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ボウラーが見えなかったモノを見られるハイテク機器スペクト(SPECTO)

投稿日:2017.12.22 更新日:


ある日のボウリング場で

ナゲル
今の見てた?

完ぺきな投球だったね!

和義
その前の投球より2枚くらい出てたんじゃない?
ナゲル
うそーん

前の投球と同じラインだったっしょ

和義
スパットは乗ったけど先では2枚位出てた!

ナゲル
出てない!
妃永
ふたりとも喧嘩しないの!

2人の言い争ってる理由はそれぞれの感覚でしょ?

感覚って人それぞれ違うから、人によっては完璧と思う人もいればちょっと出た気がするって思う人もいるはず

前に実験した40フィートってどこ?って実験でも正確に言えた人が居なかったんだから、二人の意見が違うのも当然といえば当然ね

近々スペクトっていう投球精度を正確に示してくれる機械が発表されるから行ってくれば?

それぞれの投球精度がどの程度か細かくわかるらしいよ

 

和義
いいねー

行ってみようぜ!

ナゲル
俺は自分の感覚が狂うの嫌だから絶対行かない!
和義
あっそ!

数日後

 

やっぱりナゲルマンは行かないって事なので投球精度を示してくれる機械とやらの実力を調べに松Pと共に現地へ向かった

首都高湾岸線

鶴見つばさ橋

横浜ベイブリッジ

ソプラティコ横浜関内

 

休館日でのようですが、このタイミングで計測機械の発表会が行われているようです

通用口からハウスシューズに履き替えて入場

妙に静まり返った館内の階段を上がっていくと

真剣に話をする殿方達

 

ひたすら投げ込んでるボウラー

 

写真撮りまくる松P

 

とりあえず

 

何ができるのか?

どんな機械なのか?

 

説明を受けたーい!

たーい

たーい

たーい

 

  • 頼もしい人
  • 発見

 

和義
コレなんなんですか?
ゲスト(男)
レンコン:

これはKEGEL社が扱うスペクトと言うボウラーの投球データを可視化できる機械です

レーンの途中にセンサーが埋め込まれていて最大で6レーンの投球データを読み込む事ができます

読み込んだデータは皆さんが持っているスマホやタブレット、パソコンでも読み取ることができるので、自分が投球したデータをその場で見ることができますし、お家でゆっくり見直すこともできます

和義
わからなくて良いとこまでわかっちゃいそうで恥ずかしいすね
ゲスト(男)
真実を知るって大切ですよ

まずは芦川さんもスペクトのアプリをインストールして投球データ取ってみましょう

それを見ながら解説していきます

投げ始める前にSPECTO Bowlingというアプリをダウンロード

メールアドレスとパスワードを設定

できましたー

 

なんでもレーンの途中にあるセンサーが読み込んだ投球データは、アプリを使ってリアルタイムで見られるんだって

コイツがセンサー

寄ってみるとこんな感じ

中で何かが高速でクルクル回転している

振り返ってみると

 

ゲスト(男)
では今から芦川さんの投球制度を計測しますので体を温めてから5球投げて下さい

はーい

準備できたので5球投げてみます

5分掛からず計測終了

 

 

和義
僕はどうなんスカ?
ゲスト(男)
取れたデータの説明していきます

和義
数字がいっぱいでボーっとします
ゲスト(男)
何の数字が表示されているかを左から説明しますね

ファールライン通過の板目

15フィート地点(スパット近辺)通過の板目

ブレイクポイントの板目

ブレイクポイントの距離

入射時の板目

投球方向の角度

入射角度

球速(初速)

入射時の球度(終速)

回転数/分

和義
かなりのデータを拾えるんですね

ただ数字だけだと「へーそーなんだー」って感じでピンと来ないっす

ゲスト(男)
こんなのもできますよ

和義
これならわかりやすい!

しかも投球ごとにちゃんとボールが動く!

って言うか僕は全然玉曲がってないですね(笑)

ゲスト(男)
しかも色んな角度から見られます

和義
おぉーーーーー

未来が着実に来てる感じしますね

でもぶっちゃけちゃいますと、僕が投げる時考えてるのは

立つ場所

狙いのスパットに通ったか?

どこから動き出したか?

どこに当たったか?

こんな程度です

投球角度とか入射角度とか考えたことないですし、初速終速の違いはあったとしてもできるだけ同じように投げようとしてるだけで積極的にスピード調節はしないです

上手な人はみんなこんなことやってるんですかね?

 

ゲスト(男)
あくまでも投球データなのでココから何を読み解くかが重要ですね

全ての項目を完璧にしようとすると苦しくなってしまうので、自分のデータを見て足らない部分を改善していくって使い方が良いと思います

芦川さんが今どのレベルにいるかがわかる表に当てはめられますので見て下さい

 

 

和義
この表もアプリ内でできるんすね?

英語だけど

ゲスト(男)
できますよ

英語ですけど

左から日本語にしますね

LAYDOWN POINT:落とし位置のブレ幅

ARROWS:スパット(15ft)でのブレ幅

PATTERN EXIT:オイルパターンの出口でのブレ幅

LOFT DISTANCE:放り投げる距離のブレ幅

LAUNCH ANGLE:発射角度のブレ幅

LAUNCH SPEED:初速のブレ幅

RPM:回転数のブレ幅

和義
ここも日本語に変えて欲しー
ゲスト(男)
ですよねー
和義
続けて下さい

ゲスト(男)
この表の一番下の黄色く塗りつぶされているのが芦川さんの投球誤差

で塗りつぶされているのが芦川さんが当てはまるレベル

ココを見て行くとRAYDOWN POINT(落とし位置)とPATTERN EXIT(オイルパターンの出口)はレベル6プロ級です

他の項目もほとんどがレベル5なので問題ありません

ただ1箇所気になるのはLOFT DISTANCE(放り投げる距離)がレベル3なので縦回転が多くなったり、横回転が多くなったりして先の曲がりが不安定なんだと思います

一定に転がせるように練習すればボールの軌道がもっと安定すると思います

和義
そっかー

レベルの低い所を重点的に練習していけばいいってことですね

そう考えたら闇雲に練習するよりも一点集中で練習すれば上達の近道ですね

何だかスッキリしました

最初は下手クソ度合い判定機だと思ってました(笑)

ゲスト(男)
このデータは保存ができるのでいつでも見直すことができるし、定期的にデータを取れば自分の成長度合いもよくわかると思います

気づけばボウリング男子ボウリング談義になってた

 

プロボウラーに5球投げてもらって比較してみよーのコーナー

大まかな見方がわかった所で次にやってみたくなったのが他人との比較

今日はプロボウラーもたくさん投げに来ているので実際に投球データを取らせてもらい和義データと比較してみましょう

 

 

まずは

趣旨を説明

そう来たかー

 

でもその気持ちわかりますよー

自分の投球データが公になるのは何だか恥ずかしいもんだよね

でもココはプロショップKINTAのために

イヤ!

全国の鈴木理沙ファンのために勇気出してやってみましょう

お菓子買ってあげるからさー

ジュースも付けちゃおっかなー

一生のお願い!

いろんなものを繰り出して

あざっす!

 

計測終了

LOFT DISTANCEは計測できなかったようだがレベル6が5項目もある

 

ゲスト(女)
理沙:

現実を知りました

できてるとは思ってなかったけど、投球ラインやブレイクポイントが結構バラバラなので改善する場所がいっぱいあって恥ずかしいです

でも「やっぱりな~」って感じ(笑)

これからは何気なく練習するだけじゃなくてテーマを持ってできると思うので頑張ります

 

男子プロのみなさ~ん

鈴木理沙さんもやったんで

当然やりますよね~?

二番手

  • シードプロの実力を見せていただきます
  • 宮田俊輔

 

と言いながらもサラッと安定した投球を見せてくれました

注目すべきはファールラインで全部20枚目を通過しているのと初速回転数ブレが殆ど無いってとこですね

 

ゲスト(男)
宮田:

以前同じような計測機械でキャッツというのがありました

それよりも細かい数字が出されるので自分の長所と短所が明確にわかると思いました

家に帰って今日のデータをじっくり見たいと思います

今まで自分でどんな練習方法が良いのかを模索してきたのですが、それが良かったのか?悪かったのか?確認できるのが良いですね

それと使った玉ですが、ちょっとプロっぽいとこ見せなきゃいけないなーって思ってソリッドのピンダウンで開けたボールで投げました

理由としてはこのデータを皆さんに見せるということなので安定した軌道が出せるかなーなんて思っちゃいました(笑)

逆にパールのピンアップで開けたボールだと先で暴れるのでひとりでやる時はこんなボールでもやってみたいなーって思いました

 

ずっとPCの前で難しい顔してますが出番ですよ

最後はこの方

 

今回テストしていただいたボウラーの中で一番大きく曲げるタイプです

 

ファールライン、スパット、ブレイクポイント、スピード、回転数が一定ですね

 

ゲスト(男)
井上:

プロショップKINTAで日本初上陸のスペクトを体験できます

横浜に来る時には是非体験して行って下さいねー

予約も承ってます

 

 

他にも会場に居たプロボウラーの皆さんにも感想を聞いてみました

  • 結婚指輪がキラリと光る
  • 堀江真一
和義
投げてみてどうですか?
ゲスト(男)
堀江:

以前発売されていたキャッツよりも綺麗にデータが取れるのと、より細かいところまで取れるので凄く良いですね

自分で使うのも良いですけどレッスンで使いたいですねー

和義
厚木ツマダボウルさんお買上げってことですか?
ゲスト(男)
そこは会社の上の人間と相談ですね
和義
自分の投球精度がわかるってどうですか?

ゲスト(男)
上達する上で必要なことだと思うので、例え思ったデータとはかけ離れていたとしてもポジティブに考えたほうが良いと思います

 

 

いちゃついてるとこ失礼します

 

 

和義
井口さんがいる笹塚ボウルにはスペクトの前身キャッツシステムがありますよね?

データを知ることの必要性スペクトとの違いってありますか?

ゲスト(男)
センターでキャッツを入れた時に感じたのは、自分の感覚や精度ほどいい加減なものは無いなって思いました

例えばタップをしたとして、自分のボールの強さに自身があった僕としては完璧なショットで残ることにとてもイライラしていたんです

ただ、数値化されたものを見てみると自分が100%完璧と思った投球でもバラツキがあることを知って自分のレベルを思い知らされてしまいました

それからは試合中でもイラつかなくなりましたねー

今回発表されたスペクトは精度も上がった感じですし、レッスンなどでも大いに期待が持てると思います

和義
井口さんはこのデータから何を読み解きますか?
ゲスト(男)
正確さを知ることはもちろんですけど、正確じゃなくてもポケットに持っていける幅がボウリングにはあるんだってことも知ってほしいですね

 


現場に居合わせたプロボウラーにお話を聞いてきましたが最後にスペクトを導入したプロショップKINTA社長にインタビューしてみます

 

和義
スペクトを導入しようと思ったキッカケはどんなところにありますか?
ゲスト(男)
矢野:

僕はレッスンにかなり力を入れているんですけど、どうしてもなんとなく感覚的な部分がレッスンの中でも多かったんです

それを数値やデータでキチンと出したかったっていうのがあります

例えば「このボールキレるよね?」とか「走るよね?」というのをキチンとデータで見たかったのもありましたので、この話が僕のとこに来た時にはすぐに飛び付きました

和義
教える側教わる側の感覚のブレも無くなって正確に話しが伝わりそうですね?

ゲスト(男)
コレは生徒さんに普段から言っていることなんですけど自分のイメージとリアルを一致させることが大切なんです

例えばファールラインで5枚外に落としましょうってアドバイスをしても、本人は5枚外と思っていても殆どのアマチュアさんは8枚くらいに落ちてしまうんです

このようなズレを伝える事ができるんです

和義
確かに足元での板目フッキングが何枚なんて話も実際のところはイメージのほうが強い気がします
ゲスト(男)
フッキングポイントも正確に出てくるので明確に距離と板目をリアルに見ることができます

さらに走るボールに代えた時には実測で3フィート先まで行きますよって言えるんです

和義
今挙げていただいた以外にも今は思いつかないけど色んなことがわかりそうな気がしますね?
ゲスト(男)
計測する以外にもアプリの中に課題がたくさん用意されているのでドンドン課題にチャレンジしてクリアしていく楽しみもありますよ

初心者の上達方法でスパット5枚幅に投げましょうとかちょっと難しくして3枚幅にしてみましょうって色々細かく設定できます

和義
今はアベレージが実力を評価する指標となっていますが、いずれはスペクトでのレベルが評価の対象になる日が来るかもですね

お前レベルいくつ?」とか(笑)

ゲスト(男)
まだまだ面白い使い方も出てくると思いますので、横浜に来ることがありましたら是非お立ち寄り下さい
和義
ありがとうございました

 

金太社長のインタビューの中で話が出た課題を2つやってみました

 

■1番スパット~4番スパットまでの4つのスパットに±1枚の幅で3球通しなさい

 

 

■スパットで9.6枚から10.4枚を通してポケット16.0枚から18.0枚の板目でポケットヒットさせなさい

 

 

お~!行ったじゃん

とか

あー1枚厚いねー

とか

仲間とあーだこーだ言いながら楽しめそうなツールでした

 

ちょっと時間かかったけど

テケテテッテッテッテー♪

和義はレベルが1上がった


最初は自分の感覚的な部分が明確になることに抵抗がありました

「ココがダメ」「これができてない」「こうしなきゃならない」なんて考えるとボウリングが苦しくなってしまうような気がしたからです

実際にデータを取ってみるとちょっぴりドキドキするけど楽しく投球データを取れました

投球データを見る時は小学校の時にもらった通知表を見るような気分良かった部分と悪かった部分を知ることができ全体的に真面目で楽しめるツールです

現状スペクトはものすごく良い仕上がりですがここが良くなれば最高なのにーって感じた点をあげます

 

①データ諸々をみるアプリは英語ベースなので完全日本語版が欲しい

 

②アプリが課題を出してくれるが英語なので英語力必要

 

③データを読み取って的確にアドバイスできる人

もしくはナビゲーター的な人が必要

 

①②はKEGELとABSが頑張って完全日本語版を作ればクリア

③に関してはまだ導入されたばかりの機械なのでデータを読み取ってアドバイスできる人がほとんどいません

現状はデータを取ったらプロショップKINTA改善点や今後の練習方法を聞いておくのが良いでしょう

 

ところで!

やたら投げ込んでたこのオジサマ

  • ただのボウリング好きのオジサマではなくKEGEL社の副社長でした
  • Mark Davis
  • マーク・デイビス

鼻が高っ!


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芦川和義

神奈川県横浜市「Drill処あしかわ」完全予約制ドリル専門店店主、一般社団法人 レッシュ・プロジェクト公認 マスター級トレーナー 「ボウリング レッシュ4スタンス理論 25%の共鳴」(ベースボールマガジン社 )を執筆 同理論を元にした、ボウラー向けのセミナーやレッスン、ボウリングボールのドリルをプロアマ問わず提唱しています。 また2015年9月TBSマツコの知らない世界をはじめ多くのTV番組に出演





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