お暑うございます。
夏は汗をかく割に運動不足になりがちです。かと言ってこの時期に屋外での運動は危険ですからエアコンの効いたボウリング場でプレーすると運動不足解消になりますよ。
久しぶりにボウリングをすると最初は狙っている所に投げるのは難しいですね。ボールがあっち行ったりこっち行ったり。
ボウリングの技術のひとつにコントロールがあります。
ボウリングでのコントロールとは?
- 同じ所に何回も投げられる
- 狙うスパットに何回も通せる
大先輩男子プロでスパットの右端、真ん中、左端に投げ分けられると聞いたことがあります。検証したことはありませんが確かにその先輩の投球を見ていると同じスパットに何回も何回も通っているように見えました。
皆さんはこのように投げ分ける事できますか?試した事無いって方は是非次回練習時に実施してみてください。
この大先輩のコントロールがどれほど凄いか実感できますよ。
完全に投げ分けられるようになるにはそれはそれは大変な鍛錬の積み重ねでありチョイチョイと会得できる物ではありません。
ですので・・・・・本記事ではすぐ使える狙い方オススメ3種類をご紹介します。
点、スパットを見る
ボウリング教室やアドバイスを受けた時にインストラクターやプロボウラーから「スパットをよく見て投げてくださいねー」と言われた方が多いはずです。
ボウリングの始めに習うストライクの出し方やポケットの狙い方にスパットを見て投げると言う表現がよく出てきます。ファールラインから約18m先のピンを見て投げるより手前にある約3.65m〜4.87mの所にあるスパットを見る“スパットボウリング”が一般的な狙い方です。
スパットはレーンの板目5枚間隔に三角の印が付いていて全部で7個あります。競技ボウリングやキャリアがある方はオイルコンディションによって何個目のスパットを狙うか、その都度変える方もいますがキャリア浅めの方は自分が狙いやすいスパットを決めて投げ始めると自分の投げたボールが狙った所へ行ったか、どの辺を通ったか確認できます。
私もそうでしたがハウスボールの時からマイボールを持ってからも狙ってるスパットに通るか通らないかなど『スパット』という言葉が頻繁に出てきましたし馴染みのある言葉ですね。
ポイント
スパットという一点を見ることで投球の集中力が高まる
線、ボールの軌道を見る
一点を見て投げるのに対してボールが動く軌道を線でイメージする狙い方もあります。
狙った点(スパット)を通過させるだけではなくポケットに行く、ストライクが出やすい線を見つけたら、その線上に投げます。スパットと違って狙う所は定型の形ではなくスパット前後の線をイメージしてください。同じオイルコンディションでもボールによって軌道は変わりますから、持っているそれぞれのボールがポケットに行く線をイメージできるようになるといいですね。。線の途中にはポケットがありますからイメージする時に通過点としてポケット何個目と知っておくと良いでしょう。ハウスボールからマイボールになった方は線をイメージすることでマイボールが曲がりやすいのを感じられると思います。
ポイント
- 線で狙うことによってボールの動きの違いがわかる
- 線をイメージできるとスペアの時にその線を残りピンの方向に合わせて取りやすくなる
- 一点で狙う緊張感がなくなる
図、狙う所を大きくする
点でも線でもなく図として見ます。もちろん狙う所は予め決めますがスパット何個目を通さなきゃいけないとか、線の上に乗せなきゃいけないとかではなく「だいたいあそこ」「あの辺を通ればストライクになる」とかです。投げたボールの動きを見てオイルの有る無いを想像して図としてイメージします。
例えばあの辺はオイルが有るから安全地帯、この辺はオイルが無くなってるから危険地帯。オイルが厚い所は山のように、薄い所は平地のような図を想像します。球質によっては安全地帯、危険地帯が逆になったり異なりますが自分が狙ってる所を見やすいよう図にします。またオイルの有る無いや投げたい所、行ってはいけない所に色を付けたりするのも良いでしょう。
ポイント
- 図としてイメージすると狙ってる所が大きくできる
- 許容範囲が広くなりミスしたと感じることが少なくなる
今回の趣向とはちょっと違いますが、図やビジュアルイメージとして捉えるトレーニングシートを過去ダウンロード配布していますのでこちらも合わせてご利用ください ワークショップ【油力を鍛えよう】で配布、使用した感じた現状のレーンコンディションを読む力【油力】のトレーニングシートをダウンロード頂けます。 レーン上のオイルは目に見えません感じ方も人それぞれ、自身で ... 続きを見る
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まとめ
ご紹介した3種類はどれが正解とか1番良いとかではありません。ボウリングの始めたてやマイボールデビューではスパットボウリングが馴染みやすいですが点、線、図、どれでも狙いやすいものを選んでください。
狙う所が小さければ小さいほど集中できる方、線をイメージしながらボールの動きとリンクするのがしっくりくる方、レーンを図にして頭の中に実際とは違うレーンを持つ方、狙い方は自由です。点なのか線なのか図なのか、皆さんの頭の中を見てみたいですね。