ボウリングって奥深いですよねー
昨日出来たことが今日できない
スランプ状態からなかなか抜け出せない
そう思ってたら
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突然調子よくなる
そんな経験をボウラーなら持っているはず
うまい人にはヤハリそれなりのコツやポイントがあるに違いない、
そんなポイントやコツをボウリング界で経験豊富、しかも人材育成にも長けてるお二人に
「上達するために必要な事とは?」
を伺って参りました
お二人とは、 JPBA副会長 杉本勝子さんと、JPBA公認A級インストラクター 山本由美子さん
では山本さんから伺って参ります
意外と見ていないスパットを見る
- 7期プロボウラー
- 山本由美子さん
- 宮崎エースレーン所属
ボールが通過したラインの確認作業です
ボウリングが上達するには目標やラインにボールを通すことが大事ですってよく言われますね
その通す為の指標となるのがスパットですが、私の経験からするとこのスパットを見ていない方が結構います
教室で生徒さんは「スパット見てます」と言ってますが
投げる寸前までは見ていて、どこに通ったかわからないってケースが多々あります
スパットやラインに集中し、目標に通った通らないの確認作業は非常に大切です
狙ったラインに通せるようになれば、ヘッドピンに当たる確率も上がり、カウントがよくなりスペアしやすくなります
特にアベレージが180点未満の方はこれをテーマに練習して下さい
山本由美子
今年プロボウラー歴40年、プロボウラーの中でも数少ないJPBA公認A級インストラクター、さらに日本体育協会公認コーチ資格を持ち優しい笑顔でボウラーの相談に乗ってくれます
アナタは毎回狙ったスパットを通ってるか確認出来てますか?
山本さんの言うとおり、リリース直前までは見てるけど結果の確認まで集中して無い場合多々ありそうですね
2投目でもコンディションを感じる
- 4期プロボウラー
- 杉本勝子さん
- ISPS所属
上達するためには
レーンコンディションを感じること
そして、最適のラインを見つけ出しポケットへボールを集めることが必要です
最近は全ての残りピンをスペアボールで狙いに行くボウラーが増えてます
2投目でもレーンコンディションを感じる為、1投目のボールを使って狙うことをお勧めします
より詳しくレーンコンディションを感じるためには、1投目のボールを使用して、中目のコンディション、外目のコンディションを探ります
残りピンについては3-6-9スペアシステムを使うことをおすすめします
とは
3-6-9のルールに従ってスペアを狙う方法です
具体的に説明してまいりましょう
1投目の立ち位置、狙いのスパットは以下のとおりです
- ※あくまでも以下の説明例での立ち位置、狙いスパットです
- 各々その時々の立ち位置、スパットに置き換えてください
では残ピン毎に説明して参ります
①or⑤ピンが残ってた場合
ヘッドピンより左のピン
②or⑧ピン
1投目と同じスパット、立ち位置を右に板3枚移動
④ピン
1投目と同じスパット、立ち位置を右に板6枚移動
⑦ピン
1投目と同じスパット、立ち位置を右に板9枚移動
ヘッドピンより右のピン
この場合1投目の基準位置では無く⑩ピンがカバーできるラインを見つけ出す必要があり
その立ち位置、通すスパットをベースにして狙っていきます
今回は上記の位置が10ピン取れる立ち位置、スパットとします
※各々の場所を都度見つけて置き換えてください
⑥ピン
⑩ピンがカバー出来る基準スパット
⑩ピンがカバー出来る立ち位置を右に板3枚移動
③or⑨ピン
⑩ピンがカバー出来る基準スパット
⑩ピンがカバー出来る立ち位置を右に板6枚移動
但し、最近のボールは曲りが強いので⑥or⑩ピンに限りスペアボールで狙った方が良いでしょう
このシステムは、スペアを取るだけでなくレーンコンディション全体を把握できます
例えば、⑦ピンを狙うときはレーン中央のオイルの量や長さを感じられます、③・⑨ピンなどはレーン右側のオイルの状態や曲がり具合を感じる事ができます
この事から、1投目に狙うラインも見つけやすくなります
間違ってはいけないのが、使用するボールや、レーンコンディションにより、369システムが通用しないことがあります
そのような状況になってはじめて応用として、⑥⑩ピン以外もスペアボールで狙うというやり方に変更する方が良いでしょう
プロや上級者が、全てのピンをスペアボールで狙うのを見て、それを真似するだけでなく、状況を踏まえた戦術としてスペアボールを使用しているのです。
やはりスペア大事です
如何だったでしょうか?
やはりスペア大事です
練習方法に悩んでいた方、迷子になっている方、最近調子悪かったーなんて方は試して見る価値ありです
次回は誰に聞きに行こうかな?