3年ぶりの開催となった、いちご一会(いちえ)栃木国体はご紹介したい方がいっぱいで予定外の前後半でお伝えしました。
いちご一会国体前半
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第77回国民体育大会いちご一会(いちえ)栃木国体。
2年ぶりの開催となりました国民体育大会の取材に行ってきました。残念ながら無観客開催だったので皆さんの代わりにNAGEYO取材班が会場内の模様をお伝えいたします。難易度が高くてなかなかストライクが出ないレンコンで各県の代表選手は一丸となって戦っています。
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いちご一会国体後半
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カズヨシ目線の「いちご一会とちぎ国体」後半はこんな感じでした。
先日行われた国民体育大会の後半の模様です。今回はキャメラマン・カズヨシがみた国体をお届けします。国体の魅力は何といっても選手、監督やチームスタッフが一丸となって戦う姿。今回も涙する選手や、笑顔あふれる選手、悔しそうな表情を浮かべる選手がいました。無観客で行われた会場の雰囲気をお届けします。
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でも、まだお伝えしたい方達がいるので国体特別編です。
とにかく今年のオイルパターンは「ムズい!」と言う声が多くブロック予選はあちこちでローゲームが出ていました。
本大会盛り上がるの?
と少しだけ心配でしたがさすがブロック予選を通過してきた選手達、本番に向けて策を練って熱い戦いを見せてくれました。
気を抜いたらローゲームが出てしまいハイスコアが出しにくい中、ひときわ目に留まった選手に攻略法や何を準備してきたかを聞いてみました。そして見事天皇杯、皇后杯に優勝した両監督さんに国体最後の記事を締めていただきます。
目に留まった選手のお話
渡辺希哩(わたなべきり) 群馬県
お一人目はブロック予選から本大会まで強さが際立っていました。
少年女子団体戦優勝
個人戦優勝
※写真は関東ブロック大会時
群馬県の天皇杯(総合優勝)獲得は少年達の活躍が大きかったですね。
中でも渡辺さんは大活躍。今この年代で1番伸びてる選手と言ってもいい渡辺さんにコンディションとボールのこと聞いてみました。
今回のレーンはウレタンでもリアクティブでも手前から外にボールが出ないように意識しながら投げました。
主に投げていたのはパープルパールウレタンと動きが緩いコンスピラシーハイブリッドです。
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参考HAMMER RED PEARL URETHANE レッドパール ウレタン
【HAMMER RED PEARL URETHANE レッドパール ウレタン】のボール詳細、口コミ評価みんなのレビュー:名作パープルパールウレタンとウレタンなのにめっちゃ動くやん!てなるブラックウィドー ウレタン ピンクパールの中間的な役割です。意外と必要な人多いんじゃないかな?もちろん初めてのウレタンとしてもちょうどいいとこだと思います。
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参考RADICAL Conspiracy Hybrid コンスピラシー・ハイブリッド
僕はコンスピラシーシリーズに注目しています
オイル上での転がり方、レーン中間での立ち上がり方、バックエンドでの向きの変わり方、そして持続性のある曲がり
どこをとっても素晴らしいです今回はハイブリッド素材を使用しているので幅広いレーンコンディションで使えそうだ
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今回のようにスピードを緩めて投球することも大事だということが勉強になりました。スピードをあげるということはこれからも課題ですがレーンコンディションに合わせてスピードを調節出来るようになるということも課題だと感じました。
石本恵梨奈(いしもとえりな) 大阪府
成年女子団体2人チーム優勝
今回二度見どころか何回も目に入ったのが石本さんでした。
もともとダイナミックなボウリングをするのは知っていましたが今国体の石本さんはフォームも、やろうとしてることも、雰囲気も抜群に良くて鳥肌ものでした。どうやって投げたか絶対に聞きたかった選手です。
その結果、2人チーム戦の時はチームの中野麻希さんと2人でずっと外目を投げてラインを作ることができたので勝利に近づけたのではないかと思います。
本来ならウレタンボールを持ってくるべきだったのかもしれませんが練習の時や近畿ブロックの際に自分はリアクティブのボールを投げる方が本来のパフォーマンスができると思いソリッドボールを中心にリアクティブだけにしました。
使用したボールは、基本的にはソリッドが多く、ブランズウィックのゼニスと、ロトグリップのアイドルウルトラブラックを主に使用していました。
2人チームの決勝戦ではゲーム数も進んでいた為、ストームのインフィニットフィジックスを使用しました。 他にもラディカルのインフォーマー、モーティブのジャッカルレガシー、ストームのフィジックスマエストロを持って行きました。
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参考BRUNSWICK ZENITH ゼニス
【BRUNSWICK ZENITH ゼニス】のボール詳細、口コミ評価みんなのレビュー:おぉ~ヘビーオイル専用のボールってキャッチコピー。オイルが多いとビビっちゃうし、力んでしまうことってありますから…
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参考ROTOGRIP IDOL ULTRA BLACK アイドル・ウルトラブラック
【ROTOGRIP IDOL ULTRA BLACK アイドル・ウルトラブラック】のボール詳細、口コミ評価みんなのレビュー:ロトグリップの定番商品でもあるアイドルシリーズは急激で激しいリアクションをしないので幅広いボウラーにお勧めできます。今作はオイルに強いマイクロトラックスS20ソリッドリアクティブというカバーを使用していますので、オイルが多くて流されてしまう、滑ってしまう時に使って欲しいです。オイルに強いを売りにしてきたアイドルは過去にも数種類発売されてきましたが、意外なほど幅広いレンコンで使えるのでご自身のラインナップに加えても良いと思いますよ。
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今大会を見返しても1番課題を感じたのは上位に行かれる選手のスキルの高さです。
個人戦で千葉県の向谷美咲さんと投げさせていただく機会があったのですが、このコンディションで内側からエッジに向けて投げ、しっかりとフッキングさせてポケットに収める技術は本当に素晴らしいと思い今の自分には到底出来ないものだなと感じました。
このような難しいコンディションに対応するためには自分の苦手なライン取りを無くし、さらに繊細な技術を磨く必要があるのだと実感させられました。
野村経博(のむらつねひろ) 鹿児島県
成年男子4人チーム戦優勝
ボウリングセンス抜群なんですが気持ちの優しさが出てしまう野村さん。しかし団体決勝の打ちっぷりは素晴らしいかったです。団体優勝に大いに貢献した野村さんにレフティとして国体コンディションのことを聞いてみました。
他はリアクティブを3個持って行ってたのですが先の動きがバラついてしまってウレタンしか使えませんでした。
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参考ABS Pure Rise NANODESU 74D EIGHT PEARL ピュアライズ・ナノデス ナナヨンディー エイト パール
【ABS Pure Rise NANODESU 74D EIGHT PEARL ピュアライズ・ナノデス ナナヨンディー エイト パール】のボール詳細、口コミ評価みんなのレビュー:またしても出ました。8ポンドコアを搭載したウレタンボール。前作のソリッドウレタンからパールウレタンに変更となっています。ソリッドのウレタンでは走りにくくなった時や、先での動きを重視したい時に使って欲しい。
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宮澤拓哉(みやざわたくや) 群馬県
難しいと言われるコンディションの時の宮澤さんは、やはり宇宙人でした。
ボールの軌道をロープのように動かして、レーン毎に瞬時に対応できる技術は日本一だと思います。何回もNAGEYOには出ていただいているので今回は違う方をと思いましたが聞きたくなっちゃうんですよね。
具合的な攻め方を教えてください。
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参考HAMMER RED PEARL URETHANE レッドパール ウレタン
【HAMMER RED PEARL URETHANE レッドパール ウレタン】のボール詳細、口コミ評価みんなのレビュー:名作パープルパールウレタンとウレタンなのにめっちゃ動くやん!てなるブラックウィドー ウレタン ピンクパールの中間的な役割です。意外と必要な人多いんじゃないかな?もちろん初めてのウレタンとしてもちょうどいいとこだと思います。
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参考Columbia300 MOVEMENT MUGEN ムーヴメント・ムゲン
素晴らしい!
レーン中盤までの転がりが一定していて滑りすぎることがないのとバックエンドの動きが強く出てくるので投げていて楽しくなりそうな玉です
個人的に思っているよりも強くて大きな曲がり幅に驚きました
更に絡めるようなピンアクションでよく倒れます
見かけたら買ったほうが良いですよ
高次元での強さと扱いやすさを融合させたような玉です続きを見る
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参考RADICAL ZING PEARL ジングパール
ピン前でのひっくり返るような動きに驚いた初代のジング!その後発表された2代目はハイブリッド、そして3代目は待ってた人も多いんじゃないでしょう…
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監督さんのお話
和歌山県成年女子監督 仲岡伸哲(なかおかのぶあき)
皇后杯獲得
(女子総合優勝)
和歌山成年女子チーム
選手達から「うちの監督はジェントルマンなんです」と言われる通り、柔らかい雰囲気で優しい眼差しの監督さん。
それにしても和歌山の女子は強かったですね。
群馬県成年男子監督 福田尊仁(ふくだたかひと)
天皇杯獲得
(男女総合優勝)
群馬県成年男子チーム
プロボウラーでもある福田さんはご自身が投げる時は物静かなんですが監督の時は笑顔を絶やさずとても明るく声をかけていました。
嬉しい〜いね〜♪
無観客でしたが3年ぶりに開催された国体は個人だけではなくチームの一員として、代表になった責任と仲間と一緒に戦う姿を参加選手全員が見せてくれました。投げた人、応援する人、現地に来られなくても声援を送った人、お疲れ様でした。 会場でいちご一会(いちえ)の出会いをありがとうございました。