技術・知識

松P直伝「打てる気になる練習ボール」

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ボウリング 練習ボール

皆さんは大会やリーグ戦の前に行われる練習投球(練習ボール)を、どう過ごしていますか? 「とりあえず体を温めるための準備運動」と思っていませんか?

実は、練習ボールの10分〜15分をどう使うかで、その日のスコアの8割が決まると言っても過言ではありません。 仕事帰りにギリギリで滑り込む時は仕方ないですが、もし余裕があるなら、この時間を「ただ投げるだけ」から「打つための大事な時間」に変えてみましょう。

ボウリング 練習ボール

そっちの打つじゃなくてw
by松P

今回は、スコアアップに直結する練習ボールをお伝えします。

練習ボールが始まる前に「準備運動」をしておく

練習ボールの時間は限られています。身体と道具の準備は、練習ボールがスタートする前に済ませておきましょう。

ストレッチで体をほぐしておく。

アプローチのチェックをする。

指穴のチェックをする。※特に親指が緩い、きついは日によって違うのでテープ調整をしておく。

近くに人がいないところで軽くボールを振ってみる。

実際の練習ボールは「情報収集」の時間

体が温まった状態で練習ボールに入れば、本来の目的である「情報収集」に集中できます。
見るべきポイントは、ボールの動き、オイルの感じ方、ミスした時の許容範囲などです。ただ投げるのではなく投球を繰り返しボールの動きに注視すればレーンの状況が見えてきます。

松本妃永 ボウリング

いつもより曲がる?曲がらない?を見る。

いつもより走る?走らない?を見る。

違うボールも投げて動きを確認する。

レンコンの読み方

レーンコンディション 読み方
松P先生!レーンコンディションの読み方がわかんないの教えてください。その1

ボウリングのレーンにはオイルが塗ってあって、そのオイル事情を読み取ってストライクを量産していく。こんな話って聞いたことありますよね?でもオイルって見えないしどうやったらレーンコンディションを読めるのだろうか?そう思うのはあなただけじゃない!松P先生がそのあたりの話をしてくれます。

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練習でストライクが出ても「調子が良い」と判断しすぎない

練習でストライクが出ると「おっ、今日は調子が良い!」と思ってしまいます。 しかしそれは、たまたま投げたラインとレーンコンディションが合っているだけかもしれません。
再現性があるのか、狙っているところから外れたらどうなるのかを見ることが重要です。 結果よりも投げるラインとボールの動きを優先して確認しましょう。

松本妃永 ボウリング

これダメなやつね
By 松P

練習ボール中に調子が良い、悪いと思わないこと。

練習ボールは心身ともに本番モードではないと理解しておくこと

練習中はリラックスして投げているのに、本番が始まると「スコアを出したい」という気持ちから、どうしても力が入ってしまいがちです。スタートの合図で別人のようになってしまうのは、この「力み」の差が原因です。

練習ボールの最後の数投は、あえて「本番のつもり」で投げてみましょう。
緊張感を持って投げると、今までとボールの動きが違うってこともありますよ。

松本妃永 ボウリング

練習ボールの最後の数投はスタートの一投だと思って投げてみる。

オイルコンディションの変化を予測しておく

レーンは投げるたびにオイルが変化していきます。 ボックスに入った人数やゲーム数によって変化のスピードは違いますが、今投げているラインがずっと使えるとは限りません。ストライクが続いても、良いスコアが出ても、そこは絶対的なラインではないのです。

練習ボールの時点で、「このラインが変化したら次はどこを使うか」という Bプラン を考えておくことで試合中の迷いが減ります。

スプリットになってからバタバタとボールを変えたり急に違うラインを投げる方がいますが、練習ボール中に予想して考えておきましょう。

ボウリング 練習ボール

松本妃永 ボウリング

使いそうなボールのテープ調整して練習ボールで投げておけば、出番が来た時にも安心して投げられます。

次のボールも投げておく

今投げているラインが変化し始めた時のラインも予想して投げておく。

投げ方の修正をしない

ボールが曲がらなかったり曲がり過ぎると、練習ボール中に投げ方を変えようとする方がいます。
「力が入っているからリラックスしよう」くらいならいいですが、曲げようとか、スピードを出そうとするのは練習ボール中ではなく、日々の練習ですることです。

曲がらないと引っ張る、曲がり過ぎるとスイングを早くする、これではオイルのコンディションを見誤ります。
今日の投球がベストですから、いつもの自分、いつものボウリングでポケットにいくラインを見つけましょう。

松本妃永 ボウリング

良い子はマネしないでね
BY 松P

立つ位置投げるラインボールで調整しましょう。

まとめ

大会や競技会によっては練習ボールの時間が短い時があります。
そんな時に指が浮腫んで入らない、緩い、アプローチが滑りにくい、足がつった、体がガチガチ……そんな状況ではどこを投げたかなんてわからないですし、焦るばかりで戦略も立てられません。

練習ボールを有効に使うには、その前の準備が必要です。

動ける体にしておく

ボール、シューズ、道具の準備をしておく

練習ボールが短くても、みんなも同じだと思って焦らない

無理にスタートダッシュを決めようとしない

マイナスな言葉や思考を自分に言わない

練習ボールは大事な時間です。 意識して良い練習ボールができるようになれば結果も変わってきます。

日々の練習で5分とか投球回数を決めて練習ボールの練習をしましょう。「本番だと力が入っちゃうんだよね」「練習ボールは上手いんだけどね」っていうのは意識して練習ボールをしていないからです。まぐれで1G目に良いスコアが出ても、だんだん崩れていく、1G目は練習ボールの延長だと思って諦めてる、どちらも練習ボールのやり方で変わってきますよ。

練習ボールは準備運動じゃない!
BY 松P

ボウリング 練習ボール

だからそっちじゃないってw
でも
ナイスホームラン!


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松本妃永(プロボウラー)

社団法人日本プロボウリング協会18期プロボウラー 一般社団法人レッシュ・プロジェクト公認マスター級トレーナー プロボウラーとして、またレッシュ4スタンス理論から見たボウリングを皆様にお伝えします




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