ぐぉぉぉぉぉん
・
・
・
カション
カション
・
・
・
ぐおぉぉぉぉぉぉん
・
・
・
ねぇ~何やってんの?
次はこれやりまーす
-
-
参考玉もお肌もお手入れは必要 イオンパワーSジェルパックの実力
使い終わったらボールクリーナーを使用したり、オイルリムーバーを使用したりして日頃からボールのお手入れを欠かさない良い子にニューアイテムの紹介です。イオンパワーSジェルパックというオイル抜きが簡単にできる優れものです。使用する度にオイルや汚れを拾ってきてしまいボールのパフォーマンスが目に見えない速さで落ちて行ってしまうのはご存じの方も多いでしょう。最初のころはもう少しまがったのに、もっとピンアクション良かったのに最近元気なくなってしまったなーって感じたらこのアイテムを試して欲しいです。安価だし15分でできる優れものですよ
続きを見る
・
・
・
15分後
↓
だから~何やってんの?
お~い!説明しろ!
かずよしは何やってんのか?
実は14ポンドと15ポンドの玉を、同じレイアウトでドリルして曲がり方や倒れ方に違いがあるのか?を試してみたかったんです。
1ポンドは453.59グラム。1ポンドのステーキってかなりのボリュームなのが出てきますし、焼肉で行ったらおおよそ4~5人前くらいかな。
この差を実際に投げてみて使用感や動きやピンアクションにどんな影響があるのか調べてみたかった。というのも、ドリラーという仕事をしていてボールの重さの事について相談されることも多いんです。
「14ポンドは問題なく投げられるんだけど15ポンドじゃ重い気もする。でもな~」
こんな声に応えるべく試してみることにしました。
選んだボールは
ロトグリップ
クラッシュイット
15ポンドのクラッシュイットをプラグして、14ポンドのクラッシュイットと同じレイアウトでドリルしなおしました。
こんな感じね
↓
レイアウトはどちらも「4-1/2×4×1-1/2」
-
-
参考ドリラー和義お兄さんの今さら聞けないボールのお話 第2弾「レイアウトの数字」
ボウリングボールの紹介動画を見ていると「今回のレイアウトは~」とか、ボウラーのトークでも「どんなレイアウトにしようか?」なんて会話が聞こえてきます。よく聞くレイアウトというワードなんだけどイマイチよくわからない人もいると思いますので、ドリラー歴25年の芦川和義お兄さんが解説していきます。意味は分からなくてもいいので「ふ~ん、こんなこと言ってんのね」ってわかればもっとボウリングが面白くなってくると思います。とは言え専門知識でもあるので内容的にはマニアックですが読んでみてねー
続きを見る
どちらのボールも新品ではないので少しでも同じ状態に近づけるために、冒頭の表面加工とジェルパックを行っておりました。
では道具も揃いましたので横浜ヤングボウルで試してみましょう。
はじめましょー
投げ比べ開始
↓
14ポンドと15ポンドのボールを交互に投げたり、オイルの少ないとこ投げたり、オイルの多いとこ投げたりしてそれぞれの重さを投げて感想を聞きました。
投げてみて重さはどうなの?


動きの違いはどうなの?

同じボールの重さ違いを投げ比べたのは初めてなので動きの違いがあるのは驚きでした。

ただし14ポンドが曲がらないというわけではなく、走って先で急激に向きを変えるため「14のが曲がるじゃん」って思うこともありました。
15ポンドはレーンの中盤あたりから向きを変えようとしてきますので、14ポンドよりもオイルを使って投げたくなりました。そのため15ポンドの方が若干インサイドから投げたほうがポケットに集めやすかったです。
軽量ボールはこの部分のを軽くする必要があります。当然表面と内部の重さの差が違ってきますので、動きにも大きな影響を及ぼすってわけなんでしょうね。
ピンアクションはどうなの?

もしも14Pだけを投げていくなら⑩ピンタップの対処としてポケットに対して角度をつけたりボールチェンジをしなければいけないでしょう。

14ポンドの方が走るため、投げミスやスピードがついちゃうと曲がりが甘く「やっぱ⑩ピン残るか~」って思うことがちょいちょいありました。20枚目よりもインサイドに寄った場合は14ポンドだと走りすぎてしまうと思うのでバックエンドでよほどハッキリ動きを出さないと飛ばないかも知れないなーって思いました。
プロボウラー松Pのまとめ

私はアマチュアの時からプロボウラーになって約10年間は15ポンドでした。
その後、鎖骨を骨折してリハビリ期間半年くらいは13ポンドで、その後14ポンドにしました。怪我の痛みがなくなると14ポンドは軽いと感じていましたが骨折のトラウマで15ポンドを投げるのは怖い、だけど14Pは物足りない、の中途半端な期間が長かったです。時々15ポンドを借りて投げましたが重さより怖さが大きかったですね。
自分へのチャレンジで一年かけて焦らずゆっくり15ポンドにしましたが今のところ問題ありません。

今はボールの性能が良いので昔のように重い方が倒れると考えなくてもいいと思います。
重さを決めるのは体力、体格、体重ですから基本は15ポンドと決める必要はありません。
特に気をつけて欲しいのはジュニアボウラーです。体は成長している途中ですから、すぐに重さを上げていくのは怪我につながったりフォームに影響します。
重くする前に必ず軽いトレーニングで筋力をつけましょう。ボールの重さはいつでも変えられるので必ず準備をしてから重くしてください。
8割の力で投げられる、ある程度ボールを操作できる重さがベストです。
ドリラーかずよしのまとめ

同じ球速、同じコントロールなら重いボールを使うほうが良いかもしれませんが、体力や気持ち的に不安がある場合は無理に重いボールを使う必要はないと思います。実際に無理して重いボールを使ってスピードが乗らなかったり、ボトボト落とし気味のボウラーを多くみてきました。話を聞いてみると「重いボールの方が倒れるからってアドバイスをされた」とか「みんな15ポンドだから…」なんて理由でした。
事実14ポンドでもストライクいっぱい出ますので、無理して重いボールを使うことはないと思います。
それにしても動きの違いに驚いた!