2024年9月30日追記
9月25日 大会最終日
大会7日目の9月24日にマスターズ戦が始まりました。
16名による1対1の1ゲームマッチ総当たり戦で15ゲームを行います。最後の16ゲームはポジションマッチと呼ばれる15ゲーム終了時点での順位順に直接対決していきます。
1位vs2位、3位vs4位、5位vs6位…といった感じね。
他にも重要になってくるのが対戦して勝利すると10点もらえるので「スコア合計+勝利ポイント合計」で順位が決まります。そのため上位に行くための条件としては「高スコアで勝つ!」という誰でもわかりそうなことをアニメーションつけて大声で言ってみました。
外野が口で簡単に言ってますがここにいる16名はこの大会で勝ち進んできた猛者達ですから、そうやすやすとは勝たせてくれないと思います。
それでも勝たなくてはならないのが勝負の世界で生きる者の道。何とか勝ち抜いてトップ3が進めるステップラダー方式まで進んでほしいです。
24日は前半8ゲームが行われ最終日は後半8ゲームが行われました。
女子マスターズ戦 結果
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女子マスターズ戦 16ゲーム総当たり戦
第14位 佐藤悠里 3303点
スコア3233点(AVG202.06)
7勝9敗で勝利ポイント70点
第15位 鈴木波流 3211点
スコア3161点(AVG197.56)
5勝11敗で勝利ポイント50点
男子マスターズ戦 結果
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男子マスターズ戦 16ゲーム総当たり戦
第12位 村濱裕紀 3260点
スコア3190点(AVG199.38)
7勝9敗で勝利ポイント70点
第15位 宮澤拓哉 3176点
スコア3106点(AVG194.13)
7勝9敗で勝利ポイント70点
残念ながら上位3名のステップラダーに進むことはできませんでした。
これにて全日程は終了しました。
日本が獲得したメダル数
■女子5人チーム 銅メダル
鈴木波流、泉宗心音、石本美来、入江菜々美、佐藤悠里
■女子オールエベンツ 銅メダル
佐藤悠里
大会ホームページにメダル獲得数が出ていましたので紹介させていただきます。
マレーシア 17個 金8銀5銅4
シンガポール 4個 金3銀1銅0
韓国 10個 金1銀5銅4
オーストラリア 2個 金0銀2銅1
フィリピン 1個 金0銀1銅0
香港 2個 金0銀0銅2
日本 2個 金0銀0銅2
直前合宿で下地監督が言っていた強豪3か国のマレーシア、シンガポール、韓国がほとんどのメダルを獲得した状況となりました。
ナショナルチーム下地賀寿守監督による総括
下地監督から総括をお願いします。
ロングオイルパターンもミディアムオイルパターンも検証を進めて行きながらトリオ戦ではメダルに届いてもおかしくない状態でした。
ここで再度気持ちを入れなおして5人チームを迎えることができました。
初日が終わってメダル獲得まで無茶な差ではないとこに着けていましたが5人チーム2日目で気づいたことがありました。それは男子メンバーの中で世界大会経験者が佐々木と宮澤の2名でした。これによりチームの熟成度が足りなかった言うことです。
それは何かというとチーム戦の中で重要なのは上手くいかなかった時の声かけや励まし、テンパった状態で経験者と未経験者の気持ちがつながらなかったという点でした。
本来ではれば伝わってくる情報を元に「よし、これでいこう!」となっていくわけですが、今回の場合は「こうかな~?ああかな~?」といった決めきれない状況になってしまい全体的にディフェンシブな展開になってしまったことだと思います。
全員ポケットにコントロールはできているわけですが、飛ばしきれない、ストライクを続けきれないという苦しいゲームが多かったです。
それを見ていたシンガポールが後手後手に回ってスコアを伸ばしきれていなかったので、慌てずに普通に進めて行こうという作戦を取り銅メダルを取ることができました。
女子チームはベテランの佐藤、泉宗、石本、入江が鈴木を引っ張って勢いをつけてチーム戦を戦ってくれたと思います。
不安の中で得られる情報から「なにを選択」して、「いかに消化」して、「次の投球につなげていく」これができれば日本は十分戦って言えると思います。
ただし、韓国にしてもマレーシアにしても強豪国はとにかくメンバー同士でよく投げ込んで来ています。
メンバー同士の情報共有もできているので自信を持って自分の投球に入ることができていました。私たちは決めきれないままゲームが進行してしまった場面もあったので「自信を持って投げる強豪国」と「大丈夫なのかな?」って探りながら投げてしまった日本との差がスコアの差になってしまったんだと思います。
これからもナショナルチームは挑戦を続けていくと思いますが、自分も世界で戦いたいと思っているボウラーへアドバイスいただけますか?
それ以外にはボールのラインナップ、ボール選択、ライン取り、球質に合った表面の仕上げが現場では大切になってきます。そしてドリラーと相談して場面場面に合ったボールのレイアウトを試していって欲しいと思います。
ただ単に走る、曲がる、強い、弱いではなく状況に合わせて「先を動かすのか?」「おさめるのか?」などボールのラインナップを組んでいくことが大事だと思います。
このアジア選手権は来年香港で行われる世界選手権の予選も兼ねていたようです。男女とも出場権を得ることができたようですので、これを見て将来自分も世界の舞台で戦ってみたいってボウラーは下地監督のアドバイスを実践してみましょう。
金メダルを持ってくるのは
あなたかもしれない!!
【今回参加したの選手の皆様へお願い】
ご自身で撮影した現地の雰囲気や皆さんの素敵な写真をお貸しいただけませんか?
このページの最後に皆さんのたくさん載せたいな~なんて考えてます。