群馬県太田市のﾄﾞﾘｰﾑでｽﾀｼﾞｱﾑなﾎﾞｳﾘﾝｸﾞPJ-vo1

8月某所
都心の騒がしさを忘れたどり着いたのは群馬県太田市
都市整備が進み新興住宅地の雰囲気と昔からのままだろう手付かずの田んぼが入り交じるなんとも懐かしさを感じる所にたどり着きました

見渡す限り

刈り取り中の
米と

草w

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そして
すげー急いでるっぽい人

太田市で一大プロジェクトスタート

都心から約2時間、何もかも忘れて自分探しに気の向くままたどり着いた訳では無く、ある御方と待ち合わせの為の上陸です

既に到着しておられるお二方

待ち合わせの御方とは、群馬県太田市に競技施設としてのボウリング場を建設する住宅部材製造会社、株式会社サンメイ社長、佐藤則明さんと御子息の貴啓さん

昨今のボウリング場のオープン情報だと居抜きからのオーナーチェンジでリニューアルオープンが多い中、複合施設内でも無く完全に0(ゼロ）からボウリング場を作ると言うのは本当に稀な事

更に

アミューズメント施設なボウリング場では無く、競技施設としてのボウリング場建設計画との事で尚更ビックリなボウリング場なのです

ボウリング場建設現地視察開始

挨拶も早々に建設地を案内して頂くことに

先に上げているとおり見渡す限り米と草しか無いこの土地が今回の建設予定地、既に仮囲い設置済みで地盤工事が始まってるのかなと思って居ましたがまだ全く手付かずの状態です。

上の写真右手の生い茂っている部分の結構な範囲が今回の予定地との事

あまりの広さに驚きます。

冒頭で米と草の中を颯爽と走っていた急いでる風の人が何やらコチラへすごい勢いで向かって来るではありませんか

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ここにも既に建築現場状態だと思ってた者が1名

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足袋+超々ニッカ+だぼシャツ

THE Japanese建築STYLE

サイズと規模こそ違えど穴を掘る事に関してはプロフェッショナルであり相当の自信を持つ芦川は本日現場仕事する気マンマンで訪れた次第ですが驚愕の事実を知る事となります

衝撃の事実とは

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「現場はまだ始まってない」

着工はもうちょい先

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寂しそうｗ

広大なボウリング場建設予定地にて

気を取り直して佐藤氏から今回のプロジェクトの予定地を見せて頂いたところで今回ボウリング場建設に至った経緯や思いなどなどあんな事やこんな事を伺って参ります

立ち話もなんなので

お話を聞ける所を

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まずは基礎を固めます

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邪魔な草を！

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完成！

今回の舞台は

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ブルーシート1間×2間(いっけんにけん)

こちらにて伺って参ります

N：
まずはヤハリ何故にボウリング場を作ろうと言う事になったのかが気になります
もともと「夢」を胸に機会を狙ってたのですか？新しくボウリング施設を作ろーってなったキッカケとか理由を教えて下さい。
S：
まず本業がありますので「絶対ボウリング場を作ろう！」と言う事では無かったのですが・・・
一番大きかったのは周りからの要請と言いますか・・・
群馬県内のボウリング場がドンドン無くなってボウラーさん達が「自分達のリーグも思うようにできなくなってしまった」とか「遠くまで出かけなくてはならない」と言う話がここ5年前くらいから上がって来てまして
そういう話を受けて「チャンスが有れば」ぐらいの気持ちでいました

いざボウリング場を建てるとなる1億、2億では建ちませんので土地含め、ゆっくりボウリング業界の状況、ボウリング場の閉鎖の状況などをずーっと離れた目線で大きく見ていました
そんな中、群馬県内のボウリング場の閉鎖が加速しまして2年間に5箇所6箇所と閉鎖と言う状況になって
「今だ!」
と昨年4月に決断しました
N：
やはり息子さんの貴啓(たかひろ)くんに引き継ぐと言うか託す気持ちもあるんですか？
S：
当然！
貴啓がやっていなければボウリング場は建てません
プレゼントです!

N：
おぉ～～～～～～～!
ボウリング場をプレゼントってすっげーな
S：
この世代が投げる所がドンドンなくなってって
やっと世の中的にボウリングがスポーツ（競技）として少しずつ認められつつある中でどんどん閉鎖されてしまっては全く魅力がないスポーツになってしまうので
地方からちょっとでもボウリング業界に元気になる話題とか、地方から発信をしたいなという思いで
私の元気な内だったらやるぞ！って(๑´ڡ`๑)
N：
やはり建てるとなると数億レベルでの投資が必要になると思うんですが躊躇しませんでしたか?
S：
全く無いです(・∀・)
ただ条件としては土地が買えること
N：
土地探しは大変でしたか?
S：
そうですね
借りたのでは定期借地権で20年で終わりです
20年でさら地にして返すとか色々な条件が出てきてしまうので20年で元を取らなければならないとなると、収益だけにこだわったボウリング場になってしまう

建物、設備を新しくして20年でやっと払い終わって儲けようって時に返さなければならない、先が見えてる事業になってしまうのでそうなったのでは、やる意味が無い！絶対やらない！
なので土地が取得できると言うのがまず大きな前提でした。
N：
すぐ見つかったのですか？
S：
いや見つからないです　そうそう見つからないです
開発も入るので市との折衝も1年位かかりましたね
ボウリング場は遊戯施設とみなされますので、遊戯施設ではなくスポーツ施設として認めさせることから始めました
そして今回のプロジェクトは情報が表に出ないように水面下で進めておりました
その理由は開発が絡むので、横やりや色んな人が絡んでくるため噂話が出たとしても「建てられるように頑張りますｗ」ぐらいにして、土地取得が絡むので許可が降りるまでは公言しないように努めてまいりました
N：
なるほど
完全にスポーツ施設としてと言うコンセプトなんですか？
S：
そうです！　特化します
N：
よくあるゲーセンは無し？

カメラ：人来ちゃうな

S：
1台も置きません！
良いか悪いかは別でそれは経営の仕方なので置いたほうが待ってる間ゲームしてもらったりでボウリング以外での収益性は上がりますのでそういった事考えればそれも経営の1つですのでそれも良いと思います
ただ私は自治体と競技施設を作る、群馬県に国体きますが国体会場無いです
他の競技に関しては自治体が施設を持ってます
民間の施設を借りて行う種目はボウリングぐらいなので、公共性持たせた施設を民間主導型であっても良いんじゃないか?
と自治体と話しているんです
群馬県に国体来た時に他の県でボウリングやるんですか？って（笑）
ただ「ボウリングって国体競技だっけ?」と言われてしまいますが(笑)
N：
それ良く言われます（爆）

・

あっ

↓

カメラ：やっちゃった

S：
ボウリングって言うのは現実はそんなレベルなんだと言う事なんですね
遊びとしてのアミューズメントの面もあるし、競技の面も有るんだよって事を認めさせたかったです
N：
普通に投げに行っていいんですよね?
S：
もちろんですよ
太田市には企業も多いですしからコンペや子供会にも使っていただければと思っています

やり切った感出てるね

N：
ぶっちゃけスポーツ施設として営業して採算取れそうですか?
S：
スポーツとしてのボウリング場を売りにしていくので大きく利益は取れないと思いますが不安は1％も無いですね
いわゆる普通のボウリング場で利益を出そうとしたら、20レーン位の規模でショッピングモールのような商業施設の中に建てて家族やカップルをターゲットにしていたと思いますけどね
やっぱりスポーツに特化するからこそ得られる物も多いと思うんです
もちろん赤字じゃ困りますけどね(笑)

N：
ところで貴啓くん
最初にココ見た時どう思いましたか?
T：
マジかっ!
って思いました
N：
嬉しいけどプレッシャーじゃない？
T：

プレッシャー・・・・・・・・・・・スゴイです(゜o゜)
S：
大丈夫ですよｗ
そんな難しいことじゃない(๑´ڡ`๑)
T：
・
・
・
生まれてからこれまで何から何までやってもらった感じなので責任もって頑張りたいです
松：
お手伝いしますよ！

S：
本人は他から見ると恵まれているって言われるかもしれないし感じてるかもしれないけど、前、覚えてるかなぁ「その恵まれてる状況をイイように使え、他より恵まれてるならスタートから違うのだからそれをどう使うかはお前次第」といってます

N：
せっかく有るのだから最大限使い倒したほうがいいですねｗ
ちなみにボウリング場の名前は決まっているんですか?
「タカヒロボウル」とか?

S：
それは裏名称で(笑)
T：
正式名称は
ドリームスタジアム太田
です
S：
サブタイトルが「エンジョイボウリング・エンジョイスポーツ」です
N：
3番目の名称がタカヒロボウル?
T：
別名「タカヒロボウル」でお願いします

N：
友達や仲間からなんか言われてます?
T：
一番初めに上毛新聞に取り上げられた時とボウリング・マガジンに載った時は、色々な人に「投げに行くよーっ」て言われました
みんな「行くからね❤」とか言ってくれるので嬉しいですね

ロケーション過酷すぎ

カメラ：お話中すいません

半端なくアツいです！

群馬の陽射しヤバイです

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お二方の新設ボウリング場建設への情熱も加わってかこの日の陽射しはヤバイです！

カメラの熱も額の汗も尋常じゃ無いと言うことでエアコンの効いた所へ移動し改めてお話の続きを伺ってまいります

こんな感じで！

N：
完成はいつ頃ですか?
S：
2018年の7月予定です

N：
今回我々としても注目したのがスポーツとしてのボウリング場というお話ですが、既存のボウリング場とは違う設備や仕掛けなどありましたら教えていただきたいです
S：
まずボウラーズベンチを広く取っており5メートル取っております
レーン移動がスムーズに行えることとボックスに8名入るような大会でも選手がゆとりを持って挑めるようにしてあります
通常の設備だともー8名入ると座るところもない状態で立ってるだけ、スポーツであの状態は無しですよね、アミューズメントなら良いでしょうけどやっぱり普通スポーツって常にウォーミングアップして挑むもので投げ始める、ボウリングはウォーミングアップも無しでそのまま投げるってのはそれはスポーツと言わないですね
ですのでできるだけ広く取ってレーン移動や投げる人にゆとりを持ったスペースで投げてもらいたいのです。
もうひとつがボールリターンです
レーンが遅くなってインサイドを投げる時にボールリターンは邪魔ですよね
ボールが出てくる頭だけはアプローチにありますが、他はかなり後ろに下げています
N：
最近はボールをかなりの数持ち込むのでベンチ内が広いって選手にはありがたいですね
障害物が無くインサイドに寄れると言うのも最高です！
S：
次はボウリングを観る側の設備として収納可能な観客席を100席設けます
N：
ビール売りのお姉さんが居たら良いなー(笑)
S：

他にもミーティングルームの他に200名収容可能な多目的室を設けております
N：
結婚式場とかにも出来ますね(笑)
S：
今考えているのが地元と連携して朝市をやったりとかにも使えたらいいかなって思ってます
その他には音響設備や大会本部等に使えるスペースもございます
N：
我々メディアからの要望なんですが、大会の取材に行って一番困るのがボウリング場内で作業できるスペースが無いんですよ
速報出したり情報を公開したりするのにメディアルームなんてあったら凄くありがたいです
S：
ミーティングルームと多目的室の他にも部屋があるのでメディアの方達向けに使っていただくこともできると思いますよ
N：
それはありがたいです

S：
あとはプロショップスペースもかなり広く取っていますからボウラーに喜んでいただけると思います

この辺りは貴啓にまかせてあります

N：
このボウリング場はゆくゆくはどんな風になったら良いと思いますか ?
S：
最終的にはプロの方々に試合やってもらいたいです　ホントに！
その盛り上げ役を我々が担いたい！
その思いってのは、協会の悪口じゃないですけどｗ、やっぱプロに全く魅力が無い、そう感じてます！
プロなっても意味ないし、プロ下手くそだしｗ
松：
はい
すいません
S：
ちょっといっちゃってますけどもｗｗ
現実はそうなんですよね上手な人は一部であとは・・・・
それじゃ嫌ですよね！
もっともっと賞金稼いで貰いたいし、最終的にはジュニアがプロを目指したいってなって欲しいから言ってるんです！
ジュニアが夢もってくれないと、建てる意味もないし！
そこが凄く大きいです
N：
子ども達がボウリングに夢も持ってくれたら本当に素晴らしいことですよね

S：
できればココで我々がスポンサーとなってやれる大会ぐらいまで持ってこれればってのが私の希望と言うか願望ですね
この辺は企業多いですから、その辺ちょっとでもお力になれたらなって気持ちが強いです
プロボウラーなら最低でも5000万円くらい稼げるようにならないとプロって言わないですから！
そう言ったものにも力になれたらなと思います

N：
群馬県のボウリング人口って多いんですか?
S：
全国的に見ても多いと思いますよ
ですからリーグ戦をたくさんやって多くの人に投げに来てもらいたいですね
企画の中でメンバーさん主体の物とボウリング場主体のもので別けて出来たら良いかなかとメンバー主体でどういったのをやりたいか上げてもらってそれをボウリング場が支援する形と、全部ボウリング場が仕込むのでは無くて
そんなリーグにしたいと言う希望はあります
N：
貴啓くん的にはこうしたいなってあるんですか?
S：
ほら言われた～(笑)

T：
実現できるかどうかは別として、妄想の中だったらやってみたいことがあります
例えばメンテマシンを各メーカーの数機種を入れたり、PBAでやっているようなブルーオイルなんていうのも試してみたいです
N：
ボウラーに対してのサービスはこんなのやりますってありますか?
S：
ハード面はすぐに着工していくのですがソフト面に対しては人事も含めこれからですね
N：
プロボウラーも雇・・・
S：
プロボウラー雇えばプロボウラーは試合行ってもらいたいですから
私としてはプロボウラーの方にはこういった仕事をして欲しいという希望があるので、それを「いいよ」って言ってくれる方でないと雇う気無いです
要はフロントなんて立ってもらいたく無いし、掃除なんてしてもらいたくないし！
松：
えーと面接の日はいつ・・・・・ぐらぃ
N：
めっちゃ来ようとしてんじゃん!
S：
年齢制限もあるんですよ～(笑)
いやー本当にプロの仕事してほしいんです
そしてプロの格を上げたい
フロントや掃除はバイトでできますのでね
色んなお客様にプロが声かけてアドバイスして「ボウリングやってみようかなぁ」って思ってもらうと言う地道な仕事もありますけど「プロじゃなきゃ出来ない仕事を何故しない！」ってね
「プロとして何をしなければならないかをプロも考えてもらいたい」ですね