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シューーーーーン
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外国のコーチ。
ナショナルチーム下地監督さんからのお誘い。
沖縄。
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行くでしょ!
海外に会いに行くのはなかなか大変ですが、日本に来てくれるならこんな機会はありません。 
世界的に有名なコーチ紹介
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ハイハイ
わかったからどいて!
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ジョー・スロウィンスキー氏
Joe Slowinski
日本の好きな場所はセブンイレブンらしい(笑)
資格・称号
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■USBCゴールドコーチ(最高位資格)
全米ボウリング機構(USBC)が認定する最高レベルのコーチ資格。彼が取得した当時、世界でも16名しか持っていなかったという非常に権威ある資格です。 -
■IBPSIA認定プロショップテクニシャン
ドリラーとしての専門知識も豊富
主な経歴・実績
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■大学ボウリング界の歴史的指導者
アメリカの「ウェバー国際大学」や「リンカーン記念大学(LMU)」のボウリングプログラムディレクター・ヘッドコーチを歴任。LMUの女子ボウリング部を全米屈指の強豪校へと押し上げ、2010年と2018年には全米最優秀コーチ賞を受賞しています。 -
■世界各国でのナショナルチーム指導
これまで40カ国以上で指導。ブラジル代表(2014年南米ゲームズ、2015年パンアメリカンゲームズ金メダル)、ベルギー代表(2022年EBFチャンピオンシップ金メダル)、直近ではフィリピンのユース代表チームをアジア王者へと導き、さらにはアイルランドやスイスの代表チームにも近代ボウリングのシステムを構築しています。 -
■「Bowling This Month」誌の看板ライター
世界的ボウリング専門誌に数多くの技術的・心理学的な記事を寄稿。日本でも『DYDS:とにかく肩を落とせ!』や『ツーハンドボウラーの指導法』など、複数の翻訳版電子書籍が出版されています。 - ■「USAボウリングメソッド」著者
日本でも2015年にベースボール・マガジン社から本が発売されている。
経歴凄すぎませんか……?
ただでさえ世界に数えるほどしかいない最高位資格「USBCゴールドコーチ」というだけでもヤバいのに、ドリラーとしての専門知識(IBPSIA認定)も超一流。さらに世界40カ国以上でナショナルチームをバシバシ金メダルに導いている。
そんな世界最高峰のトップコーチが、直接指導してくれるんですよ。期待で鼻息荒めに会場へ乗り込んだ松Pと芦川ドリラー。
ナショナルチーム、アスリートクリニックに潜入
私たちが参加したのは初日の途中から。
講義の詳細内容や使用された資料(画像・動画)は公開NGのため、内容はお伝えできないことご容赦ください。
講義では投球術、ボールのことからスペアの取り方、精神的なことを画像や動画を見ながら学びます。
① 初日:フォームチェックとジョーメソッド
初日はフォームチェックとジョーさんのメソッドに沿った投球練習をしていきます。現役ナショナルチームメンバーやプロボウラーも参加しています。
練習方法や、そのコツ、見本などを伝授してくれますが、おかしなとこには容赦なくNO!、素晴らしい所にはGOOD!が飛びます。
ジョーさんの代表的な表現に 「Drop Your Damn Shoulder」(とにかく肩を落とせ) があります。
同じ動作をするのにも、できる人とできない人がいましたがとにかく言われた通り試してみる、やってみる。
仕掛け人のナショナルチーム下地監督も選手たちの投球を見守ります。
ジョー氏の代名詞的メソッド「DYDS」の紹介
今回のセミナーでも飛び出した「Drop Your Damn Shoulder」(とにかく肩を落とせ)の頭文字をとって『DYDS』と呼ばれています。
ジョー氏の代名詞とも言える超有名な指導理論です。
「ただ正面を向いて投げろ!」という昔ながらの教えではなく、生体力学(バイオメカニクス)と解剖学に基づき、ボールを持つほうの肩を最初から落として構えることで、最も効率的で再現性の高いスイング軌道と強烈なボールモーションを生み出します。
ジョー氏がこの「DYDS」を激推しするのには、科学的に証明された明確な理由があるようです。
① スイングスロット(空間)の確保
肩を落として背骨を横に傾ける(側屈させる)ことで、肩の外側から腰の横にかけて、腕とボールが通るためのスペースができます。これにより、スイングが楽に自由になります。
② 最強のハンドポジションが自然に作れる
体が横に傾くことで、ダウンスイングの際に自然と手がボールの下(内側)に入りやすくなります。結果、無理に手首をこねなくても、プロのような力強いリリースと強烈な回転力が生まれます。
③ ファウルラインでの圧倒的なバランス
投球側に体が傾くことで、逆側の足(後ろに伸ばす蹴り足)が自然と体から離れた位置にスッと伸びます。これが完璧なカウンターウエイト(重り)となり、ファウルラインでピタッと止まれる最強のバランスを生み出します。
④ アプローチ中の「上下動・ブレ」の排除
アプローチの途中で体を傾けるのではなく、「最初から傾けておく」ことで、歩行中の頭の上下動がなくなります。視線がブレないため、コントロールが飛躍的に向上するのです。
「Just because(昔からの基本だから、とりあえずやれ)」ではなく、「Why(なぜそうするのか)」をここまで科学的かつ論理的に説明できる彼だからこそ生み出せ、そして世界中のトッププロがこぞって取り入れているメソッドと言えます。
過去に取材した際に撮影したPBA選手を見返してみると確かに肩が下がっている選手がとても多いですね。
【参考・出典元】
■Bowling This Month誌
Joe Slowinski氏 公式解説記事
Drop Your Damn Shoulder!
DYDSの基本概念、スイングスペースの確保、ファウルラインでのバランス向上について本人が解説しているメイン記事です。
At the Core of Fast Improvements and Higher Level Performance
セットアップ時から側屈(Lateral spine tilt)を作ることの重要性や、アプローチ中のブレの排除について生体力学的に解説しています。
② 2日目:知識の広さと深さに感動
2日目も座学と実技。
こんなことまで教えてくれるの?
ここまで考えなくちゃダメなの?
そうなってるの?
難しい部分もありますが知っていて損はないことばかり。ジョーさんの知識の広さと深さに感動です。
今日の実技も「肩を落として投げる。」
個人差はあっても変化してきました。理屈じゃなくて投げながら納得していく感じです。
③ 3日目:より深く考える座学と実践
3日目は、より深くボウリングを考える座学とレーンプレイを中心に実践的な実技。
二人一組で情報を共有して、課題を乗り越えていく練習です。
ボウリング歴30年以上のドリラーと、大学に入ってボウリングを始めた歴1年の「ゆうくん」と組んで課題に向かって挑戦します。
自分、チームメイト、オイルコンディション、どれも考えないとクリアできない内容なので、初対面でも、世代や知識量が違っても、お互いに協力して立ち向かいます。
どう見ても親子ですw
3日間の松Pの感想
「えっ?そのフォームで投げるの?無理でしょ」正直、最初はそんな心の声ばかりでしたが、変化したり何かを掴む受講者達を見て、私自身も変わっていきました。
「まずはやってみる、それから考える」
そこから新しい自分と出会えたり、自分では考えつかないことを練習することでボウリングの幅が広がり、今まで常識や基本と言われてきたことに捉われないようになるのだと思います。
何よりジョーさんが研究して勉強し、誰よりも熱い情熱を持っていることが伝わりました。
最初は戸惑っていたナショナルチームメンバーも何か掴んだようで、これからが楽しみです。
エナジックアカデミー
エナジックボウルには小中高生を対象にしたアスリートボウラーを育成するエナジックアカデミーがあります。
後半の二日間は、エナジックアカデミーアスリートクラスだけの贅沢なセミナーです。
今はまだボウリングのキャリアも短いので意味はわからなくても、この経験はいつか「これだ!」になるはずです。
ジョーさんに聞いてみた BY松P
セミナーを受講することも良い経験でしたが、私と芦川ドリラーそれぞれのインタビューも受けてくれました。

日本でもボウリング教室やレッスンするボウラーも多いですが、改めて「コーチの必要性」を教えてください。

ゴルフをこれから始めようとしたら関係者にも同じ質問をしますか?
ゴルフだと初めからコーチに教わるのが当たり前だけど、ボウリングもスポーツなんです。
何かを始めたら、成功したいなら、基礎が大事。
初心者であっても初めからコーチの存在が大事です。

その境目は本人次第で、ゲーム感覚が抜けないボウラーも多いかもしれません。

日本にはPリーグやJPBAといったプロレベルがあり、ナショナルチームがありますよね。もし、彼らのようなトップレベルのロールモデルがボウリングをスポーツとして扱わなければ、他の誰もスポーツとして扱ってはくれません。


例えば、私が最近スイスで指導を始めたグループでは、すでに文化的な変化が起きています。
彼らは練習を始める前に、必ず15分間のダイナミック・ウォーミングアップを行うようになりました。以前はそんなことしていなかったんです。

では、ボウリングには何が大事だと思いますか?

ですが、技術的な面で一番大事なのは「ボールのフィッティング」です。

技術や道具の面ではフィッティングが一番とおっしゃっていましたが、そこまで重要視される理由は何でしょうか?

なぜなら、人間の脳は常に「安定」を求めるからです。
もし、フィットしていないボールや、親指が動いてしまうような状態でスイングすれば、脳はそれを無意識に補おうとして「悪い動き(反応)」を身につけてしまいます。だからこそ、特に親指のテープの貼り方はとても大事です。私の息子が4歳の時も、私は彼の親指にテープを巻いていました。

日頃からテープはとても大事だとお伝えしていることもあり、私、けっこうテープの貼り方を教えるのが上手いんですよ(笑)
投球に関しては何かありますか?
テープの貼り方について
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松Pがみんなに伝えたい親指のこと
あれ?今日はなんだか親指が緩く感じるな~とか、きつく感じるな~って時ありませんか?でも面倒だからそのまま投げちゃってもいいよねってなっちゃう人はこの記事を読んでくださいね。サムホール調整の巨匠我らの松Pが詳しく調整方法を教えてくれてます。
続きを見る


今回はセミナーを通じて指導者として、とても勉強になりました。
ありがとうございました。

もっと聞きたいことがありましたが、インタビューできただけでも感激です。
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通訳してくださる上田暢子さんいつもありがとうございます。
ジョーさんに聞いてみた BYカズヨシ

さっそくですが、世の中には色々なコーチがいますよね。例えば「ひたすら10枚目を真っ直ぐ投げろ」とか「真っ直ぐ振れ!」みたいなことを何年間も言われ続けて、全く上達しなかったというボウラーから相談を受けたことがあります。
ズバリ、避けるべきコーチの基準ってありますか?

でも真面目な話、プレイヤーがまずすべきは「世界最高の選手たちが何をしているか」を見ることです。
ボウリングのスキルは一つの枠に縛られず、総合的に学ぶべきものですから。
もしコーチが「たった一つのことだけをやりなさい」と言ってきて、あなたが「いつまでそれをやればいいですか?」と聞いた時、「永遠にだ」と答えるようなら……そのコーチには「ありがとう、さようなら」と言って離れるべきです。

ジョーさんの教えは「とりあえずこうやれ」ではなく、「なぜそうするのか?」という事実や科学的根拠に基づいているので、僕自身も受講していてすごく腑に落ちました。

私がコーチとして一番やりがいを感じるのは、上達の壁にぶつかってボウリングを辞めそうになっていた人に「希望」を与えられた時なんです。
多くのコーチはこう押し付けます。
「とにかくこうしなさい(Just because)」
でも私は
「なぜそうするのか(Why)」を共有します。
ボウラー自身が「考える力」を持つことこそが、ボウリングをスポーツとして楽しむ上で非常に重要ですからね。


我々のような指導者の役割は、ただ答えを押し付けることではなく、ボウラーが自分で考えるための「知識」と「根拠(Why)」を提供すること。
共に課題を解決していくのが、本当のコーチだと思います。


ところで、皆さんのサイト名の「NAGEYO」って、日本語で「Let's bowl(投げよう)」という意味なんですよね?
ボウリングの楽しさや熱意が伝わってきて、素晴らしい名前です!

Thank You!
なぜジョー氏を沖縄へ?下地監督からのメッセージ
2月4日~8日まで、5日間の日程で沖縄のエナジックボウルサザンとエナジックボウル美浜の2会場でエナジックボウリングアカデミー主催による「ボウリングクリニック」を開催しました。 指導を仰いだのは、USBCゴールドコーチで“ボウリングクリニック”を世界中(昨年は27か国)で開催しているJoe Slowinski(ジョー・スロウィンスキー)コーチです。
彼との出会いは、2022年に韓国で開催された「2022 IBF 世界ユースボウリング選手権大会」で彼はフィリピンチームのヘッドコーチとして参加していました。 大会終了後のビクトリーバンケットで隣席になった彼とツーハンドプレーヤーによるバックアップでの投球やウレタンカバーのボール使用についてなど色々議論を交わしました。
そんな中、キーワードとなったのが「バイオメカニクス」です。 彼は文字通り体の動作メカニズムをボウリングの投球動作に取り入れ、ボールに効率よくエネルギーを伝達する方法を指導しているとのことでした。 それが正に私が長年試行錯誤してきたバックスイングトップからダウンスイング、フォワードスイングにかけて生じる腕の外旋を防ぎ、リリース直前までハンドポジションをボールの後方に維持できる手段と合致していると感じたのです!
「これは彼の実際の指導の中で学ぶしかない!」と思い今回の招聘になった訳です。
そこで前半の3日間は上級者向けレッスン、後半2日間はアカデミー生へのレッスンと2部構成で実施しました。 前半の上級者向けレッスンでは、座学でJoeメソッドの根幹であるDYDS(Drop Your Damn Shoulder)の解説と実践的なトレーニングプランの紹介、そして実技指導でのDYDSの実践、更にはレーンコンディションの読み方やレーンプレイなどを丁寧に指導してくださいました。
実技指導でのDYDSの実践で受講者のスイングやリリース直前でのハンドポジションがみるみるうちに改善されていく様はまさに驚きでした。 皆さん初速が上がりボールの威力が増したように感じました。
後半でのアカデミー生へのレッスンでは、アドレス時の身体の向きの作り方や姿勢にはじまり、フィニッシュ姿勢からの投球、1歩助走での投球、3歩助走の反復練習を指導していただきました。 これまでの指導とは全く違う角度からの指導で斬新かつ新鮮なものでした。
5日間、彼の指導を身近で拝見して是非これから私自身の指導に取り入れていこうと思いました。
さらにレッシュ4スタンス理論を通じてそれぞれのタイプにどうアプローチすればJoeメソッドとの融合が可能になるのかを松本プロと芦川さんにお手伝いいただき日本のメソッドとして紹介できる日を目指したいと思います。
下地賀寿守
エナジックボウル美浜の「アクションボウリング」
会場であるエナジックボウル美浜ではアクションボウリングCAM AIが設置されました。
これがね、かなり面白い。
投球してベンチに戻ってきたタイミングでオーバーヘッドモニターにたった今投球した動画がややスローで再生されボールの軌道も矢印で追ってくれます。
投球の軌道
レイダウン(ボールが落ちた板目)
通過したスパット
ブレイクポイントの板目と距離
球速
回転数
などの投球データと、自分の投球フォームをリプレイで確認できます。
「数字だけではピンとこない。」「投球フォームの映像だけでは見た目ばかりを気にしてしまう。」その両方を同時に確認できるこのシステムは凄いです。
エナジックボウル美浜へ行くことがあったら、ぜひ体験してください。
おわりに
最後は同期3人のスリーショット。
23歳、22歳、24歳でプロになり、現在も3人がボウリングに関わっているなんて嬉しい限りです。
ジョーさんを呼んでクリニックを実現してくれた下地さん、撮影やパワーポイントの準備、夕食会を開いてくれた丸山さん、ありがとうございました。
これからも一緒に投げよう、学ぼう。
Joe Slowinski SNS・Webサイト情報
ジョー氏の近況や指導実績、理論を深掘りしたい場合のリンク先です。
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Facebookページ「Bowling Knowledge」「Drop Your Damn Shoulder」
彼のメインの発信地です。世界中でクリニックを行う様子や、指導したボウラーのフォーム改善のビフォーアフター(証拠)を頻繁にアップしています。 -
公式Webサイト 「BOWLING KNOWLEDGE」
彼の理論やDYDSの資料などがまとめられているサイトとして世界中のボウラーから参照されています。 - Bowling This Month(著者ページ) https://www.bowlingthismonth.com/author/joe-slowinski/
彼が執筆したメンタル論やチームビルディング、技術論の記事一覧が読めます(英語だから翻訳して読んでね) - YOUTUBE Joseph Slowinski
練習方法、取り入れた選手のビフォーアフターなどが動画で一部紹介されています。


























