こんにちは松本妃永です。
今日は懐かしい写真を見ていただきたいと思います。
写真の人物が誰かわかったあなたはベテランのボウリング通(ツウ)ですね
ピンクシャツ&髭の外国人は米国PBAプロボウラーMike Aulby選手(マイク・オールビー)
- 親日家で紳士的なプレーに日本のファンも多い左利きプロボウラー
- ※Mike Aulbyの投球動画はコチラ
ディアドロップ眼鏡の男性、優勝回数22回永久シード権を持つJPBA10期生、故 保倉義孝選手(ほくら よしたか)
無駄のないシャープなフォームを今でも覚えています
そして今回の主役
写真センターに陣取る少年、保倉義孝氏の御子息、
そして38期プロボウラー保倉映義選手(ほくら あきよし)
- 1999年・38期 ライセンスNo:No.947
- 東京都出身1977年12月19日生まれ 右投げ
- ウニクス所属
- 優勝1回 KIRIN CUP OPEN2008
身近な存在であるお父さんがプロボウラーってどんな気持ちなんだろう?
そして二世ボウラーとなるきっかけと二世ボウラーになった今の想いとは?
松:
映:
- 松:
- 久しぶりー元気?
- 映:
- 元気です(・∀・)
※私の馴れ馴れしさは少年時代から知っているからです(・∀・)
- 松:
- お父さんのこと聞かせてください
- もしNGなことがあったら言ってね
- 映:
- 何でも聞いてください!
- 松:
- それでは
- 義孝プロは近寄りがたい先輩ってイメージしかないんだけど、お父さんってどんな人でしたか?
- 映:
父親としては嫌いでした
- 自由奔放だったんですよー
- プロボウラーとしては尊敬しています、複雑ですが・・・
- 松:
- 嫌いだったんだ!
- 他人から見るとお父さんが有名プロボウラーって羨ましく見えるけど・・・
- 自由奔放って?
- どんな感じ?
- 映:
家にはほとんど居ませんでした
- 一週間会わないとか
- すれ違いでしたね
- 松:
- お父さんの仕事がプロボウラーって知ってた?
- 映:
- 知ってましたよ
- でも普通のプロボウラーっていうか、優勝してるとか活躍してるとかは知りませんでした
- 松:
- お父さんが有名プロだと、その影響でボウリングを始めて、自然とプロを目指したのかと思ったけど違うの?
- 映:
子供の頃はプロになりたいとは思いませんでしたね
- ボウリングを始めたきっかけもピートウェーバーの投球を見てからなんですよ
- こうやって投げたいなぁーって
- 松:
- お父さんもカッコ良かったよ!
- 映:
- 本格的にボウリングを始めてからは父親のボウリングがカッコ良く見えましたが
- 小学生くらいまでは家に居ない父親をスゴいとかカッコいいと思いませんでした
- 松:
- ボウリングでお父さんから教わったことってなかったの?
- 映:
- :いろいろ教えてもらいましたけど話は合わなかったです。
でも、凄く印象に残っているのは
「手のひらに生卵を乗せて、割らないようなイメージで力を抜いて投げる」
ってことです。
- できないですけど
- 松:
- お父さんの華やかな時期とか活躍振りは覚えてる?
- 映:
- あまり印象にないです
- トーナメント会場にもあまり行きませんでしたし父親の優勝を見たこともありませんでした
- 松:
- 優勝を見たことないなんて意外だなぁ
- お父さん勝負強かったなー!
- なぜプロになろうと思ったの?
- 映:
- 父がトーナメントに出なくなっていた時期、
- 自分がプロになったら現役復帰してくれるんじゃないか
- と心のどこかで思っていたからかな
- 奮起してまた頑張ってくれるんじゃないかと
- 父にプロボウラーを辞めてほしくなかったんです
- 松:
- 残念ながら体調を壊して復帰することはなかったけど映義君が初優勝した時は喜んでくれたでしょ?
- 映:
- 優勝直後はバタバタしててすぐに報告できませんでしたが電話で「良かったな」って
- 同じ二世プロで酒井美佳選手(父、酒井武雄選手)、西村美紀選手(父、西村邦彦選手)が先に優勝していたので男子の二世プロでは絶対に一番始めに優勝したいと思っていました
彼のユニフォーム左袖には、幼少期嫌いだが尊敬する父のライセンスナンバーとイニシャルが刻まれ、プロになった現在、二人で共にボウリングに取り組んでいるようです
お話の中で
僕は
保倉義孝プロのファンです
こう語る彼がとても印象的でかっこ良くそして頼もしく映りました
自分のユニフォームと父親が現役時代に着ていたユニフォームを並べた撮影時は「こんな撮影、記念になるなぁ」って終始ニコニコ
- 松:
- NAGEYOを見てるボウラーの皆さんに是非アドバイスお願いします
- 映:
- 上手くなるには良き指導者と理解者に出会うことです
- 父親がPBAプロのランディ・ピーダセンと仲がよかったので彼の所へ2回ホームステイしてボウリングを教えてもらいました。
- 僕の指導者はランディだと思っています。
- そして理解者は西村邦彦プロです
- 子供の頃から可愛がってくれて父親代わりと言うほど困った時は助けてくれます。
- 松:
- 映義君はランディピーダセンプロと西村邦彦プロに出会えて良かったね
- なかなかPBAのプロに教えてもらえないよ
- 映:
- はい、良い出会いがあったのは父親のお陰なので感謝しています
- 松:
- どうしたら良き指導者や理解者と出会えますか?
映:
良き指導者や理解者と出会うのは運だと思います。
- 松:
運ですか・・・
- 良き指導者や理解者ってどんな人?
- 映:
- 技術だけではなくメンタル面も全て受け止めてくれる人ですね
- 話を聞いてくれたり相談に乗ってくれたり
- カッコ良すぎるかも知れませんが僕がお客様の良き指導者、良き理解者になりたいと思います。
- 松:
- そんなプロって頼もしい!
- 逆に良くないって言うか、こんな指導者はちょっと・・ってどんな人だと思いますか?
- 映:
- 型にはまった教え方、誰でも同じ教え方しかできない人はダメだと思います。
- 松:
- 私もそう思う
- みんな同じことできる訳じゃないからね。
- 週に5日ボウリング場に勤務しているそうですがプロボウラーとして感じることはありますか?
- 映:
- プロボウラーに憧れる子供達が増えていないですね
- 増やすことが自分の仕事だと思っています
- 子供達が憧れない業界に未来はないですから
- 1回でもボウリングをやってもらって楽しい思い出にして欲しいです
- 松:
- ボウリング楽しかったー!って言ってもらえたら嬉しいね
写真右の女の子はこれから始まる今年のプロテストに初受験する秋光 楓 さん(あきみつ かえで)
過去映義プロがランディプロ、西村プロの両人を師としたと同じく映義プロと運良く出会った師としウニクス南古谷店での練習に励む20歳、こちらの今後も楽しみですね
- 松:
- そうそう そろそろ2勝目じゃないですか?
- 映:
はい、今年は結果を出します!
- できれば今年中に2勝目を実現したいと思っています。
- 気持ちが入った投球、勝負根性を見てください
- 松:
期待しています
大人しくて細かった映義少年は逞しくなりましたねー!
父親を「嫌いでした」で始まった時は「この取材どうなるのーーー!?」って思いましたが良いお話聞けました
撮影協力
店舗名 | ウニクスボウル 南古谷店 |
---|---|
住所 | 〒350-0026 埼玉県川越市泉町1番地1 UNICUS南古谷内 |
TEL | 049-230-1700 |
営業時間 | 月~木曜日 9:00~23:30 金・祝前日 9:00~25:00 土・連休中日 8:30~25:00 日・連休最終日 8:30~23:30 |
休日 | 無し |
レーン数 | 30レーン |
駐車場 | 2,065台 |