談しましょう。
危険な思考5
常に自分は何か足りないと思っている
自分のフォームは直すところばかりで、あれができてない、これができてないとスコアが良くても難しい顔をしてる人がいます。
できないことを数えるより自分が得意なこと、何回もできることを考えてみましょう。
練習して悪いクセを直すと言う人がいますが悪いと思っているのは自分自身でステキな個性なのかもしれません。いつも何かが足りないと思っていると修行のようなボウリングになってしまいます。
危険な思考6
憧れと目的を混同する
憧れのボウラーと同じフォームで投げたい、似てるねーって言われたい、これもボウリングの楽しみ方のひとつです。ボウリングに芸術点はありませんが楽しみ方は人それぞれあります。
しかし競技ボウリングを目指したり上手くなりたいという目的があると憧れとは方向性が違ってきます。他人のフォームをコピーしていると自分の個性や可能性を抑えなければならない場合もあります。例えば憧れのボウラーはバックスイングが大きいけど自分はもう少し小さくした方が投げやすい、とか。
危険な思考7
他人と比べる
年齢、性別、体格、体力、スポーツ経験、ボウリングキャリア、環境、いろんなことが違うのにボウリングの上達を他人と比べる人がいます。上達が早い=上手いとは別ものです。理解の仕方や得意な動きも違うので自分の上達を他人のスピードと比べないようにしましょう。子供の時に身長の伸び方が違っていたのと同じです。一緒にレッスンやセミナーを受けても上達の仕方は違います。例えご夫婦でも友達でも仲間でも上達は人それぞれです。特に始めたては差がついてしまうので同じ競技を楽しんでいると考えましょう。
考え方で違ってくる
本当はもっとスコアが出てアベレージも上がるのに思い込みで実力が発揮できない方がたくさんいます。
メンタルが強いとか弱いとか言いますが悲しい時もあれば嬉しい時もあるので考え方を固定しないことです。
自分を下手とかダメだとか思う思考パターンから自分らしく自分にできることを頑張るに変えてみましょう。
皆さんの実力はまだまだ発揮されてません。
陥らない考え方は↓の生地をどうぞ
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もう陥らないぜ!ネガティブをポジティブ変換して打てる気倍増しよう
マイナス思考は身体的には問題ないのに根拠がないことや思い込みで悪い結果を想像して動きが小さくなったり目的以外のことを考えてしまいます。そして気がつかないうちに、その状況になると陥ってしまうパターン化となっていきます。
しかし思考は自分の気持ち次第、考え方次第で今すぐ変えられる部分です。
本来の実力が発揮できないのがマイナス思考なら、発揮できるようなポジティブ思考に変えてみましょう。続きを見る