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ストライク有り、なのにボウリングAV160~台な方に吉報!そんなア・ナ・タ◯◯◯◯期

投稿日:2015.12.17 更新日:


松本妃永 ボウリング

こんばんは松本妃永です

皆さんは初めてマイボールを作った時のこと覚えていますか?

 

↓↓↓↓↓

ボウリング カーブ

「やっぱりハウスボールと違って曲がるねー」

とか

ボウリング 回転

「前より回転してる!」

などなど

 

ウキウキワクワク楽しかったですよね

ハウスボールだった頃より投げる回数も増えスコアも200点を超えたり行きつけのボウリング場ができて大会やリーグ戦へも参加するようになって気がつけば……

立派なボウラー

そんな楽しいはずのボウリングなのにこんな顔をしている方達を見かけます

↓↓↓

ボウリング スペア ボウリング スペア

どうしました?

 

「練習の時にはストライク出るのにアベレージが上がらず伸び悩んでいる」
「上達しない」

それは『モヤモヤ期』です

モヤモヤ期』って練習の時にはストライクも出るし200点も超える……
だけどアベレージ的は上がったり下がったり

orz

上手くいかないとすぐに120点くらいのローゲームも出てしまう
プロの投球動画見たり研究してるのに上手くなってる実感がなくてスコアが停滞

簡単に言うとこんな時期です

 

この『モヤモヤ期』は誰でも経験するのですがサーっと過ぎる方もいれば何年も続いてしまう方もいます
マイボールを作って短期間で一気にプロレベルになるのは極々稀な方

多くのボウラーがお仕事終わりや家事の合間に練習したりお休みの日に大会に出たり、やりくりして投げる時間を作るので毎日投げてトントン拍子にアベレージを上げるのは簡単ではありません

では

でもなるべく早くアベレージを上げるにはどうしたらいいのでしょう

長い『モヤモヤ期』に多いのがストライクの数でスコアアップを目指すアベレージ160前後のボウラー

「オイオイ松Pさんよ

ストライクが出なくちゃいいスコア出ないだろう!」

おっしゃる方もいると思いますが大会やリーグ戦に参加してアベレージを上げるならストライクよりもスペアが重要です

2回に1回くらいヘッドピン(1番ピン)に当てることができれば1つや2つストライクは出ます
もちろん全部ストライクを出す気持ちは大切ですが残ったピンをスペアしなければスコアアップしませんしアベレージも上がりません
せっかくストライクを出してもスペアミスがあればハイスコアにはなりませんよ
例えばこんなスコア

↓↓↓↓

ボウリング スペア ボウリング スペア

 

どちらのスコアもスペアが増えればローゲームではなくなるし200アップの可能性もあります

「好きでミスしてる訳じゃないよ!スペアしようと思ってるさ!」

松本妃永 JBC 応援 プロボウラー

はい、わかってます!

私もミスしますから!

 

苦手なピンやオイルコンディションによってはミスする時もあります
しかしスペアの確率が悪いのには原因があるはずです

スペアミスしてしまう代表的な例としていくつか挙げてみましょう

 

体が残りピンの方向に向いていない

松本妃永 ボウリング 松本妃永 ボウリング

右側のピン

 

松本妃永 ボウリング 松本妃永 ボウリング

左側のピン

 

気持ちと顔(目線)はピンの方向に向いているのにピンに正対していない
一見すると体が向いている様に見えます

ボウリング スペア ボウリング スペア

つま先は向いていません

 

つま先が残ったピンの方向(投げたい方向)に向いていないと歩いているラインと投げるラインはズレてしまいます

狙った方向にボールが行かないと投げ方が変なのかな?と手先で調整して更にミスをする原因が増えていきます
スペアする時には残ったピンにつま先、体、顔、気持ちを向けて投げてみてください

松本妃永 ボウリング 松本妃永 ボウリング

右側のピン

 

松本妃永 ボウリング 松本妃永 ボウリング

左側のピン

 

ボウリング スペア ボウリング スペア

つま先の向き

そして

フェニックスレイズ チャレンジ 松本妃永

気持!

 

スペアのパターンを持っていない

いつも狙ったスパットの板目ピッタリに投げるのは至難の技

ミスが続いて焦れば焦るほどピンは遠くにスパットは小さく見えてしまいます

通したいスパットを決めてもピンポイントではなくゾーンで考えてみましょう

ボウリング スペア

1番ピンゾーン

 

ボウリング スペア

7番ピンゾーン

 

ボウリング スペア

10番ピンゾーン

 

レーンを3分割してみてください

残りピンをどれかのゾーンの中に置くとレーン全体で考えるより狙いやすくなります

ゾーンを道にイメージしたり色を付けて想像すると更に投げやすくなります

先ずはゾーンの中に投げること

それができてから精度を高めていけばいいのです

 

難しく考え過ぎる

スペアに限らずストライクを狙う時もそうですが自分がどこを向いて構えているか、どこに投げようとしているかわかっていれば例えミスしたとしても修正できます

ところが

回転数が足りないからじゃないか?

リリースが悪いからじゃないか?

と技術的なことばかり考えていると深みにハマります
アベレージが上がればストライクの数も必要になってきますから、その時には回転数やスピード、それを生む為のリリースやフォームも目標になってきますがモヤモヤ期を脱出するには頭でっかちにならずハードルを少し下げてみてください

PBA選手やトッププロのようにスピードを出してスペアすることも可能ですが無理に真似するよりも何回もできる投げ方でスペアの確率を上げていくことをお勧めします
スペアは取れればいい訳ですから特別な球質は必要ありません

モヤモヤ期』が長いとつまらなくなってボウリングが向いてないんじゃないか?と思い始めます

ボウリングが好きで始めたのに・・・

マイボール作った時は楽しかったのに・・・
今はモヤモヤする
難しく考え過ぎず今のアベレージを上げるには結構、簡単なことで上がるかもしれません
アベレージなんて気にしてない!ストライクが出ればいいんだよ!と言うボウラーもいると思いますが楽しみ方は人それぞれですから、もちろんそれでもOKです
アベレージ160前後の方が今までよりスペアが1つ増えるとまた違うボウリングの世界が広がります

ストライクを生かす為のスペア練習してみてください


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松本妃永(プロボウラー)

社団法人日本プロボウリング協会18期プロボウラー 一般社団法人レッシュ・プロジェクト公認マスター級トレーナー プロボウラーとして、またレッシュ4スタンス理論から見たボウリングを皆様にお伝えします




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